「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」公式ブログ

1985年に起きた日航123便墜落事故を、当時日本航空スチュワーデスとして勤務していた著者・青山透子が、事故の真相を追い求めて綴ったノンフィクション

日航123便墜落の真相を明らかにする会ホームページアドレス 

2020年10月1日 日航123便墜落の真相を明らかにする会

ホームページを開設いたしました。

ぜひ皆様、よろしくお願いします。下記アドレスです。

日航123便、青山透子、墜落の真相 | 日航123便墜落の真相を明らかにする会

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初回は、殉職した客室乗務員の実妹さんからのメッセージを入れました。なお、海外からのアプローチもしやすくなりましたので、随時海外からのメッセージもお届けします。

この会は、事故調査報告書の元データとなる調査資料の開示を求め、情報公開を進めてまいります。

昨年まで、国や日航に対して遺族による情報公開請求を行ってきましたが応じませんでした。これらは墜落原因に疑問を持つ遺族の不信感となり、「今だからこそ開示すべき」との世論の声を無視し続けております。

世界レベルでは30年で公文書の開示が原則であり、このまま不開示が続けば、この日本という国の在り様が問われているといっても過言ではありません。

その一方で、当時の首相中曽根康弘氏は、自身の著書にて「日航機事故では防衛庁と米軍が(官邸を飛び越えて)連絡を取り合っていた」という前代未聞のことを述べたまま亡くなったのです。その中曽根氏のお別れ会が今月あるそうで、なんと9千万円もの費用をかけて行うとNHKニュースで聞きました。このコロナ禍の中、この9千万円以上(約一億円)の会場費その他は、自民党が独自に出すのでしょうか。それとも税金でしょうか?

例えば、いくら偉業を成し遂げた人であっても、一人でも殺人を犯したら当然のことながら罪に問われます。中曽根康弘氏は、日航123便墜落事件の521人の死に対して何も語らず、謝罪もせずにあの世に逝ったとなれば、果たして盛大な葬儀を行うべきかどうか、自民党員のみならず、私たち一人ひとりが考えなければならないと思います。

もしもですが、「自分の葬儀のお金は、相模湾での引き上げに使ってくれ」とでも遺言すれば、かろうじてその人間性が救われると思いますが、逝去報道を見ても、ことごとく日航の文字をはずし、あの事件がなかったことのようにふるまうように親友のW氏に遺言した様でした。あれでは、何の反省もないと思わざるを得ません。大変残念なことです。未解決のままで情報公開もせずという判断そのものが、日本という国の政治における隠蔽体質を表しているでしょう。菅政権は果たしてどのように判断するのでしょうか。信頼に値するか否か、見極めなければなりません。

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ドラマ「半沢直樹」で、帝国航空(日本航空を想定)再建案が取り上げられているというので見ましたが、あの結論は現実とは異なりますので、皆さん間違わないようにご注意ください。

債権放棄をめぐる銀行との攻防は知りませんが、結果として、日本航空は借金棒引きと巨額の税金の注ぎ込み、銀行に債権放棄をさせて身軽になったうえに、さらに10年(途中法改正で7年)も法人税等免除だったのです。

それをいかにも自力再建と勘違いしている社員も多く、その上に胡坐をかいてちゃっかり役員報酬まで上げて、飲酒パイロットも隠蔽していたという事実は、忘れてはなりません。半沢直樹は政治家との攻防は面白かったですが、日航とのやり取りは、ドラマよりも日航側が非常識であったことは事実ですので、くれぐれも混同しないようにお願いします。

日本航空は倒産し、市場の株は紙くずとなり、さらに銀行に債権放棄させたので、自力再建ではないです。

なお、その後の法人税免除の事態については、新刊本「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」の『日航安全啓発センター―情報操作の役割(p135~p149』の部分に書きました。どうぞお読みください。

それにしても、倒産前のリストラのシーンがありましたが、私自身は結婚後1990年代に退職したので直接的には知らなかったのですが、倒産時にはものすごく不条理な人事や組合問題の露見、さらに怪文書が流れて大変だったと間接的に聞きました。勿論、政治家との癒着(政治家の子弟が多い会社でした)も、相場価格よりも逆に高額で買ったホテル(ニッコーエセックスハウスEssex House事件)、南紀白浜空港関西空港をめぐる土砂がらみ、建設裏金事件、インドネシア円借款がらみの事件等、あの会社が倒産したことで、これらの事件はなかったことになりました。

しかし、日航123便については、521人という単独機世界最大の死者が出ている以上、なかったことには出来ません。社会的使命というならば、その前に公共交通機関としての正義を示し、墜落原因を明らかにすることこそが、本物の使命と言えるでしょう。

 今日は、日本航空創立記念日です。

『昭和28年10月1日提出会社は日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)の定めるところにより、政府出資10億円と旧会社の営業の価額10億円とを合わせ、20億円の資本金をもって設立された。(社史より)』

この日にあわせて、日航123便墜落の真相を明らかにする会のホームページを開設しました。その意義は大きく、本当に日本航空の果たすべき役割とは何なのか、原点に立ち返ってほしいと心から願っています。青山透子