青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

非常識極まりない新社長就任会見 

四十九日も経っていない中での紅白鶴丸をバックにした新社長の無神経

海保機の乗員が亡くなられてから四十九日目もたっていない1月17日。

日航の非常識がまた露見した。

「四十九日(しじゅうくにち)」とは、故人のご命日から四十九日に行われる「四十九日法要」忌中(きちゅう)に行う儀式の中で最も重要なものである。日本人のほとんどが仏教でお葬式を上げるから、誰もが知るであろうこの四十九日。海保機でお亡くなりになった乗員の四十九日も経っていない昨日、日本航空新社長の報道があった。

しかも、紅白鶴丸をバックにして、赤坂社長とバトンタッチ!と手を重ねながらである。そして、微笑む元TDA東亜国内航空出身者)の新社長、鳥取三津子氏(五十九歳)である。

trafficnews.jp

その会見では、今更ながら赤坂社長による海保機の事故発生への謝罪等があった。

また、事故で海保機に乗っていた5人の職員が亡くなったことについて、「能登半島地震の救援に向かわれる途中で大変痛ましい事故となり、心からご冥福をお祈り申し上げる」と話したにもかかわらずだ。その直後に、紅白幕の鶴丸印に囲まれて新社長就任を同時に行った。この無神経さに私は驚き、そしてあきれた。

会見で、新社長は「脱出させた客室乗務員を誇りに思う」と語った。

しかし、貴方はいくらTDAのCAだったからといって客室乗務員をこの場でほめるべきではない。この会見は社内の訓示ではない。あなたは全社各部門すべての社長なのである。つまり、今回の羽田炎上事故で、前方不注意や見張り義務違反に問われかねない社員もいる中、さらに新千歳空港にて、JAL子会社の運転ミスで他社の航空機を損壊させておきながら、のんきにそんな紅白饅頭のような会見をしてはならないことぐらい、わかっていないのだろか。無神経にもほどがある。

通常ならば、常識人ならば、事前に社内で記者会見話があった際、

「私は今社長就任記者会見をすべきではないと思います。まだ日航516便の事故原因も明らかになっておらず、さらに昨日の16日に日航子会社による運転ミスも発生しました。わが社の子会社が他社の航空機に迷惑をかけたのです。こういう時期に会見をするのはいかがなものでしょうか」

というべきなのは世間の常識である。

それもわからないような人物である。

社長の器ではないことは、この記者会見で露見した。

こんな会見を黙って聞いているマスコミもおかしい。

「女性社長誕生で素晴らしい」と書く人間がいれば、それはお囃子隊だ。

いいですか皆さん。

JAL機の追突事故で人が亡くなり、けが人も発生している中、紅白鶴丸をバックにしてにやけている場合でしょうか。オリンピック選手じゃあるまいし、手を重ねてバトンタッチとは、愚かであって非常識極まりない会見であった。

私は、またこの日航という会社の世間知らずのおめでたさが出たと思い、愕然とした。

 

逃げるな!赤坂社長 隠れるな!植木会長

そもそも、吉備素子さんが情報開示裁判を行う前の準備段階において、相手方は植木義春代表取締役会長であった。そのとたん、植木氏は代表権を自ら外した。つまり植木氏は逃げたのである。そして実際の裁判では、代表権のある赤坂祐二氏、清水新一郎氏が相手方となった。

最高裁では、日本航空株式会社の代表者として赤坂氏、清水氏両名の住所氏名が明記された。

今回、植木氏はそのまま退任という形で完全に逃げた。そして、目くらましのように、鳥取三津子氏が代表取締役社長となった。

さらに、最高裁での裁判のみならず、今から明らかになる「日航516便の事故原因」における日航パイロットの前方不注意が明らかになった場合に備えて、植木氏は同じパイロットとしてマスコミにも追及されることを想定した。

そこで頭を下げての記者会見や引責辞任は、自身の親から譲り受けた芸人根性としてカッコが悪くて耐えられないと思ったのだろう。いまならばまだ、責任を取って辞めさせられたとはならず、自主的にやめたことになり、満額の退職金が出ることを優先した。そして自ら退任し、その代わりに人身御供のように鳥取氏を社長に据えた。東亜出身ならば、JAL出身者ではないので、何かあればレベルの低さや能力も含め本体のイメージは傷つかないという魂胆らしい。この時期に新社長就任会見を行ったことには、こういう裏がある。

以上が、内部からの情報も併せての私の推察である。

さらにもう一点,重大なことをお伝えする。

いいですか、皆さん。

植木元会長が、そのままJAL財団理事長の椅子に座り続けて、政治家への裏金や協力者への謝礼等の現金引き出しを行わぬよう、このままこの財団から年収一千万円を財団からもらい続けていかぬよう、ご注意ください。当然のことながら、JAL財団の理事長職も辞するべきだ。裁判から逃げた以上、本体の相談役に残ることも許されない。

以下、JAL財団名簿である。(JAL財団公表)

https://www.jal-foundation.or.jp/commonY20/about/pdf/yakuin_2023july.pdf

この財団は、日航が2010年1月19日に多額の負債を抱えて倒産したときに責任を取って辞任した西松遥氏(当時の日航社長)も、実はこの財団の理事長として高額収入を得ていた。つまり、社員の首を切りながら自分はこっそりお金をもらい続けていた不透明な財団である。

「秘密裏に裏金を渡す財団はいつも隠れ蓑になる」と弁護団は語っていた。

ちなみに余談だが、政治家(公務員)に金銭を贈る贈賄罪(刑法198条)は、いくら会社のためとはいえ民間人の個人も罪に問われる。例えば訴訟取り下げの便宜やわいろもそうである。収賄罪(刑法197条)は受け取った公務員、国会議員も当然罰せられる.

航空券は有価証券である。無料航空券だろうと割引航空券だろうと有価証券であり第三者に譲渡することは出来ない。

東京地検特捜部にはぜひ頑張っていただきたい!

 

***

昨日、誰もがえ~!この時期に???と思ったことでしょう。植木氏は、自分が逃げることで精一杯だったのだろう。彼は本当に元機長だったのか?無責任で卑怯な退任を装った逃亡劇だ(日航OB内輪話)。

マスコミ対策にたけていると自負する植木氏も、口先ばかりだからこそ、死亡した方々の四十九日まで気が回らなかったのだろう。

なお、この新社長は「東亜国内航空に1985年入社し、御巣鷹山墜落事故はしっかりと記憶しており、安全運航に努めたい」と語った以上、口先だけは止めていただき、最高裁を待たずして、自らボイスレコーダーを公開すべきであろう。そうでなければ、それは嘘の会見となる。

それとも、植木会長による傀儡(かいらい)経営か?

追突したJAL機で死亡した海保機乗員の方々の四十九日も待たずに、その程度の非常識な会見を行った新社長のもとで、この会社の行く末を皆さんでしっかりと見定めましょう。