管理人です。
今年も押し迫り、日々慌ただしい中、年末年始のご旅行でJALに乗る予定の方々は、12月22日のNHKお昼のニュースに大変驚いたことでしょう。
日航による不適切整備について、日航は「業務に支障なし」「隠蔽の意図はなかった」などと言い訳していますが、管理職が記録を削除し、紙の記録も個人ロッカーに隠していたという事実は、隠蔽そのものの行為です。
このニュースをご覧になっていない方は、早急にご覧ください。なお、民放ではテレビ報道は一切ありませんでした。ここでもまた、CMをもってくる企業に民放は機能ぜず、航空機の整備不良という重大ニュースであっても国民にテレビで知らせないほどの弱い体質が浮きぼりとなりました。
国土交通省は「航空事故を発生させるおそれがある重大な違反行為と判断」し、お昼のNHK全国ニュースで「日航は会社として安全運航を最優先する意識が損なわれている」として、22日午後、業務改善勧告を出しました。
皮肉にも、木原稔防衛大臣のおひざ元である熊本と羽田間で発覚しました。木原氏はJALの元社員であり、元社員としても古巣を叱咤すべきでしょう。
JAL機 一部で不適切整備 記録削除も 国交省が業務改善勧告
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次に、長年にわたって日本航空の機長だと語り、日本航空をかばって守り続け、「後部圧力隔壁破壊説」に対して異議、再調査を唱える人たちを、異論だ、陰謀論者だとネット上で誹謗中傷してきた悪質行為の人物が逮捕されましたので報告します。
この「平」は別名を多数もち、クラウドファンディングをして金も集めて、日航のために「陰謀説」者をバッシングする行為をしてきました。日航機長姿の偽社員証を見せびらかして結婚詐欺も行っていたとの報告も寄せられております。皆さん、この「平行紀」という詐欺師にひっかかった方々は、鎌田警察署にご連絡ください。吉備素子さんへの誹謗中傷もあったようですので、弁護団としても現在調査中です。
注意)以下、偽物、詐欺師たちによる「圧力隔壁説」クラウドファンディング
このクラウドファンディングの詐欺師は、こういったことをうたい文句として、後部圧力隔壁説を広めていたのがわかります。日航側は喜んで見ていた、という報告もあります。
さて、ここに書いてある元日航機長、弁護士(JAL側弁護士)も実際に存在して、さらに「平」の共犯だとすれば、いわゆるJALの詐欺師集団といえましょう。
日航もこういった人物を放置し、むしろ積極的に利用してきたのであれば、重大な問題です。皆様もご注意ください。
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年末に思う 青山透子
2023年年末、全くお粗末な日航の失態が飛び込んできた。
国土交通省による業務改善勧告に対して、日航は「隠蔽の意図がなかった」、「子会社の仕事ですから」といった言い訳ばかりだが、そんなことは通用しない。全部JALマークの飛行機の整備不良であることは紛れもない事実である。JALエンジニアリングは、昔同一会社内にあった整備部門を切り離しただけであって子会社とはいえ管理職はほとんど本体からの出向者である。
このいい加減なJAL体質が露見する重大な整備不良のテレビ報道はNHKだけであった。
民放各社は、年末年始の利用客が減ると困るJALの思いを「忖度」して国民への情報提供を放棄し、忖度ではなく損得勘定を優先させたのであろう。お昼のNHKニュース直後、慌ててJAL広報が火消しに走り回っていたそうだ。無料航空券でもばらまいたのであろう。
それにすなおに応じるのが民放のニュース23やニュースステーション等、論外のニュースZEROなど、実にふがいない態度が露見したのであった。これでまた、日航広報の成功体験?が増えただけであって、鶴丸マークの飛行機の安全管理のずさんさは消えない。民放のニュースは、そのキャスターも含めて全く機能不全になっており、ジャニーズ報道の反省など、なかったごとくである。
このだらしのない現状に、苦々しく思っているまっとうな民放社員たちもいるはずだ。
日航に言われて、ニュースを流さないということを決めたのは、一体どの部署の誰でどう指示したのか、のちのためにも記録を残すべきだ。そんな人間が出世したら、ろくな会社にならないのは、ダイハツ事件が証明している。
さて、長い間私を誹謗中傷し、事故調査報告書付録にある「異常外力の着力点」を無視し、これについて語る人物を、逆に嘘つき呼ばわりしてきた、「本当の嘘つき詐欺師」が今年の10月に逮捕されたという報道が伝わってきた。
この人物は、2010年に私が「天空の星たちへ」を出版した際、前の出版社の編集者のところに、突然現れた人物とそっくりであった。彼の風貌は、わざとなのか自衛隊員を模していた。そして自分のプロフェールを次のように語った。
「自分は東大の航空学科を卒業して、加藤寛一郎教授のもとで航空工学を学び、日航123便に関して調査実験を行ってきたから、圧力隔壁破壊が正しいのである。青山透子さんは勉強が足りない。私のファイルから学べ!」と言い放ち、その人物は分厚いファイルを置いていった。
編集者が連絡先に電話をしたところ、東大にこんな人物はいなかった。つまり、自衛隊にも東大にも、一切関係のない人物であった。のちに、私が東大で調査を行っても、こんな人物はいなかった。
この「平」はネット上、上から目線で「俗にいう陰謀論を否定する立場の有識者」だと吹聴し、私を陰謀論者だとレッテルを張り続けてきた。
「平(旧姓樫本)行紀」のほかに多数の名前を言い、小椋公明という名前ではクラウドファンディング(上記)を行っていたそうだ。
その文体を読んだとき、「アンチ陰謀論」者の言葉のフレーズに思い当たるところが多数あった。彼はJALの制服も着用して偽造社員証を作成し、それによって騙されてきた人も多いそうである。鎌田警察署では余罪を追及しているとのことだ。
実は私は、吉備さんの裁判開始前、今から2年ほど前に平からひどい誹謗中傷を受けていたため、この人物が本当のJAL機長であれば許せないとして、JAL副社長の清水新一郎氏宛てに手紙を送った。
根拠なく誹謗中傷するページを印刷して、平自身が自分で公開しているJAL機長の社員証をカラーコピーして、担当編集者にチェックをしてもらって清水氏宛てに送付した。
その時、清水氏から全く返事がこなかったが、もしもあの時に日航がきちんと調査をしていたならば、その後、JAL機長と称する人物による詐欺や結婚詐欺もなかっただろう。
つまり、日航の無視した態度は被害を拡大させたのである。
偽物の存在を教えたにもかかわらず、そのまま無視し、自社の偽社員証を持つ人物を世間に放置する会社などない。これは世間の常識である。
今回、業務改善勧告が出たばかりか数年前からの整備不適切についても、長年隠蔽しながら「隠蔽の意図がない」といい、この期に及んで人材不足のせいにして言い訳をしたりしている。また、日航123便の安全啓発センターはフェイク展示であって、語り部が「私たちは安全運航を肝に銘じてここに展示しています」などと吹聴してきた。このように、うそを言い続けてきた社風であることは、今回の整備不良の隠蔽が明確に証明しているのである。
従って、国土交通省のいう「安全運航を最優先する精神が損なわれている」会社であることは間違いない。
さて、平の逮捕の報道以降に寄せられてきた彼の同級生等の情報を見て驚いた。
彼は、ろくに勉強もせずに16歳から詐欺窃盗を繰り返してきた近隣の誰もが知る札付き人物であった、という情報であった。実際の被害者からの切実な手紙もあった。
となると、あのネット上のJAL機長としての数々の発言などは、誰かが裏で教えているのではないだろうか、という疑問である。
実際に、前述の担当編集者のところにおいていった分厚いファイルは、そのほとんどが加藤教授の本のコピペであったが、その後、ネット上の航空機操縦に関する記述には、素人は騙されても、結構専門的であってタイムリーな内容でリアリティもあった。
以下、私の持つ疑問である。
本物の機長(元機長)が、平を手助けして、日航側がそれを放置してきた可能性がある。実際に2年前、私自身が清水氏に送った手紙に、平がネット上で公開したJALの社員証を同封して、これが偽社員証か否かを調査すべきだと進言したことを無視した。
つまり日航は、その社員も含めて、むしろ私への誹謗中傷を楽しみながら見ていた、さらに間接的に、または直接的に彼の言動を広めて加担していたのではないだろうか。
だとすれば、日航はいわゆる共犯であって、これは犯罪である。
今、その調査も進めている。
皆さんへ、
逮捕された詐欺師の語りの特徴は次の通りです。
「加藤寛一郎教授に教わった。後部圧力隔壁説は正しい。それ以外は陰謀である」
「”陰謀論”と呼ばれる書籍も少なからず出版されているが。その多くが、事故調査報告書に対する疑義に端を発し、陰謀者たちである」
「私たちは、国立大学や研究所の協力を仰ぎ、検証してきた。その結果が垂直尾翼内の内圧による破壊であって、それ以外はトンデモ説である」「青山の本など読んでも何もわかりませんよ」「所詮金儲けのためだろう」「飯のタネにつかうな」「読者は信者」「事故調査報告書を読まない青山」等々。逮捕された平行紀のみならずJAL&自衛隊シンパの詐欺師集団の言葉はこんな言葉であった。そのままそっくりお返しする。
ちなみに、異常外力着力点は事故調査報告書にしっかり書いてある。私の本がベストセラーになりそうな時期、それを阻止するために依頼された週刊新潮にも「びっくりCAの金儲け」と誹謗中傷記事を書いた記者、その記事内で根拠なく解説もどきを述べた航空評論家の元JALチーバーがいたが、このように金儲けしたいならば、逆にJALを擁護するほうがずっと儲かるのであって、JALから感謝の金一封が届く。従って、表向きはいい人であっても誹謗中傷する詐欺師の手先と化している人は多いのである。
彼らの虚偽の中で、私と吉備さんがもっと最も許せない悪質な暴言は次の言葉である。
事故調査報告書の結論に異論を唱えることは、「亡くなられた方の魂のご供養、ご遺族の心情的安定につながることはなく、救助に尽力された方々の名誉棄損が永続することにつながりかねません。」逮捕された平の常套句であるこのフレーズを口封じの道具として活用してきた事実は、到底許しがたい。
実はこの暴言は、以前取材を受けた共同通信社の人間で「最後の証言」というのを書いた堀越氏にも言われた。こうやって私の口を封じ、真相を言えなくするのは、ジャーナリストの風上にも置けないと実感した。
事故調査報告書付録にもとづき、「異常外力着力点」を再調査してほしいという切実な要望の遺族に対して、「異論」「トンデモ説」「陰謀」とレッテルを張り続けてきたこの詐欺師たちは、私のみならず吉備素子さんへの誹謗中傷である。真実が隠されている今、心の安定ができないのは、逆に平のような詐欺師が日航の隠蔽に加担し続けてきたからである。
これは絶対に許されることではない。
日本テレビの「ザ・世界仰天ニュース」で監修をした元JAL機長の杉江弘が、詐欺師と同様のことをその著作に書いている。杉江は目撃者も否定して暴言し続けているが、それを意図的に重用して杉江の監修による番組は、放送倫理に違反している。監修者の杉江には重大な責任がある。これについては後日詳細に分析する。
墜落原因に疑問を持つ遺族が望むことは、本当の事故原因を知ることである。
その口封じのために、世間に「異常外力着力点」の存在を広めないようにするために暴言で否定し、さらに「遺族が心の安定が保てない」「事故調ならびに生存者の名誉が保てない」というような、いかにも知ったかぶりをした暴言を吐く人間が、なんと、詐欺師、窃盗犯での逮捕者だったのである。
世間の皆様、そして報道関係者の皆様、くれぐれも「後部圧力隔壁説」以外を異論と唱える人物にご注意ください。
追記:JAL広報の皆さん、慌てて鎌田警察署に圧力をかけるとか、政治家をつかうとかしても今更無理です。真相は上記の写真が物語っています。JAL偽社員証放置の責任は重いのです。