青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相ー青山本は真実を語り続ける

産経新聞による偏向報道の証拠

なぜ産経新聞は7月20日の参議院議員選挙の前に、私への取材を記事にしないのか

産経新聞は、新聞社の使命として公平で正確であるべきにもかかわらず、元公務員たちによる私的団体の、しかも勝手な言い分を一方的に主張した記事を掲載した。

そのうえ、6月11日に私と吉備素子氏の弁護団長で私の代理人弁護士の三宅弘弁護士にも取材をしながら、それをいまだに記事にしていない。

これは重大な問題であって由々しき事態であることに、皆さんは気づかなければならない。なぜならば新聞社が、特定の組織を票田とする佐藤正久参議院議員個人への応援ともとれる、偏向記事を書いたことになるからである。

「いいや、そうではない」と産経新聞が主張するのならば、なぜ、いまだに記事にしないのか。

なぜ参議院選挙前に、私へのインタビューを記事にしないのか。

なぜ、このまま放置しているのか。

これを見ても、産経新聞は意図的に、参議院選挙のための記事を出したことが明確である。これは新聞倫理にも違反している。しかも、遺族の許可もなく個人の墓を拡大して掲載したことは、人権侵害にもあたる。

小田さんと吉備さんは、今、怒り心頭である。

www.pressnet.or.j

 

産経新聞が、参議院選挙前に私の意見を記事にしない、これこそが、自らの偏向報道を認めたことになる。

あの記事を通じて、元公務員たちの私的団体を恣意的に持ち上げ、その結果、自衛隊やその関係者たちの票を集めるために、佐藤正久氏の出身母体の自衛隊という、しかも元公務員の私的な組織に、新聞社が個別に加担したのである。

広く国民のための国会議員としての自覚も欠落する行為である。

これこそが、新聞報道と特定議員との癒着であり、特定の元公務員が首謀する団体と、新聞社との癒着ともいえる。

どこが公共的な新聞なのか、どこがジャーナリズムなのか、恐ろしい限りである。こういった新聞を通して間違った投票行動をしないように、私たちは十分に注意をしなければならない。

なお、その記事内容に明らかなデマ発言が含まれている点については、すでに産経新聞の奥原記者に説明した。

新刊本の「40年の真実」にも丁寧に書いておいたので、そちらを読んでいただきたいが、デマ報道は訂正しなければならないにもかかわらず、いまだに報道されていないため、ポイントだけ書いておきたい。

  • 自衛隊が「正確な位置をつかむのは難しかった」という主張はデマ

長野県消防防災課記録に「19時32分に消防庁総務課から通報、自衛隊が墜落場所確認済み」、「22時35分 自衛隊情報を県警から受け、北緯36度02分、東経138度41分が墜落現場」と明記されている。さらに長野信濃毎日新聞に8月12日(月)の号外で「墜落現場は上野村」とある。よって、自衛隊自らが長野県の消防に通報しており、サンケイ新聞での渡辺修三氏の発言は明らかな誤りである。「日航123便墜落事件―40年の真実(7月3日発売予定)」に、その証拠記録を掲載中!

  • 墜落前のファントム戦闘機2機は、現役自衛官と一般人複数の目撃によるものであり、墜落前には飛ばしていないという発言はデマ。

群馬県警察本部警務部編の「上毛警友-日航機墜落事故対策特集10月号(昭和60年10月発行)」において、8月12日の当日、第12偵察隊(相馬が原)の一等陸曹の現役自衛官が、日航機墜落時刻の18時56分よりも16分前の18時40分に、上野村近郊の東村を飛行する航空自衛隊ファントム機二機を目撃して群馬県警察記録に残している。これも含め、実名の目撃情報やそれを裏付ける文集もすべて裁判の証拠採用となった。公式記録にないからといって、目撃者の情報を否定することは出来ない。

本文等を拙著で掲載中!

  • 機長の制服未発見に関する情報

遺体収容は、陸上自衛隊のヘリコプターによって遺体安置所に運び込まれた。検死医師、検視に立ち会った看護婦の証言からも機長の制服は発見されていない。実名証言での看護婦が見たことは客観的な検視報告書からも明確になった。

当時の現場写真から、山頂から陸上自衛隊ヘリで搬送していたことがわかった。つまり、一つの可能性として、そのヘリ内において機長の制服を取り去ったということが考えられ、それは医師たちが証言してくれた内容と合致する。よって、マスコミや警察などがいるからそんなことは無理ということは、単なる論旨のすり替えである。

現場写真は拙著に掲載中!

  • 専門家による科学的分析と検死医師による見解

墜落現場の機体融解物を大学研究機関で分析した結果、ガソリン成分(炭素数4~10)と高分子ポリマー、ゴム、クロロフォルム成分も検出されたため、武器燃料の使用の可能性を示唆した。武器燃料は、ガソリン、ナフサにゴムと高分子ゲルを混ぜることで長時間燃焼させるゲル燃料であり、ガソリンとタールを混ぜたような臭気がする。

それが朝まで燃えて臭かったという消防団の証言とも合致する。ちなみにジェット燃料は灯油の匂いであって安全性が高く搭載量も3時間分しかなく、朝まで燃えない。消防団のメンバーも凄惨な遺体は見慣れており、特に臭いには敏感である。

炭化遺体は、検死医師で解剖を担当した古川研教授が、「二度焼いた痕跡がある」「骨、筋肉の炭化が著しい」と書いた論文をもとに、群馬県警察の遺体写真等の公文書を参考にした。湿度70%で連日夕立の夏山に放り出された遺体の近くの紙類、カバン、ぬいぐるみは焦げた程度であって炭化するまで燃えていないことも不自然であった。人体だけが黒い炭となっていた。特に山頂付近は細切れの遺体が多く、さらに墜落直前に木に衝突したと事故調査報告書に書かれている第4エンジンが木っ端みじんとなっており、単なる墜落では整合性がつかない。

なお、墜落現場から発見された遺物の火炎放射器の成分は、大学研究機関の調査結果と合致している。燃焼の専門家の提示した決定的な証拠写真を新刊本に掲載中!

 

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とりあえず、他にもたくさんありすぎますので、この辺で。

ぜひお手に取ってお読みください。誰もが納得する内容だと高い評価を受けております。心から感謝いたします。

最後に一言

裁判で必死に闘った吉備素子氏は、自身の証言もフェイクといったこの佐藤正久氏の言動は、検閲に匹敵し、民主主義に反するものであるとして、絶対に許せないということである。

また、図書館には様々な論説があって当然であり、政府の見解や一部の自衛隊幹部の言い分に寄り沿い、偏った書籍だけが選定図書になれば権力にすり寄る本ばかりとなって、このほうがよほど危険な国になる。

異常なほど、反論にもならない反論をする元幕僚長らは、何かやましいことがあるのだろうか。すぐに感情論にもっていこうとするが、この事件を感情論で語ってはならない。520人の命の問題である。戦争のように、敵か味方か、という話でもない。

そして、いらぬ対立を生むような発言は謹んでいただきたい。ネットでの誹謗中傷を含む元幕僚長らの議論にならない議論は、冷静さを欠いていると思われる。

私は、当時の自衛隊の方々の証言からも検死医師による客観的事実やその検出された成分が物語る事実を確信した。

それを単に、「ありえない、自衛隊員への冒涜だ」とすりかえてしまう発言は、逆に無責任であり、死者への冒涜となる。なぜならば、検死医師は「死者の声を聴く」ことに専念しており、私は研究者として世の中にそれを伝える使命があるからだ。それを封じたいがために感情的に叫びたいのだろうが、そうやって、事実を隠したいのだろうと言われても仕方があるまい。これらは隠蔽者の手口でもある。

今回の新刊本では、当時の現役自衛官たちによる1985年12月に結成した、現場から真相究明をする組織の内容のうち、その一部を掲載した。私はそのような彼らと出会い、その真摯な心を聞いて、ぜひとも読者に伝えるべきだと思ったからである。現場での体験が、実に不可解だったことを語ってくれたからである。かれらこそ、本物の自衛官たちである。

その元自衛官たちの「声なき声」をぜひ聞いてほしい。私の本を通じて広めてほしい。

その声を聴かずして、上官たちが都合勝手に言い訳をしてはならないのである。

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皆さん、余談ですが、久しぶりにオリバーストーン監督、ケビン・コスナー主演 のJFKの映画を見ました。ああ、これが現実なのだと痛感しました。真相究明を求めれば求めるほどいわれなきバッシングを受ける、そして真剣に取り組んで情報開示を求めれば求めるほど、それを拒む勢力と闘うつらさも私と同じだ共感しました。

ぜひ皆さんも、じっくりと鑑賞してください。すでに見たという方も、今こそもう一度、この映画を見てください。

政府の見解と異なる論を主張する困難さもさることながら、真実を追及する人間に対してその事件に関係する人間や軍人、官僚、政治家、それと結託したメディアが、意味なく茶化して陰謀者とレッテルを張る。その手下がまるで反社のように、個人を特定しようとする。出版社に嫌がらせをしてくる。ネット上でこちらをまるで偽物のように言いふらすことで、逆に本人から個人情報を聞き出そうとする手口。そして、成功報酬として金をもらう人間の言動。すべてがお見通しであることがわかります。

私を知りもしないくせに、勝手にフェイクの情報を流す。

ネットでの非常識な言動を繰り返す人たちは、あのJFKの時代と同じだと思いました。

組織的に集団で金銭で依頼された人。悪意をもってわざと知っていて知らんふりをする人。

私や弁護団、墜落原因に疑問を持つ遺族を、自分の損得勘定でバッシングする人。

これらは反社会人物と同じであり、反社会的組織です。オレオレ詐欺師のやり口とまったく同じです。読者の皆さん、悪意ある程度の低い人間には一切関わらないようにしましょう。

 

読者の皆様、応援をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

第8作目出版のお知らせ デマを吹聴する人が多いほど、それは真実を語っている証拠となる

第八作目が読者の皆様のお手元に届くことに大変嬉しく思います。

日航123便墜落から40年目の今年、森永卓郎氏の遺言を胸にして第八作目を

書き上げることが出来ましたのも、皆様の温かいお心とご支援によるものです。

心より感謝申し上げるとともに、ぜひドンドン広めて下さることを願っております。

思い返せば、第一作目の2010年から15年が経ちました。

正直申し上げて、一つの事件をここまで深く掘り下げて、ご遺族と共に裁判の

証拠となるほどの本を書き上げるとは、まったく予想しておりませんでした。

皆様のご支持があってこそだと思っております。本当に有難うございます。

今回は冒頭に、森永卓郎氏から頂いたメールの内容を掲載いたしました。

 サンケイ新聞の無知な記者による誹謗中傷記事や、ネット上のデマ拡散も醜いものですが、さらに参議院選挙を前にした国会議員による自身の票田のための暴言に立ち向かう勇気が出たのは、ひとえに森永氏の励ましの言葉のおかげです。私はその言葉を机の上に張り付けて執筆いたしました。

そして、私にしかできない使命として遺族の声を聴き、元自衛官の声、521人(胎児も含む)の声なき声に耳を傾けて書く決心をいたしました。

また、ご主人と離れて貨物室で死亡した愛犬の声も聞こえてきた気がします。

本来ならば真正面から審理しなければならない司法も逃げ、政治家も避け、

マスコミは見て見ぬふりの状態です。果たしてこれでいいのでしょうか。

死ぬまでにこの事件の真相を知りたいと願い続けてきたご遺族の思いを40年も

無視し続けてきたのですから、これでいいはずはありません。

そのような中、多くの読者から励ましの声を頂きました。

拙著を手に取り、図書館で読んでくれている市民からの激励の手紙や会合が

支えとなりました。どうぞお手に取ってお読み頂きまして、感想など

お聞かせいただければ幸いです。

真実を語る人間に対するバッシングは、いつの時代もよくあることです。

これも第八作目の「あとがき」に書かせていただきました。また、産経新聞がいかにデマ記事を書いたかについても、その主張をすべて客観的証拠をもとにして、新刊本にて論証しております。

ちなみに私は三宅弘弁護士と共に、6月11日に産経新聞の奥原慎平記者に会いました。そこで、私の現役時代の写真、博士号写真、安倍総理夫妻との3人の写真、加藤紘一氏と山下徳夫氏との写真、森永卓郎氏と共にシンポジウムを行った際に撮影した写真などすべてをお見せしながら、2時間以上、取材を受けました。

その際、産経新聞の5月1日の記事は著しく新聞倫理違反であり、不公平、不正確な内容であることを伝えました。三宅弘弁護士から、拙著の裁判での証拠採用や法的根拠についても話をしてもらいました。そして、元幕僚長らの単に私的な会合だけを取材して、いかに一方的な言い分を書いたのか、いかに取材方法が間違っていたのかについても話をしました。あれだけ大きな記事であれば、事前にこちらに取材をしてから、双方の意見を書くのが当たり前です。それを、後ろから殴りかかるような記事であって、それだけではなく、その内容に間違いが多いことも指摘しました。

また、日航123便で自分の息子、娘、甥、姪、義理の妹の5人も墜落死させられた遺族の、しかも個人の墓の写真を事前に許可なく勝手に撮影して、それを拡大して掲載したわけです。

無許可でのそのような新聞掲載の仕方は、新聞協会の掲げる倫理違反であることは明らかです。

いまだに記事にしようとしないわけは、こちらの言い分が元幕僚長らよりも正しいことが明確にわかったからです。それであっても、こちらへの取材をもとに、記事を書くべきです。このままでは産経新聞は世の中に対し、新聞と名乗る資格はありません。

ネット上でも、個人のブログで、無神経にも平気で遺族の墓の写真を掲載している人たちがいますが、これも違法行為です。違法だとわかってやっているならば、故意犯で、罪が重くなります。そして、それを出しているその人間が陰謀論者ともいえましょう。

そういう人たちがネット上で、誹謗中傷やデマを流すという構図を見て、皆さんはどう思いますか。こうやって、墜落原因に疑問を持つ遺族を貶め、いくら私個人を攻撃したとしても、公文書が消えることもありません。

逆に、読者の皆さんは、「ああこの人たちが必死に隠そうとしている、だから本当のことなのだ」と気づくわけです。

過去を見ても、不都合な真実を語る研究者や市民、そして遺族に対してもバッシングをする人たちは、すべて自分にとって不都合だからです。歴史が証明しております。

今、参議院選挙も始まりましたので、それに便乗して、自民党自衛隊や防衛産業で利益を得ている人や、元機長を名乗るJALからお金をもらって活動する人間やらが、私個人をいくらバッシングしたとしても、異常外力着力点が消えるわけではありません。

つまり、公文書を元に、確実な証拠をもとにして論を張っている人間を、いくら個人攻撃しても、それは逆に、「ああ、こういう人たちが、日航123便の情報開示を妨げて隠蔽しようとしているのだ」と、世の中に知らせていることにすぎません。

いまだに、ひぼう中傷を繰り返す人たちも、いい加減にそれぐらいわかったらどうかと思います。

ユーチューバーの中でも、まっとうなことを言う人を攻撃して消し、デマを吹聴する人をサクラ隊が持ち上げて、再生回数を稼ぐ人たちがいます。

この日航123便をネタにして、遺族や私をバッシングすることで金銭を得て、再生回数を稼ぐという人たちのやり口は、実に醜い行為です。

それで何がこの国の未来とか、国益というのでしょうか。

拙著で取り上げた、50年以上前のフランス空軍によるエールフランス航空の誤射についても、当時のトップがテレビで謝罪しました。だからといって、フランスの国益は損なわれません。むしろ、正直に話す軍隊のトップに対し、よく言った、と国民は信頼を寄せるのです。

私に対してのみならず、墜落原因に疑問を持つ遺族をいくらバッシングしても、それは逆に宣伝効果にしかならない、むしろ、元自衛隊の幹部らに不信感を持つだけです。

いくら私の経歴を見ず知らずの人間が否定しても、取材で会った記者たちや講演会に出席した方々は、ああ、また個人攻撃をしてもみ消そうとしている、とわかっているわけです。もしもその情報で騙されるとしたら、無知で本を読まない無教養の人だけでしょう。

ネット社会でバッシングをすればするほど、真実を語っている人なのだと思って頂き、大変光栄です。

読者の皆さん、どの人間が嘘つきなのかを見極めるいいチャンスですので、じっくりと見定めてください。

そのためにも、第八作目をお手に取って、じっくりとお読み頂ければ、これほどうれしいことはございません。

応援のほど、よろしくお願いします。

青山透子 出版記念の日にて

 

追記 遺族の吉備素子氏は、石破茂総理宛て、佐藤正久議員あて、中谷元議員あてに、すでに抗議文と面談の要望書を提出しています。ところが、一切無視をされています。

自衛隊員幹部の声ばかりを掲載した産経新聞もそうですが、墜落原因に疑問を持つ遺族の声すら無視をするような政治でいいはずはありません。

その声を「明らかにする会」のHPにある佐藤正久議員への抗議のページで公開しますので、こちらもお読みください。

jalflight123.wixsite.com

 

 

日航123便墜落ー真相究明に政治の言論封殺 「紙の爆弾」雑誌にインタビュー掲載中

日航123便墜落ー真相究明に政治の言論封殺

数年前、私は元外務省職員で外交官、防衛大学校教授でいらした孫崎享氏と、ご自宅でお会いした。拙著を高く評価していただき、その後も何度かメールのやり取りなどをしていた。

孫崎氏は希少価値のチベタンペキニーズ(スパニエル)を飼っておられたが亡くなったということで、奥様も交えて愛犬の想い出話をした。ちょうど私の飼っていた大型犬も14歳で亡くなったこともあり、同じ愛犬家として孫崎氏のご夫婦と親しみを感じたのである。その孫崎氏のつながりで雑誌インタビューを受けることになった。

佐藤正久議員による暴言、「墜落の新事実」に載せた遺族の吉備さんの重要な証言をフェイクということへのインタビューであった。

本日発売の「紙の爆弾」7月号に掲載中である。この雑誌の名前は少々過激だが、中身を読めばかなり知的で充実した雑誌だとわかる。私はこの雑誌の6月号に孫崎氏が掲載した「中国脅威論をばらまく犯人は誰かー日米地位協定は変えられる」を読み、即座に取材を受ける決心をした。私と孫崎氏が共通して思うことは、これは思想が右とか左とかということでもなければ宗教的なことも一切関係なく、客観性の有無と人間の知性と教養の問題なのである。

現在、7月号に「日航123便墜落ー真相究明に政治の言論封殺」というタイトルで、私へのインタビュー記事が掲載されているので是非お読み頂きたい。

 

以下が私のインタビュー掲載の雑誌のホームページ  

Web紙の爆弾-HOME

Web紙の爆弾-最新号に寄せて

まず、インタビューを受けるにあたり、私は自分のクルー時代の写真をお見せし、次に博士号のガウン姿の写真を見せた。

そうすることにより、誰が嘘つきか、どの人間が変なことを言っているのかを明確にするためである。

さらに、今まで日航123便に関して、お会いした方々と自分の経歴を話してから本題に入る。ちなみに、私がお会いした要人と一緒に映った写真もお見せした。要人とは、当時の防衛庁長官加藤紘一氏、当時の運輸大臣山下徳夫氏、元上野村村長の黒澤丈夫氏、作家の大江健三郎氏や立花隆氏、さらに安倍晋三夫妻との写真や安倍氏御巣鷹慰霊の園に行った時の写真、首相公邸に遺族の吉備さんと群馬県警察医の大國勉氏をお連れして話をした時の写真も見せた。すべて事実である。

また私の本の論拠となった検死遺体写真や資料の一部、大学の研究機関での調査結果も提示した。さらに、デマを吹聴する人たちの正体がわかるJAL関係者による内部告発文書、情報開示文書などをもとに、編集者も立ち合い、2時間以上話をしたうえでのインタビュー記事である。ぜひ雑誌を手に取り、じっくりと読んでほしい。

その中で、元陸上自衛隊幕僚長らが、非常識にもいきなり公開質問状というものを送ってきたことが話題となった。私からの回答は、2月13日付けで私の代理人弁護士の三宅弘弁護士を通じて郵便局の内容証明郵便にて送付済みである。

それにもかかわらず、ネット上で、回答を得られなかったとワーワーと騒いでいると聞いた。ワタナベケンタロー動画にも出て騒いでいるらしい。そこで、その回答済み内容証明郵便もお見せした。従って「回答なし」はデマである。ワタナベケンタロー氏も、こういった偽りを言う人たちを自分の動画に出すことは、いままでのまっとうな視聴者を無くす一方であろう。本当に残念であるし、もっと注意深くならなければ支持されなくなる。

ちなみに、彼らの質問内容は、私の7冊の本にすでに記載されていることばかりであった。私の本の巻末資料も読まず、そこに書いてある意味も理解せずに、自分たちに都合よく単に切り抜き、ちゃちゃを入れたようなものであった。つまり、例えると、教科書をまったく読まないで宿題も予習もやらずに、授業中に「先生わかりません、質問です」というレベルなのである。所詮、自分たちの言い分を通したいから文句をつけたいということが見え見えの質問であって、それで彼らは動画収入を得ているのだから困ったものである。明らかに自己中心的であり、作家に対する礼儀すらなく、他の作家に同じことをしたら完全に無視されるのは当たり前である。

本当に自分たちが理解できないのであれば、まずインタビューの手順として、アポを取り、会って下さい、というべきである。それをいきなり公開質問状とは失礼千万だと、いくら素人にも程がある。雑誌の編集長とそんな話も弾んだ。

こちらは裁判証拠として提出出来るものを弁護団と吟味しながら書いたものであって、膨大な研究資料を多角的に分析をして書いている。それをろくに読まずに質問されても、次回作の執筆で忙しい中、困るのである。もっといえば、いちいち礼儀知らずに答える必要もない。

しかも、元幕僚長らの「JAL123事故原因究明の会」宛ての住所には誰もおらず、実態もなく、何度も郵便局が戻ってきた。最後は、わざわざ弁護士事務所からもう一度送ってあげた。ようやく郵便局から受取の証明が届いたが、そうしないと、回答を得られなかったと言いかねないからだが、案の定そうだった。

こうやって、一方的でいい加減な質問に対し、こちらはお金を払って内容証明郵便にまでしてあげたのに、回答無しと言われる筋合いもない。

そこに書かれた内容が自分たちにとって不都合だからだといっても、その内容をもって「回答」とするのが世間の常識である。「青山氏から回答はあった、だが自分たちはそれが気に入らなかった」というべきである。このような常識が通用しないのであれば、これ以上、私に付きまとわないでいただきたい。ストーカー並みの誹謗中傷や言いがかりは、けして許されない。それぐらいはお分かりであろう。

ちなみに、私の熱心な読者が気をきかせて、「この質問には、この本のこのページを熟読すればわかりますよ」という具合に、その元幕僚長のためにわかりやすく書いたものを送ってくれた。私の読者は、私の代わりに教科書の読むところを教えてくれたようなものである。それをネットで公開してあげてください、ということであった。

さすが、私の読者のみなさんは良く読んでおり、レベルが高いと思った次第である。

 

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さて、ようやく8作目の新刊本が完成する。これは、森永卓郎氏の遺言としてどうしても完成させなければならなかった渾身の作品である。

天国にいる森永氏とともに、世の中に送り出す覚悟で仕上げた。とても喜んでくださるに違いない。

どうぞお早目にご予約のうえ、ぜひお手に乗ってお読みいただきたい。

 

 

なぜ本を片手に叫ぶ佐藤正久議員の写真を差し替えたのか??サンケイ新聞に公開質問状

本日、私のコメントを出したサンケイ新聞の記事を確認し、リンクを張ろうとして驚いた。

なんということだ。佐藤正久議員が私の本を片手に叫ぶ写真が消えていた。

代わりに御巣鷹の尾根で手を合わす人の写真に差し替えてあった。

これは一体どういうことなのか?

これだから、ネット記事は嫌になる。不都合が生じればサッサと消すのだ。

そして、いつのまにか、その佐藤議員の写真はなかったことにされる。

御巣鷹の尾根に写真を差し替えた理由は何か。私は聞く権利がある。

政治部の記者であれば、堂々と答えていただきたい。

www.sankei.comn

なぜ、佐藤議員が私の本を片手に叫ぶ写真が消えたのか?

皆さん、これが現実に起きていることを実感していただきたい。

いつのまにか、不都合な人たちに「あれ?佐藤議員はそんなことやっていない」と言われないように、そして、これも「それって陰謀論だ」といわれないよう、

佐藤議員が本を片手に叫ぶ映像は、皆さんのスマホで残しておいてください。

私の読者のユーチューバーの方々も、「佐藤議員は本を持っていなかった」という陰謀論が出てこないように、しっかりとご自身の良心に従って証拠写真を保存して下さい。

注意事項としては、後から、誰かが、お金をもってきて、いろいろと屁理屈をつけて、写真を取り下げさせられないよう、自分でしっかりと保管しておいてください。法廷では役立ちますので、その証拠も残しておいてください。紙でも残しておきましょう。

実はこういった方法で「自衛隊誤射」報道の映像がネット上から消えていったのです。

 

それにしても、これで陰謀論と叫ぶ人間たちが、当時の不都合な関係者だったと確信した。テレビやネットという映像のメディアは、不都合なことは消して、都合よく後から差し替えてきた。これらは、誰かの依頼のみならず、自分自身の出世のため、保身のために動いてきた。

つまり、フジテレビのように、女子アナを差し出す代わりに有名タレントの不祥事や暴行事件をもみ消すとか、過去も、そして今でも平気でしている証拠である。

 

1985年8月12日のあの日、深夜に「自衛隊員が射殺されたもようです。」、その5分後に「先ほどの自衛隊員射殺報道は誤報でした」があった。

民放のバラエティ番組の途中にテロップでも出た。私が最初の本を出版する際、編集者と一緒に確認をした2010年のユーチューブ映像にもそれはあった。

それがなぜ、忽然と消えたのか?

そしてなぜ、いまになって、これが「陰謀論」となるのか?

テレビ局にいて当時報道に携わった人たち、最低でもアナウンサーは知っている。

池上彰さん、あなたはあのニュース報道の現場にいましたね。私の読者は当時のあなたの映像を残している。DVDで送ってくる。しっかりと映っている。こういった池上氏のような生き証人が、その後一体、なにをしてきたのだろうか?

まさか、今でもメディア各局に出演しているのは、その生き証人が証人せず、口を閉じたままだから重用されるのではあるまい。よせられた複数の証言者からも、池上氏が口止めをしたと聞いたが、それでジャーナリストを名乗れるのだろうか。

今後、ビックリ世界仰天ニュースのように、サンケイ新聞のように、いきなり私たちを陰謀者扱いした人たちの作る番組や報道は、すべて放送倫理委員会に訴える。

スーザンさんも英国で訴えるそうだ。

なぜならば、いつも一方的にこちらを非難し、メディアが一部の利益の代弁者と化しているからだ。弱者の声を拾わず、弱者の叫びを無視し、都合の悪い遺族を出演させないからである。

そうでない、というならば、NHKは、美谷島氏ばかりを出さずに、吉備素子氏、小田周二氏、そして英国人遺族のスーザンさんを出す機会を与えていただきたい。

これこそがメディアにおける公平なアクセス権であり、偏向報道を防ぐのである。

自衛隊員は上に立つ人間ばかりではない。私は一言も、彼らを非難していない。積み重ねた事実のうち、仮説として提示したにすぎない。

むしろ、現場で働かされた悲痛な自衛隊員たちの心の声を伝えたのである。

それは、事故調査報告書にも書かれず、意図的に消された声である。

上官からきつく口止めされて、ちょっとでも日航123便を話題にした隊員を、別の言いがかりをつけられて、盗難のやらせなどで、自衛隊を辞めさせられたという話を寄せてくれた。こういった元自衛隊員は五万といた。彼らもまた被害者なのだ。

女性へのセクハラ問題と同様だ。男の立場で、上から目線で、威圧する。

私が現場目線で書いており、こんなことを国会議員に言われる筋合いもないのは、読者が一番良く知っている。

森永卓郎氏が亡くなったことをいいことにして、私一人を貶めるために、日航が裏で糸を引き、自衛隊元上官や自民党献金する団体が組織的にやらせをしているのではないかと思われる。政治の私物化である。

一番の問題は、自衛隊か米軍かという矮小化したことではなく、国会議員として自分の票田のために言ったことである。

サンケイ新聞は、もう一度、佐藤議員の私の本を片手に叫ぶ、恐ろし気な髭のお顔の写真を、堂々と掲載したらどうか。彼が強い信念をお持ちなのだから、やればいい。

ただし、私が公平にアクセス権を要求した通り、サンケイ新聞は、同程度の紙面を割き、紙の新聞にて吉備素子氏、三宅弘弁護団長、小田周二氏に語らせること、これが不可欠であり、条件である。この方法が、偏向報道とフェイク報道を防ぐ手段であり、メディアの責任である。

そして紙面である理由は、このネット記事の佐藤議員の写真通り、後から消せないからである。

だからこそ私は、最初の本から「新聞記事」にこだわった。

40年間前の記事から、一つずつ紐解いた。そして一般人として疑問が生じた。

それを追究(明らかにしようと研究する)してきたのであって、なんらそこにフェイクなどない。

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今は亡き慶応大学名誉教授の生田正輝教授に最初の本をお送りしたところ、私の本を高く評価をしてくれた。あなたの本はすごい、これこそがメディアの責任論であり、アクセス権であり、そして新聞記事をベースにした研究であると、大変喜んで頂いた。

今、昔頂いた手紙を見ている。結婚の時は、生田教授のご自宅にご報告に行き、家族ともども縁側で楽しく会話をしたことを思い出す。そのニコニコしたお顔は、落語家の柳家金語楼にそっくりであった。慶應ならばご存じの通り、福澤先生が出された日刊紙の時事新報と、サンケイがその昔は深く関わったいた。したがって、本来ならば、真のジャーナリズムを求めるべき新聞でなければならない。果たしてそれが今のサンケイにあるだろうか?少なくとも、5月1日の日航123便を「真の陰謀論者」に語らせただけの記事には、取材過程も含めてそれがないと言える。特に新聞のあるべき姿とマスメディア、そして政治とのかかわり方について論じ、サンケイとも深く関わっていた生田教授は、今のサンケイには嘆きしかないだろう。

私の高祖父が、その昔、福澤諭吉先生のもとで、英語を教えていた話をしながら、「ペンは剣より強し」は、書き続けることだと、生田教授は言った。私はその教えに従っているのである。

ちなみに、私は大学や弁護士会での講演で話をする際、過去の写真をお見せしている。日航時代、殉職した先輩たちとの写真、そしてその顔が死亡写真となって掲載された新聞や大学院時代、博士号写真、お会いした政治家たち、現場の人たちの証言等、すべてを透明性をもって公開してきた。

だからこそ、読者がついてきてくれたのである。

従って、ネット上でワーワー騒いで課金してもらおうとする見ず知らずの人間や、どこかの評論家、日航の差し金、某新聞社の差し金、特定組織の金銭が絡んだ人間たちが、いくら否定しても無駄であって、逆にその人間のデマの吹聴が問われ、その人間の信ぴょう性が疑われることになる。

 

佐藤議員は自分で起こした行動なのだから、「こんなモノけしからん!」と言った墓標を制作したご遺族の小田周二氏、そして裁判の証拠本をけなされ、自分のインタビューの言葉もフェイクだと言われた吉備素子氏に対し、謝罪する義務がある。

すでに吉備素子氏から抗議文並びに謝罪の要求を議員会館に送付済みだ。

実は以前、ネット上で同じようなことを言う日本航空出身の木原稔議員にも吉備さんから抗議文を送っていたが、木原議員からは一切返答もなく、完全に無視されてきた。

木原議員は日航にいた人間で、しかも国民を代表する議員でありながら逃げた。

これは許されることではない。

自民党の国会議員は企業献金を優先して、一般市民の、しかも遺族を無視するのだとよくわかった次第である。よほど日本航空は無料航空券をばらまいているらしい。

 

皆さん、彼らがどういう行動をとるのか、ウオッチしてください。

 

【小田周二氏、吉備素子氏、スーザン湯川氏の声明】

国会議員がメディアとつるみ、大企業の言いなりとなって、弱者を糾弾してはならない。しかも、遺族が立てた小さな墓標の一部だけを拡大して、遺族が立てたとは言わずに、さも第三者が変なモノを作ったと言った。さらに、青山透子氏の本のせいだと言い、彼女に濡れ衣を着せた発言は、フェイクどころか、国会議員としての資質や責任問題である。そして研究者への圧力でもある。佐藤正久議員は、自分の権力を使って国民を扇動した。自分に都合よく利用した。こうやって国会で質疑することは、糾弾に値する。

他の議員の皆さんの行動に期待すると同時に、私たちへの謝罪を要求する。

発言の撤回を断固要求する。面談を要求する。

 

 

 

 

憲法記念日に国会議員の暴言を考える

憲法記念日に思うー

国会議員は、一部の利益団体のためだけや、自民党に政治献金をする企業や団体のためだけに発言してはならないのは当たり前だ。さらに、参議院選挙の前、自分の票田のためだけに動くのは言語道断である。

国会議員は、常に国民の自由を守り、国民全体を考えて、表現の自由や出版の自由を守る側の人間である。公僕として、公務員でありながらそれを全く理解していないのか、理解したくないのか、どこかの独裁者気どりなのか、まるで本を焼く勢いで、片手に拙著を持ち、「これを取り締まれ!文科省はどうにかしている!」という発言をした国会議員がいた。こういった議員の存在は到底承服できない。これは検閲であり、民主主義どころか憲法も理解していないことになる。

さらに、出版社にまで電話をかけてくるとなれば、それは悪質な嫌がらせの段階となるり、これは、権力を握った側による陰湿なイジメである。

さて、産経新聞のウェブサイトが、昨日、私の短いコメントを掲載した。ただし、紙面には後日、私への取材の後にまとめて出す、という。

私は一方的に期限を切られ、反論の時間も何もかも与えられずに誹謗中傷に匹敵する記事を書かれたため、産経新聞に対し、公平かつ客観的に同規模で紙面を割いてもらうよう要求した。それが実現するかどうか、皆さん、ご注目ください。

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森永卓郎氏を筆頭として、多くの良識ある皆様に書評を書いて頂いた「日航123便墜落の新事実ー目撃証言から真相に迫る」は、心ある方々に広く読まれ、今もなおロングセラーとして支持していただいている。それは佐藤議員のような穿った見方をするのではなく、子どもたちの正直な目撃情報や、一生懸命現場で働く誠実な自衛隊員、一般市民の声なき声を拾い、公文書や遺品、遺物への科学的調査結果もすべて公表し、論文として書いたからである。

しかしながら、それを見たくない人たちが、まるでイジメのように、私個人を攻撃し続けてきた。今までは影の存在であったが、それが誰であったのか、今ここでようやく姿を現したことは、ある意味でよかったと思う。イジメの正体が可視化されたともいえる。

また、イジメは、それを行う本人のみならず、見て見ぬふりをする人たちも同罪である。

憲法学者であれば、当然、今回の国会議員の暴言は由々しき事態だと断罪すべきであり、作家であれば、もし自分だったらと考えて、検閲に匹敵する佐藤議員の行為をとがめる側である。新聞ならば、あのような記事をほっておくことはなく検証すべきである。それぞれが自分だったらと考え、老いたジャーナリストは、老害とならぬよう若いジャーナリストを育てる意味でも、まっとうな行動を起こす時だと私は考える。それがないならば、イジメを見て見ぬふりすることを良しとし、それを改めようとせず、自己保身のために永遠と見ないフリを続けていく国民性であると言われても仕方があるまい。これでは日本はいつまで経っても後進国のままであり、学校や職場におけるいじめ問題と同じである。これでよいのか?いいはずはない。

英国人遺族のスーザンさんからは、「青山氏が研究者として書いている内容を抑圧する国会議員の行為は、知的レベルを否定する行為であって、研究者への抑圧である。自由な研究や発言を妨げる行為をする国会議員がいるとは呆れた。これは英国では考えられない、あってはならない」という怒りとともに、私への最大の支持のメールが届いた。英国人はさすがだと思った。視点が違う。そして行動も早い。

この最後に、彼女から産経新聞社へ送付した抗議文も転記する。

他の一般の大勢の皆さんからも、「実際に御巣鷹の尾根に行ってみれば、やはり小田周二氏の墓標を勝手に撮影して拡大して、さも第三者が変なものを立てたように言ったことがわかった。フェイク発言は佐藤議員のほうだ」という声も多数届いた。

以下、ご遺族吉備素子さんの声を掲載する。

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遺族・吉備素子から青山さんの読者の皆様へ

 佐藤正久議員は、国会議員としての地位と立場を利用し、わざわざ参議院選挙を前にして、4月10日、国会の委員会で、私の裁判の論拠となったうちの一つの青山透子さんの著作を「フェイク」と言い、「こんな本を学校図書館選定にすることは間違い」と、愚弄しました。これは明らかに青山さんのみならず、一緒に裁判を闘ってきた私への侮辱でもあります。

そして、さも、青山さんの本が原因だと言わんばかりに、御巣鷹にある何らやの慰霊碑をからめて話をしました。全く関係のないことです。そこでさっそく、上野村に確認をしたところ、「そのような石碑はない」とわかりました。それどころか、遺族の小田周二氏が建てた小さな墓標でした。

しかも、小田さんが自分の本に書いていることを引用したものであることがわかりました。遺族自身の仮説を自分の子どもたちの墓標に捧げていたのです。青山さんのせいではありません。つまり佐藤議員は、さも第三者の変な石碑があるように発言しましたが、それは遺族が立てたものであって、青山さんのせいでもなんでもないのです。

佐藤議員は、遺族が立てたと知りつつ、それを隠して言ったのです。遺族が立てたものだと言わず、青山さんを貶めるだけに、私の裁判の協力者を貶めるために、フェイクと言ったのです。私はその国会議員の権限を振りかざした、横暴な態度と卑怯なふるまいに対し、断固抗議をしています。

佐藤議員本人にも手紙を送付しました。読んでいるかどうか、破り捨てているかどうかはわかりませんが。

遺族の小田周二さんは、自分の幼い娘、息子、そして妹、甥、姪の5人もの親族を、あの日航123便で突然失ったのです。この絶望感と深い傷口に塩を塗ったのが、なんと国会議員なのです。

なぜ報道各局は、佐藤議員の言動を追及しないのですか。

それに加えて、この墓標は2023年に立てたものであり、今、このタイミングでの発言は明らかにおかしく、さらに4月下旬まで上野村は閉山中です。閉山中の山には、主として日航の整備担当者しか山に入れません。

つまり、日航関係者が写真を撮り、わざと佐藤議員がやらせをしたとわかりました。

これに異論があるのならば、佐藤議員、堂々と私に会ってください。小田さんに会ってください。スーザンさんに会ってください。日航から資金援助をしてもらっている組織の人間の声ばかりではなく、本物の遺族の本当の疑問を聞いてください。国会議員を名乗る以上、これは当たり前のことです。

そうでなければ、あなたのような人は国会議員の資格はありません。

私は、屍を乗り越えて生きてきた戦争体験者です。日本軍の非情さや戦争の悲惨さを、身をもって体験してきました。だからこそ、あらゆることに平和を願っています。

この日本は民主主義国家ですから、いろいろな説があるのが当たり前です。多様性があってしかるべきです。

それに対し、一方的に国会議員が本を片手に、自分の支持母体の代弁者と化し、参議院選挙前の今の時期に、国会を使い、産経新聞を使い、さらに出版物の検閲をする、文科省に権力をもって要請するような非常識な発言は、私ら国民にとって害となり、不要です。

私は遺族として、佐藤議員、そして産経新聞を断じて許すことは出来ません。

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英国人遺族のスーザンさんが、産経新聞に抗議文を送付しました。

 

To the Editorial Responsibility Office, Sankei Shimbun,

My name is Susanne Bayly-Yukawa. I am the widowed partner of Akihisa YUKAWA,  who lost his life in the crash of Japan Airlines Flight 123.

 I am writing on behalf of the British bereaved families to formally raise a complaint regarding the article by Shinpei Okuhara, which amplified statements made by politician Masahisa Satō.

It is unacceptable that Mr. Satō is using his political platform to target Tohko Aoyama, a researcher who has devoted years to uncovering the truth about the crash. His remarks also insult the dignity of the bereaved families, who seek only transparency and deserve respect.

The article in question contains false claims regarding the memorial at the crash site. This not only dishonours the memory of the victims, but misleads the public. It is deeply upsetting to the bereaved and does not meet the standard of ethical journalism.

We are formally requesting a correction based on facts. If this complaint is not given the serious attention it deserves, I will raise the matter with my Member of Parliament and request that it be brought to the attention of the UK Foreign Office.

As we approach the 40th anniversary of this tragedy, we will not accept this kind of distortion or disrespect.

Thank you for your urgent attention to this matter.

Sincerely,


Susanne Bayly-Yukawa

 

大勢の読者の皆様の支持と、小田さん、吉備さん、スーザンさんの権力への闘いに対し、支持していただき、心から感謝申し上げます。

 

 

 

 

産経新聞の驚きの取材方法に対する考察

日航123便墜落事件から40年目の今年、あまりにも変な出来事が続いているのを皆さんは不審に思っておられることでしょう。

そして、益々冷静さと客観性が欠けた主義主張だけが飛び交っています。

そのような中、今度は産経新聞政治部記者の奥原慎平氏から、私の出版社宛てに突然「質問状」というタイトルの、変な取材依頼が届いたのです。

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通常、記者は、自分の書く内容に責任を持つために、取材相手に対して、双方の日程を調整して、事前にその依頼と取材内容をお互いに確認するのが当たり前である。そして双方準備をしてお会いする。そして記事にする。これが当然であって、新聞記者ならばこの手法を外すことはあってはならない。

私も過去、多種多様な記者にお会いしたが、その手順は変わらなかった。

唯一、非常識な取材だったのは、週刊新潮の石川諒記者だった。石川記者は、前日に突然、いくつかの質問状を送り付けてきて、明日まで回答せよと言ってきたのである。しかも、夏休み中であり、私も旅行に出ていたことを伝えたにもかかわらず、一方的に送り付けてきて明日の16時まで回答しろ、というのだ。そして「とりあえず形だけ聞きました」として、「回答を得られなかった」とした。この石川記者は、私の本にすでに書いてあることばかり適当にならべ、まったく論拠もない評論家にしゃべらせ、一方的な誹謗中傷記事を書いたのだった。

こういう週刊新潮の姑息な手段を取る記者は、結局は卑怯な記事を書くのだと私は実感した。

それと同様に、4月28日に突然、産経新聞という新聞社が、事もあろうにペラ一枚の質問状をメールで送ってきた。その記者が、前述の産経新聞の奥原慎平記者であった。たった2行ほどの稚拙な質問に対し、これについてどう思うか、と書いてあった。そして、令和7年4月30日午後3時までメールにて当方に答えよ、というのである。一方的に期限を切り、かつその回答を新聞で公開するというの一方的な質問に、本来ならば何も答える義務はない。しかも、その内容が、私への理論なき誹謗中傷とされた岡部俊哉元幕僚長と同様なのである。

こういう姑息な手段を用いて、「自衛隊OBによる拙著への理由なき反論」と「佐藤正久議員の見解について」意見を求めるのであれば、まず先に反論者が反論意見ではなく科学的データと論拠を示すのが当たり前である。

それもないうえに、ただ単に「どう思う?」と質問する記者がいるとは、大変驚いた。

これは、まったくもって取材ではない。しかも、一方的に期限を切り、答えなければ、回答なし、として、私を貶める魂胆が見え見えであった。

まるで前述の週刊新潮と同じであり、どこかの芸人の不祥事レベルのコメントである。こちらは、博士号を持つ研究者として、膨大な量をもとに、公文書を紐解いて書いているのであって、こんな不祥事レベルの取材は心外である。

かといって、回答なし、とされれば、私が週刊新潮同様に著しく不利益を被ることになる。

そこで、一文一句、産経新聞に掲載することを条件として私の回答を書いた。

すでに奥原記者に送付済みである。それによって、取材にも応じると丁寧に記してあげた。

さて、私の回答がきちんと産経新聞に掲載されるか否か、

ぜひ、私の30万人を超える読者の皆さん、ウオッチしてください。

産経新聞奥原記者に送付した文書と同じものをここに転記する。もし、これが掲載されていたら、まだ産経新聞は救いようがある。そでなければ、ジャーナリズム精神なき新聞と言われても仕方があるまい。

私が取材した一般市民、心の叫びを持つ誠実な自衛隊員の皆さんの味方ではなく、

単に上に立つ幹部と呼ばれる人々だけの、一部の利益の代弁者にすぎない新聞といえよう。

さてどうなるだろうか。

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佐藤正久議員の発言への見解 青山透子

私の作品は、膨大な日米公文書や250名以上の子どもたちの証言集の分析、当時の現役自衛官の証言、日航OB、米軍、横田基地の証言、元自衛官と遺族のもつ長年の疑問や出来事の裏付けとなる科学的調査分析を行い、帰納法として事実を積み重ねた結果、一つの仮説を提示している。

反論は、単なる感傷論や意見であってはならず、それを裏付ける科学的データが不可欠であり、それがないものは質問にも反論にもなっていない。

私の7冊の著作には巻末資料も掲載しており、それを帰納法で読み解けば、誰もが恣意的ではないとわかる。その結果、一つの事実が浮き出されたとしても、OBであればこそ身を正し、冷静にならなければならない。

最大の証拠物である生のボイスレコーダー等を開示してこそ真実がわかる。しかし、40年間も日本航空はそれを開示しようとしない。文字記録ではない生の音声データを開示することこそが、不毛な議論に終止符を打つのである。

 

以上 

追記

佐藤議員は、「御巣鷹の尾根にどこかの第三者がおかしなものを立てた、こんなひどい墓碑がある」と国会質疑で言いました。それはまるで私の作品がその悪質性を生んだとでも言いたいように、言いがかりをつけました。

ところが上野村で確認をしたところ、それはなんと遺族が建立したものだと判明しました。

つまり佐藤議員は、遺族が立てたと知りつつ、それを言わず、日航123便の遺族が自分の家族の弔いに立てたものを非難し、誹謗したのです。

しかもその遺族は、私が本を書く前から、その自説をもっていて、それを自分の仮説として、小さく墓標に刻んだだけなのです。失った家族の墓標に小さく書いただけなのです。

その墓標の一部だけをわざと拡大して見せて、結局、私に言いがかかりをつけたことになります。これは由々しきことであり、大変遺憾です。

さらに、4月は閉山中です。

あの時期、入山が可能だったのは開山前の日航社員の整備担当者だけです。

つまり、日航社員がその遺族の墓碑の写真を撮影し、佐藤議員に渡し、選挙前にやらせをしたことになります。言語道断です。

皆さん、これは怒り以外のなにものでもないでしょう。

遺族の吉備さんも絶対に許さないとおっしゃっていました。そのようなやらせをする人が、私たちの代表者の国会議員でいいのでしょうか。

遺族の心を踏みにじった人たちが、政治をしていいのか、皆さん、おひとりおひとりでどうぞじっくりと考えてみてください。

 

 

自民党佐藤正久国会議員権限濫用による表現の自由、言論への弾圧への抗議

2025年4月10日 外交防衛委員会での発言撤回を求める抗議文

青山透子

今から40年前の1985年8月12日、私の仲間である客室乗務員たちが殉職した。先輩たちのレクイエムを書く決心をした私は、日航123便の乗客で墜落死した吉備雅男氏の妻、吉備素子氏と出会い、多くの疑問を持つ遺族がいることを知り、日本航空にいた人としての役割を深く考えた。そして、乗客を救うべく最後の最後までアナウンスをし続けた先輩たちの無念を果たすことを御巣鷹の尾根に誓った。

調べていくと、なんと墜落現場の子どもたちや上野村村長自らが「自分たちの村に落ちた」とNHKに電話をしていたことや、警察官が当時の体験談を綴った冊子から、墜落現場がいち早くわかっていたという事実に直面して驚愕した。

当時の運輸大臣山下徳夫氏や防衛庁長官加藤紘一氏によるオフレコの話を元に、群馬県上野村の当時の黒澤丈夫村長の証言、遺族の吉備素子氏が夫のバラバラの遺体を探し求めて遺体安置所で4ヶ月間に見た炭となった遺体状況、群馬県検死医師による証言、墜落現場の当時の状況を書き残した子どもたち235名の目撃情報作文集、中曽根康弘氏の回顧録「当時は自衛隊と米軍が連絡を取り合っていた」と書かれた本、検死医師から提供された凄惨な遺体写真、上野村民提供の墜落現場に落ちていた飛行機の残骸の科学的調査から、さらに多くの疑問が出てきたのである。ちなみに、中曽根康弘氏の死去に伴い、要職時代に書き残した日記を国立の公的機関に遺贈する予定だったが、息子の中曽根弘文参議院議員が止めたと伺った。なぜ、中曽根康弘元首相は、自分の選挙区である墜落現場の隣町でゴルフと水泳をして、墜落直後に520人の犠牲者へのお参りもしていなかったのか。なぜ日記の遺贈を息子が止めたのか。日記に何が書いてあったか、ということである。

さて、上記の事実をもとに書いた拙著に対し、先般、自衛隊出身の佐藤正久参議院議員自衛隊関連組織を代表するがごとく、「これはフェイクニュースだ、こんな本が文科省関連の推薦図書とは何事か」と国会の委員会で言い張った。同じく自衛隊出身の防衛大臣が答弁をした。

この佐藤氏の発言は、国会議員が本来は国民のために守るべき「表現の自由」を自ら弾圧し、一作家の表現の自由という重要な権利を著しく侵害するものである。まるで出版を差し止める勢いであり、明らかな言論の弾圧である。

これについて、国会議員による国民への弾圧だと多くの読者から怒りの声が届いている。私としても、これは断じて許すことは出来ない。

そもそも問題なのは、当時の運輸省事故調査委員会が、相模湾に沈んだままの機体残骸を放置して、いくら遺族の要請があっても今日に至るまで、まったく引き上げてこなかったことに責任がある。事故調査報告書の付録で、異常外力着力点を指摘しながら、これを機体残骸で確認をすることを避けている。

どこの国に機体残骸を放置したままで事故調査報告書を書く委員がいるのか。最近では、自衛隊のヘリが墜落した際にはいち早く多額のお金をかけて海底捜査をしておきながら、520人が犠牲となった民間機の残骸をいつまでも放置している国など、どこにもない。世界最大の単独機事故の残骸放置など、もっての外である。

さらに、吉備素子氏が情報開示裁判で争った通り、「生のボイスレコーダー、フライトレコーダー等を開示しなかった」ことも発端である。

40年も経ってボイスレコーダー等を開示できないという理由は一切ない。日本航空は過去、インドの法廷でも日本航空は自らボイスレコーダー等を公開している。日航123便以外の墜落事故についても、機長組合やパイロット組合には再発防止のためにボイスレコーダーを聞かせてきた。それをなぜ、日航123便だけを聞かせなかったのか。今まで日本航空は、理由にならない理由を並べて言い訳してきたが、これらはすべて吉備素子氏の法廷で論破され、一切日本航空側は反論してこなかった。

さらに、運輸省事故調査委員会が書いた報告書には、警察、自衛隊、一般市民等から寄せられた多数の目撃情報が一切書かれていない。そのうえ、高浜雅己元海上自衛隊出身の機長の発言には、多くの空白があって疑問である。「オールエンジン」も、「オレンジ」と聞こえることや、警察の冊子に現役自衛官も見たと投稿した航空自衛隊ファントム戦闘機2機は、なんと墜落前の18時40分に目撃されている。それでなぜ、墜落現場が発見できないのか。

佐藤正久国会議員の質疑と中谷防衛大臣の答弁は、これらの重大な点を一切無視し、単なる自衛隊感傷論にもっていこうとしている。これらの発言は、表現の自由を著しく侵害した証拠でもある。

本来ならば、国会議員として、国民全体の利益のために、公共交通機関として日航123便のボイスレコーダー、フライトレコーダー等の生データの公開を率先して求めるべき立場である。なぜそれに言及せず、私個人の作品のみを封じ込めようとするのか。

また、日航123便の最高責任者である高浜雅己機長の発言も含め、文字で公表しているボイスレコーダー等には、事故発生直後の3分12秒の空白がある。この間のカンパニーラジオ(日本航空社内用)の記録も消されている。ここを隠したままの事故調査報告書なのであって、後部圧力隔壁説を断定できるはずもなく、いまだに推定にとどまるのは当たり前である。アメリカのスペースシャトル事故のボイスレコーダーもフライトレコーダーも生データがすべて公開されている。それでなぜ、40年も前に起きた日航123便のボイスレコーダーやフライトレコーダーの生データだけが公開できないのだろうか。

 

私の本は、子どもたちの200人以上の作文をまとめたものであり、実名での目撃情報と証言、当時の要職にあった人へのインタビューや元自衛官等の心の声をまとめたものである。それをなぜ、日航123便について突然、しかも今、まるで参議院選挙の前の見せしめのような質疑をしたのか。

私と遺族の吉備素子氏が訴えていることはただ一つ、「ボイスレコーダーとフライトレコーダーの生データを公開せよ」である。

子どもたちの作文を、子どもたちの未来のために見せて何が悪いのか。

この検閲に匹敵する佐藤正久氏の発言の撤回を求める。