青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

舞台は最高裁へ 元日航社員が防衛大臣とは! 

日航123便墜落の真相を明らかにする会会長で遺族の吉備素子です。

青山透子氏の読者の皆さまにどうしてもお伝えしたいことがあり、この場をお借りします。

まず裁判報告ですが、先月の8月30日に、無事に最高裁判所に受理されました。

原告は私、吉備素子、被告は日本航空です。最高裁では、代表取締役社長の赤坂佑二、副社長の清水新一郎と、相手方の名前と本人の住所が明確に書いてあります。

個人としても責任ある発言と態度が問われるという意味だと思います。

これから日本国の最高峰の裁判官によって審議が行われます。

私ら原告弁護団が提出した証拠証明書の膨大な量の証拠資料と、たった数枚の日本航空側弁護士が出した書類をえこひいきなく、政府に忖度することなく、自立したまっとうな立場で、世界的にも、法治国家として顔向けができるような判決でありますように願います。

今までの東京地裁、高裁の不当判決を破棄し、真実が明らかになりますように願っています。

私は38年間という長い年月をかけて、ようやくここまでたどり着きました。世間の皆さま、マスコミの皆さま、この事件を避けないでください。どうかもっと理解してください。こういった公共交通機関が不透明な事故を起こしていては、未来が危ぶまれます。

これは521人の命の裁判です。報道で取り上げないわけにはいかないはずです。

自衛隊の皆さん、過去の人間が起こした過ちを繰り返さないためにも、しっかりと反省をして謝罪をしていただきたい。

公文書に書いてある通り、垂直尾翼に異常な外力を着力させられるのは、あなた方の使用する武器しかいないのですから、そこをごまかさないでいただきたいのです。

そうすることで、逆に災害救助で名を挙げた自衛隊の誠実さが国民に伝わるはずです。

どうぞ自分に問うてください。隠蔽に加担しないでください。

 

私たちが専門的に裁判所に提出した証拠を、根拠もなくいまだに陰謀論という、茶化した言葉を使っているアホな人間、つまり、私ら遺族にとって大変失礼な人間がまた出てきたそうです。本当にいい加減にしてほしい。茶化して得る利益などないのです。

こういう人がいる限り、私はあらゆる方法で、これからも裁判を続けていく決心をしました。

青山さんの本は、読者の皆さんが一番よくわかっているように、墜落原因に疑問を持っている私ら遺族の励みとなっています。

マスコミはどんな理由があったとしても思考停止せず、ジャニーズでのマスコミの態度や姿勢についての反省と謝罪、教訓を活かし、日航機墜落事故の公文書に書いてある事実「異常外力の着力点」を認めて無視せず、自分の出世を考えることよりも、公共のために働いてください。

 

さて皆さんに報告があります。

私は今年、広島サミットの前に岸田文雄首相に手紙を出しました。私らの身近な方々に宏池会関係者が多いので、読者の皆さまの声も併せて裁判報告もかねて出しました。広島サミットで、米国のバイデン大統領と軍隊の隠蔽問題を語り合ってほしいという願いです。夫人外交にも期待しました。バイデンさんは、交通事故で家族を亡くしていますので、きっとわかってくれるはずだと信じています。

青山透子氏は岸田首相に会った経験もあります。青山さんは当時の運輸大臣山下徳夫氏にこの事件についてインタビューをし、その後も政策談義で交流がありました。そういったこともすべて岸田首相に伝えてあります。大学での青山さんの講演会では、政治家へのインタビュー写真とともに、当時の政治家が、中曽根さん以外、いったいどこまでこの事件を知っていたのかについて本音を語っています。

私は手紙で岸田首相に、この日航123便墜落事件についての真相究明を願いました。

すでに2013年、公文書付録で公表されている「異常な外力が垂直尾翼に着弾した事実」を徹底的に調べてほしいと願いました。

さらに、訴訟仲間であった熊本在住の市原和子さん事件の詳細と、自民党衆議院議員で熊本一区の木原稔氏の関与についても調査してほしいという思いも込めました。木原氏は統一教会自衛隊員信者も含む)の票を獲得し、熊本駐屯地に何度も出向いていると、熊本の地元の人たちにお聞きしました。市原和子さんをこちらの弁護団から隔離して会わせず、原告を取り下げさせた老人ホームの院長も木原氏と同性で、木原千鶴元日本航空客室乗務員が事務局長であることも事実ですので、そのまま伝えました。日航123便で亡くなった木原幸代客室乗務員とも住所が近く、お二人は親族のようでした。

すると、一体どういうことかわかりませんが、この元日本航空社員の木原稔氏が、今回の内閣改造防衛大臣になったというのです。

大変おどろきました。

岸田首相はそこに一体どういう願いを込めたのでしょうか。

私は、ある意味でみそぎのようなものなのかと思いました。

岸田さんは、JAL防衛省に対して、お互いに隠蔽しろ、という命令ではなく、お互いに真実を明らかにしよう、ということが言いたかったのだと思いたいです。

それこそが、政治家の使命でしょう。それこそが国民との信頼関係を作るでしょう。

違いますか?岸田さん。

そのための人選だったと信じます。

そして、皆さんは一体この行方がどうなるのか、逐一注目していきましょう。

そこで、木原稔防衛大臣にお願いします。

私ら遺族を再びだますことだけはしないでください。

よろしくお願いします。

弁護団とともに数々の証拠物を精査し続けてきた青山透子氏と読者の皆さんの応援の声は確実に世間に届いています。私ら遺族たちにも届いています。

皆さん、本当に心のこもった応援をありがとうございます。

私らを隠蔽論という人がいる限り、そして、私が弁護団や青山さんや渡辺さんに騙されているとか、そそのかされていると、まったく事実と違うことを言う人がいる限り、それを否定し続けるために、私は元気で頑張っていきます。

吉備素子