青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

JALシュミレーターによるJAL元機長のコメントを垂れ流ししてはならない

JALが素人を世論誘導してだます問題点その2

客観性のなさを露見するテレビ番組(特にTBS報道特集)を垂れ流しして、それをうのみにしてはならないこれだけの理由

1 元JAL機長の小林宏之氏がその後急に、JALに有利な発言に変化してきたのはなぜか。

唯一、客観的な発言をされていたご尊敬申し上げていた小林氏に問いたい。

このTBS報道(6日の報道特集)において、素人のキャスターがフライトシュミレーターの副操縦席に乗り込み、「見えにくいですねえ」と話していた。

機長席の小林氏もそれに呼応して「暗くて見えにくい」と答えた。しかし、まだ高度が高い時には滑走路上の物体は見えなくても、着陸寸前の高度からはクリアに見える。

パイロット訓練やチェックにおけるフライトシュミレーターで、特に夜間設定訓練の際、教官が着陸寸前に、工事車両(海保飛行機よりも小さくライトも小さい、まったく見えにくい物)や侵入機をチェックの教官が突然、被試験者の技量を試すためにシュミレーター画面に急に出し、その被試験者パイロットの反射神経や視界状況確認して技量をチェックしていることを、小林氏が言わなかったのはなぜか。

つまり、常日頃からパイロット訓練では、クリティカル11ミニッツ(離陸後3分着陸前8分のこと)つまり最も危険な時間帯に、パイロットがどれぐらい注意深く操縦ができるかがを試す試験があるのだ。

それをなぜ小林氏は言わなかったのか。

パイロットたちは何度も夜間訓練を受けており、その際、空港内を走る車が突然が出てくるという場面を想定して、緊急のゴーアラウンドをする訓練があって、見逃すことは許されないのである。見逃したら今回のように追突し、パイロット失格である。

TBS番組で、わざわざ、あんな滑走路の暗さを強調する発言をすること自体、自分たちパイロットの技量訓練を否定することになる。

JALはもしかして、いまやこんなにもレベルが低いのだろうか?昔に比べて今は訓練の回数も時間も減らしているのではないだろうか。

 

この番組でも、着陸寸前の場面では、滑走路上が鮮明にクリアに見ていたにもかかわらず、そこで番組を打ち切っている。そして膳場キャスターのお門違いで、実にJAL広報の言いなりの間違ったコメント(これについては後述)が続く。

マスコミは、追突した航空会社の言いなりになるのは止めたらいかがか。

見ている視聴者をバカにするのも、もういい加減にしなければならない。

もう一度確認するために書く。

いいですか。通常のパイロット訓練では、教官がわざと滑走路上に工事車両など、空港内を走る車を出し(秘密裏でとっさに出す)、それを即座に発見したパイロットがゴーアラウンド着陸復行)をかける、それで合格。できない人は不合格。この訓練は一体なんなのか。これで不合格ならばパイロットにはなれない。もちろん機長訓練でも半年ごとに技量審査を行う。ここでも出てくる夜間設定の場面である。つまり、あれだけ基本中の基本訓練の中に、夜間飛行における突然の回避訓練が組み込まれているのである。

もしも先進国の羽田空港、しかも新しいC滑走路が暗くて見えないのならば、今まで大変な惨劇が起こるはずだった、ということになる。

たまたま結果論として乗客の命は助かったが、これは前方が見えていなかったという操縦士によるミスの可能性はある。すべてを視界が暗いせいにするならば、世界中の空港の夜間飛行を止めなければならない。特にそれができなかったJALパイロットは技量が劣っていることになる。

この点、こんなコメントをさせられた小林氏が一番よくご存じであろう。

着陸寸前の滑走路上がクリアに見える事実も伝えず、訓練でやっていることがなされていなかったという事実も言えないならば、再発防止など絵空事である。

なんのための航空評論家なのだろうか。これはご自身が一番よくわかっているだろう。

私は数多くの現役(海外も含めて)パイロットたちから、このゴーアラウンド訓練についてお聞きした。誰もが認めるのが、直前の「ラストクリアチャンス」の時間である。

これを注意深く見ていなかったのが今回のJALパイロット(なんと3名もいた)だろう。3人、つまり6つの目で見逃したことを正直に話すべきだ。

そして、ちらりと白い物体が見えた、といったJALパイロットの口を封じず、真実を話すべきだ。

 

JALボイスレコーダーはなぜ報道しないのか

いつのまにやら、発見されたにもかかわらず言わなくなったJALボイスレコーダーは、一体どこに消えたのか。まさか、またJALが隠したのではあるまい。

最新鋭飛行機に搭載のボイスレコーダーは、今回は通常ランディングであるから墜落ではないため衝撃はゼロ、単なる火災である。それで消えたのか?最新型が焼失したわけはない。そんなうそは通用しない。

これもまた、JAL広報が「お願いしますよ。日航123便のボイスレコーダー事件も今審理中ですから、極力ボイスレコーダーという言葉は使用しないでください」とマスコミ各社に頼み込んだのだろう。それとも最低支持率の内閣が、パーティー券を大量に買ってくれた(無料航空券)のJALを守ってください、と言っているのか?(検察は、第49回衆議院議員選挙熊本一区の際の木原稔氏のお金の流れを調査していることでしょう)

いつまでたっても隠す根性が見透かされていることを気付かなければならない。

身内をかばうのは結構だがJALは公共交通機関としての責務まで放棄してはならない。機長の名前は公表し(最低でもイニシャル)、そして、機長のフライト時間(乗務時間)がどれぐらいなのか、エアバスA350の訓練時間はどれぐらいだったのか、いつからこの新型飛行機の操縦をしていたのか

マスコミに言う義務が公共的責任としてJAL側にある。

もしや、エアバスのフライバイワイアーの操縦に不慣れだったのではないだろうか。

3名もパイロットがいて、最終のクリアチャンスに、3人で何を確認していたのか。

3人が、どういった状況であったのか?

まだ何も明らかになっていない。それにもかかわらず、マスコミ加担の世論誘導番組は一切すべきではない。それよりも、ますはJALの機長の情報開示、そしてボイスレコーダーの取材だろう。

 

6つの目で見落とした事実としての結果が、あの炎上だった、これを皆さんは忘れてはならない。

 

マスコミは、いくら乗客が死ななかったからといって、元JALクルーばかりを出演させ、それもだんだんと証言がずれていくような人ばかりを出して、知らない間にJALに有利な発言をさせてPRさせる報道特集であれば、報道する必要はない。

もっと事実を客観的に見なければならない。

報道関係者の勉強不足なのか、JAL広報がもってきた原稿をただ読んでそれを事実だと思い込んではいけない。膳場キャスターの発言は、衝突した本人たちが正直に話すことは当たり前のことであって、この事故は空中爆発や航空機性能にかかわる重大な欠陥飛行機であったではなかった。従って操縦士の技量とチェック体制の有無における重大なインシデントであるから、操縦技量の劣化や過失があったかどうかであって、機長、副操縦士ともう一人のパイロット3名に関する過失の話だ。

それを警察や事故調の取り決めと混同した発言をしてはいけないのである。パイロット組合も自分たちを守りたい気持ちはわかるが、客観性を失ってはならない。

どうしてもその点を皮膚感覚でわからないというのであれば、膳場さんもTBS報道のプロデューサーもぜひ私の本を熟読して勉強をしていただきたい。

(せめてそこを詳しく書いている「JAL裁判」の116頁から読んで下さい)

 

元社員、特に私に情報を提供してくれる心ある有志の方々、そしてグレートキャプテンと呼ばれた昔ながらの志高い元機長の方々には、心から感謝申し上げる。

私たちには「本当の意味での真実を追うためには身内びいきをすべきではない」という信念がある。本当に会社を思う気持ちは、隠蔽からは生まれない。隠蔽から生まれるのは自分さえよければといった単に保身だけである。

この信念がない会社が、今数々の問題を引き起こしているのだ。不祥事会社のニュース報道を見れば、誰でもそれがよくわかるだろう。

 

 

 

 

 

前方不注意のJALパイロットの名前が公表されないのはなぜか

素人が騙されるこの事件の問題点

JALパイロット名非公開報道」

皆さんはいまだにJALパイロットの名前が公表されていないことに気づいているのだろうか。まさかJALパイロットだけが特別扱いなのか?JALといえば免罪符なわけではあるまい。

これは公共交通機関の乗り物における交通事故である。なのに、海上保安庁のみ氏名が公開され、いまだに日航側はパイロット名を出さない。

これは、例えば路上でバスの運転手とタクシーが衝突して炎上した場合と同様であって、航空機事故が特別扱いされる事件ではない。羽田の滑走路という道路上の追突事件であるから、警察が出て当然である。警察は通常の手順通りしっかりと状況を見定める責務がある。

警察が何で出てくるのか、といった知ったかぶりの方々(おそらく無知)も多いようだが、日本は警察と事故調の覚書がある(詳細は拙著「遺物は真相を語る文庫版・航空機事故と警察庁覚書/41頁から参照のこと」。さらに近年、事故を起こした航空会社側が、パイロットの保護のために真相を語るという目的と崇高な理念を逸脱して、警察排除のために悪用するケースが多く(これも拙著「JAL裁判・生データ公開について米国の事例/116頁から参照のこと」、従って警察の取り調べが必須となっているのが時流なのである。いわゆる隠れ蓑に使う方便としての警察排除である。

たとえ、海上保安庁側のミスであったとしても、日航側もプロのパイロットであって道路と同じ状況を考えればすぐわかる。道路で、信号が青だからといって、自分の車の前に人が渡っているかいないかを確認して侵入すべきであって、青だから(管制の許可)といってその人を引いてもいいという話ではなく、特にプロであれば、できる限り事故を回避する義務がある。エアラインパイロットにはそれが課せられている。だからこそ何度も、滑走路上のクリアを確認して最終手段(ゴーアラウンド)を訓練するのである。

もしや、JAL側は、オートパイロットにしている安ど感から、常日頃、滑走路上の最終視認という基本がなっていなかったのではないだろうか?

マスコミももっと突っ込むべきだと言いたい。JAL側の過失を問われないようにすることに手を貸してはならぬ。

プロによる操縦の公共交通機関である乗り物の事故で、プロのパイロット氏名を公開するのが常識だ。JALが公表しない理由は、何かを隠したい裏があるとしか思えないが、社員を守りたいということはわかるが、航空機の運航は公共交通機関なのです。誰もが利用する乗り物の操縦士ということを忘れてはならない。

皆さん、事故を起こしたバスの運転手と同様に、飛行機の操縦士の名前も公開しなければならないのに、おかしいと思いませんか?

JALは直ちに公開せよ。嘘の言い訳をするな。

 

「いまだにJALのボイスレコーダーが発見できないわけはない」

エアバスの技術調査団が来日しており、飛行機のどの位置にブラックボックスがあるか明確にわかっている。ましてや、この飛行機は山の中に墜落したのではない。

羽田空港に通常通り着陸したのである。なんの衝撃もかからない。

ちなみに日航516便は、つい最近購入した最も新しい優れた飛行機というのが売り物のエアバスA350であって、飛行記録装置は最新鋭機に装着されたもので耐火性も最新型である。39年も前のジャンボ機(日航123便)で、山中に激突した場合であっても、損傷はなく音声もクリアであった。あの当時のブラックボックスは、耐熱耐衝撃のカプセル構造で、1100度の温度でも1000Gにも耐える構造であった。

それにもかかわらず、なぜ最新鋭機がまだ未発見という報道に、皆さんはおかしいと思わないか?

通常ランディングで墜落でもなく、あの火災など十分想定内だ。藤原琢也事故調査官は最新鋭の飛行機が通常火災であったにもかかわらず「損傷が激しいかもしれない」とか、山中や海中でもないのに「JALボイスレコーダーはまだ発見できない」と、言い訳ばかりしている。エアバスチームも到着しており、とっくに発見しているはずだ。本当にあの程度で衝撃もなく、想定内火災で損傷したとすれば、エアバズA350はとんでもない欠陥飛行機、となるのだ。

 

藤原調査官、あなたはいかなる圧力も受けずに仕事を全うしていただかなければ、海上保安庁の5名の乗員の命を無駄にしてしまうのである。

支持率20%を切るような内閣の総理大臣の言いなりになってはならない。

日航は木原防衛大臣(元JAL社員)を通じておどしているのであろうが、そんなことに屈してはならない。未来を見据えて、正しくまっとうに調査せよ。

 

「滑走路上の40秒の謎とJALの前方不注意」

海上保安庁の飛行機を視認できなかった理由を、杉江弘元機長はこういっていた。

「うまい着陸をするためには前を見ないことも多い」

「ニューマンエラーであろうが、いつものことだ」

これはあきらかに前方不注意を恣意的に擁護している発言であって、こんなパイロットが先輩であればJALパイロットは恐ろしくて乗れない。さすがフジテレビ、これが新事実か。まったく愚かな発言である。

別のJAL元機長もこんなコメントをした。

「滑走路がまぶしくて見えない可能性もある。飛行機が小さすぎて動いていなければ余計に見えない。見逃したかもしれない」

見逃したのならば、プロ失格で前方不注意。滑走路がまぶしくて見えない、などという苦肉の言い訳は止めたほうがよい。それならばそこらじゅうで事故は発生する。

問題の所在はそこではなく、最終確認を怠った、その結果追突した、という事実であろう。滑走路上にある飛行機を発見できなかったのである。明確に確認する基本動作をJAL側が怠ったという事実である。

 

「客室乗務員の教授が笑いながら話すな」

18分もあれば、どんな場面でも全員脱出は当たり前にできる。煙はあっても火はそのあとであれば、なおさらである。冷静にやるからこそプロである。確かに素直に従ってくれたお客様をほめることはいいが、この教授の「お客様が素晴らしかった」というこの発言の裏に何があるか、皆さんわかりますか?

JALはいつも平身低頭で謝ることで逆に、お客様からのクレームをつけられないようにしてきた。これはマニュアルに書いてある。だからこそクレーマーが多くて「ごね得JAL」という言葉が昔から言われている。昨晩、NHKに出演した元客室乗務員の客員教授JALの寄付講座と就職あっせんによる教授職)の発言はまさにこれだった。

マスコミも、前方不注意を問われないようにJAL広報が策略している一巻であることを忘れてはならない。まだ調査中にもかかわらず、ニヤニヤと笑顔で自分たちの後輩の仕事をほめる教授が、どこにいるか。こういうことは身内で内々にほめるべきであり、対外的にアピールすべきことではない。もっと客観的に冷静に語るべきであろう。

まずは亡くなった方や負傷者への配慮、そして自分がいたJALという会社のパイロット名を明らかにできない理由もかんがえて、プロとしての前方不注意に目を向けるべきである。

取材に応じて、にやにや笑いながら話すべきタイミングではないことは、ご自身がよくわかるだろう。まったく恥ずかしい教授の発言であった。客観性がまるでない。

おそらく、JAL安全啓発センターに学生を連行(見学と称して)するため、JALに就職をしてもらうための客員教授なのであろう。実はこういう元JAL教授や元自衛隊出身教授(県知事依頼の自衛隊の票集め)が多く、学生への意図的な誤情報提供や教育も含め、裁判の妨げになっているのだ。その実態を弁護団としても調査中である。

この事件のおかしい点を皆さんが認識することが重要だ。

それがないと、マスコミも役目を放棄したといわれるだろう。ジャニーズ問題同様、この国は、JAL機は何をしてもかまわないという免罪符をもっているという恐ろしい国になっていることになる。

皆さんはしっかりと見極めなければならないのである。

 

 

 

 

日本航空516便羽田炎上 調査中に乗員を美化するな!

今の時点で、全員の脱出をJAL乗員の美化にしてはならないこれだけの理由

昨日の1月2日、日本航空516便(札幌から羽田)乗客乗員379名の命が助かったのは世界中の誰もがほっとした瞬間であった。海上保安庁で亡くなられた5名のご冥福を心からお祈りする。

しかし、それをまだボイスレコーダーや管制塔でのやり取りの録音が検証されていない時点で、乗員を美化している報道があるが、JAL広報発表の言い分のみを聴いて美化してはならない。

マスコミは、炎上のすごさを取り上げて、「奇跡的な脱出だ、乗員は素晴らしい」ともてはやし、岸田首相はまだ詳細もわかっていない時点で「日本航空の職員~感謝する」などと述べていたが、これは絶対にやってはいけないのである。ちなみに、日本航空は民間会社であって職員ではなく、社員である。岸田首相はいつまでも親方日の丸の意識が抜けていないのだろう。

とっさに日航広報は、全員脱出で無事のみを伝え、けがをした人14名を伝えなかった。そして「全員脱出」を「乗員の手柄」のように報道してもらえるように、海外メディアにも伝えたようだ。それに応じた報道があったが、事故機の調査も済んでいない中で、そのような報道が世に出ている事実が、逆にJAL広報の言いなりになったことを物語る。

着陸して停止直後に客室が炎上したのではなく、当初は機体内部はまだ燃えておらず、火の手が回ってくるまで10分ほど時間があったため(乗客の証言と写真)、通常のエマージェンシー訓練の通りにやって、無事に脱出できたのである。「荷物をもたないで」、「落ち着いて」といった手順や、火の出ていないところ、この場合は前方の脱出用シュートを利用するというのは、ある意味で訓練の初歩的な部分であって、当たり前のルーティーンである。

ことさらに美談にするレベルではないのは、客室乗務員の誰もがわかる。

さて、航空管制の指示について、日航側が「離陸許可があった」と発表しても、それは客観的事実ではなく、当事者の言い分である。

まずは、ボイスレコーダー、そして管制官とのやり取りの録音を明らかにすることが先だ。

次の客観的解説をしてた元全日空機長の樋口文男氏のコメントは重要である。

今後の事故原因の検証のポイントとして、管制官と機体側のやりとりの録音を挙げたうえで「管制官が許可したからといって大丈夫なのではなく、滑走路に機体がいないか確認することや、管制官の指示を復唱するなどの基本が忠実に行われていたのか『セーフティーファースト』が守られていたのか検証する必要がある」と指摘

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240102/k10014307411000.html

 

日本航空の元機長で航空評論家小林宏之氏のコメントも正しい。

小林さんは日本航空の旅客機と海上保安庁の機体が衝突した原因について、「どちらかが管制の指示を聞き間違えた可能性があると思う」などと指摘

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240102/k10014307221000.html

 

つまり、上記機長の言う通りであるするならば、JAL機の機長の対応も問われている。

それを称賛する方向性にもっていきたい日航広報の出どころをうのみにしてはならない。彼らは常に乗客を獲得し、もうかるための策略をもって広報をしているのである。

 

管制が着陸の許可をしていたとしても、昨日は視界クリアで滑走路上がよく見えたはずである。滑走路上に何か異物が見えた可能性も否定できず、その場合は、全日空元機長の言う通り、基本動作として完全に管制官を信じるのではなく、何を安全のために優先するか、である。

視界良好の滑走路にて、ラストクリアチャンスをパイロット自身が行うタイミングがある。その時、とっさにゴーアラウンドをすべき時もある。

相手の言う通りに操縦していることばかりがパイロットの仕事ではない。

まだ詳細もわかっていない中、マスコミは炎上のすごさからの脱出劇という記事ではなく、まだ客室まで炎上していない時間、十分脱出できる時間が10分程度もあった事実や、JALパイロットが滑走路上でのラストクリアチャンスをどうとらえたのかも含め、音声データ(生が必須)の解析をまっとうに報道することが先である。

 

JAL業務改善勧告と隠蔽

管理人です。

 

今年も押し迫り、日々慌ただしい中、年末年始のご旅行でJALに乗る予定の方々は、12月22日のNHKお昼のニュースに大変驚いたことでしょう。

日航による不適切整備について、日航は「業務に支障なし」「隠蔽の意図はなかった」などと言い訳していますが、管理職が記録を削除し、紙の記録も個人ロッカーに隠していたという事実は、隠蔽そのものの行為です。

このニュースをご覧になっていない方は、早急にご覧ください。なお、民放ではテレビ報道は一切ありませんでした。ここでもまた、CMをもってくる企業に民放は機能ぜず、航空機の整備不良という重大ニュースであっても国民にテレビで知らせないほどの弱い体質が浮きぼりとなりました。

国土交通省は「航空事故を発生させるおそれがある重大な違反行為と判断」し、お昼のNHK全国ニュースで「日航は会社として安全運航を最優先する意識が損なわれている」として、22日午後、業務改善勧告を出しました。

皮肉にも、木原稔防衛大臣のおひざ元である熊本と羽田間で発覚しました。木原氏はJALの元社員であり、元社員としても古巣を叱咤すべきでしょう。

JAL機 一部で不適切整備 記録削除も 国交省が業務改善勧告

www3.nhk.or.jp

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JAL社員証を持つ詐欺師逮捕

次に、長年にわたって日本航空の機長だと語り、日本航空をかばって守り続け、「後部圧力隔壁破壊説」に対して異議、再調査を唱える人たちを、異論だ、陰謀論者だとネット上で誹謗中傷してきた悪質行為の人物が逮捕されましたので報告します。

 

この「平」は別名を多数もち、クラウドファンディングをして金も集めて、日航のために「陰謀説」者をバッシングする行為をしてきました。日航機長姿の偽社員証を見せびらかして結婚詐欺も行っていたとの報告も寄せられております。皆さん、この「平行紀」という詐欺師にひっかかった方々は、鎌田警察署にご連絡ください。吉備素子さんへの誹謗中傷もあったようですので、弁護団としても現在調査中です。

注意)以下、偽物、詐欺師たちによる「圧力隔壁説」クラウドファンディング

camp-fire.jp

このクラウドファンディングの詐欺師は、こういったことをうたい文句として、後部圧力隔壁説を広めていたのがわかります。日航側は喜んで見ていた、という報告もあります。

さて、ここに書いてある元日航機長、弁護士(JAL側弁護士)も実際に存在して、さらに「平」の共犯だとすれば、いわゆるJALの詐欺師集団といえましょう。

日航もこういった人物を放置し、むしろ積極的に利用してきたのであれば、重大な問題です。皆様もご注意ください。

 

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年末に思う 青山透子

2023年年末、全くお粗末な日航の失態が飛び込んできた。

国土交通省による業務改善勧告に対して、日航は「隠蔽の意図がなかった」、「子会社の仕事ですから」といった言い訳ばかりだが、そんなことは通用しない。全部JALマークの飛行機の整備不良であることは紛れもない事実である。JALエンジニアリングは、昔同一会社内にあった整備部門を切り離しただけであって子会社とはいえ管理職はほとんど本体からの出向者である。

このいい加減なJAL体質が露見する重大な整備不良のテレビ報道はNHKだけであった。

民放各社は、年末年始の利用客が減ると困るJALの思いを「忖度」して国民への情報提供を放棄し、忖度ではなく損得勘定を優先させたのであろう。お昼のNHKニュース直後、慌ててJAL広報が火消しに走り回っていたそうだ。無料航空券でもばらまいたのであろう。

それにすなおに応じるのが民放のニュース23やニュースステーション等、論外のニュースZEROなど、実にふがいない態度が露見したのであった。これでまた、日航広報の成功体験?が増えただけであって、鶴丸マークの飛行機の安全管理のずさんさは消えない。民放のニュースは、そのキャスターも含めて全く機能不全になっており、ジャニーズ報道の反省など、なかったごとくである。

このだらしのない現状に、苦々しく思っているまっとうな民放社員たちもいるはずだ。

日航に言われて、ニュースを流さないということを決めたのは、一体どの部署の誰でどう指示したのか、のちのためにも記録を残すべきだ。そんな人間が出世したら、ろくな会社にならないのは、ダイハツ事件が証明している。

 

さて、長い間私を誹謗中傷し、事故調査報告書付録にある「異常外力の着力点」を無視し、これについて語る人物を、逆に嘘つき呼ばわりしてきた、「本当の嘘つき詐欺師」が今年の10月に逮捕されたという報道が伝わってきた。

この人物は、2010年に私が「天空の星たちへ」を出版した際、前の出版社の編集者のところに、突然現れた人物とそっくりであった。彼の風貌は、わざとなのか自衛隊員を模していた。そして自分のプロフェールを次のように語った。

「自分は東大の航空学科を卒業して、加藤寛一郎教授のもとで航空工学を学び、日航123便に関して調査実験を行ってきたから、圧力隔壁破壊が正しいのである。青山透子さんは勉強が足りない。私のファイルから学べ!」と言い放ち、その人物は分厚いファイルを置いていった。

編集者が連絡先に電話をしたところ、東大にこんな人物はいなかった。つまり、自衛隊にも東大にも、一切関係のない人物であった。のちに、私が東大で調査を行っても、こんな人物はいなかった。

この「平」はネット上、上から目線で「俗にいう陰謀論を否定する立場の有識者」だと吹聴し、私を陰謀論者だとレッテルを張り続けてきた。

「平(旧姓樫本)行紀」のほかに多数の名前を言い、小椋公明という名前ではクラウドファンディング(上記)を行っていたそうだ。

その文体を読んだとき、「アンチ陰謀論」者の言葉のフレーズに思い当たるところが多数あった。彼はJALの制服も着用して偽造社員証を作成し、それによって騙されてきた人も多いそうである。鎌田警察署では余罪を追及しているとのことだ。

実は私は、吉備さんの裁判開始前、今から2年ほど前に平からひどい誹謗中傷を受けていたため、この人物が本当のJAL機長であれば許せないとして、JAL副社長の清水新一郎氏宛てに手紙を送った。

根拠なく誹謗中傷するページを印刷して、平自身が自分で公開しているJAL機長の社員証をカラーコピーして、担当編集者にチェックをしてもらって清水氏宛てに送付した。

その時、清水氏から全く返事がこなかったが、もしもあの時に日航がきちんと調査をしていたならば、その後、JAL機長と称する人物による詐欺や結婚詐欺もなかっただろう。

つまり、日航の無視した態度は被害を拡大させたのである。

偽物の存在を教えたにもかかわらず、そのまま無視し、自社の偽社員証を持つ人物を世間に放置する会社などない。これは世間の常識である。

今回、業務改善勧告が出たばかりか数年前からの整備不適切についても、長年隠蔽しながら「隠蔽の意図がない」といい、この期に及んで人材不足のせいにして言い訳をしたりしている。また、日航123便の安全啓発センターはフェイク展示であって、語り部が「私たちは安全運航を肝に銘じてここに展示しています」などと吹聴してきた。このように、うそを言い続けてきた社風であることは、今回の整備不良の隠蔽が明確に証明しているのである。

従って、国土交通省のいう「安全運航を最優先する精神が損なわれている」会社であることは間違いない。

さて、平の逮捕の報道以降に寄せられてきた彼の同級生等の情報を見て驚いた。

彼は、ろくに勉強もせずに16歳から詐欺窃盗を繰り返してきた近隣の誰もが知る札付き人物であった、という情報であった。実際の被害者からの切実な手紙もあった。

となると、あのネット上のJAL機長としての数々の発言などは、誰かが裏で教えているのではないだろうか、という疑問である。

実際に、前述の担当編集者のところにおいていった分厚いファイルは、そのほとんどが加藤教授の本のコピペであったが、その後、ネット上の航空機操縦に関する記述には、素人は騙されても、結構専門的であってタイムリーな内容でリアリティもあった。

以下、私の持つ疑問である。

本物の機長(元機長)が、平を手助けして、日航側がそれを放置してきた可能性がある。実際に2年前、私自身が清水氏に送った手紙に、平がネット上で公開したJAL社員証を同封して、これが偽社員証か否かを調査すべきだと進言したことを無視した。

つまり日航は、その社員も含めて、むしろ私への誹謗中傷を楽しみながら見ていた、さらに間接的に、または直接的に彼の言動を広めて加担していたのではないだろうか。

だとすれば、日航はいわゆる共犯であって、これは犯罪である。

今、その調査も進めている。

皆さんへ、

逮捕された詐欺師の語りの特徴は次の通りです。

加藤寛一郎教授に教わった。後部圧力隔壁説は正しい。それ以外は陰謀である」

「”陰謀論”と呼ばれる書籍も少なからず出版されているが。その多くが、事故調査報告書に対する疑義に端を発し、陰謀者たちである」

「私たちは、国立大学や研究所の協力を仰ぎ、検証してきた。その結果が垂直尾翼内の内圧による破壊であって、それ以外はトンデモ説である」「青山の本など読んでも何もわかりませんよ」「所詮金儲けのためだろう」「飯のタネにつかうな」「読者は信者」「事故調査報告書を読まない青山」等々。逮捕された平行紀のみならずJAL自衛隊シンパの詐欺師集団の言葉はこんな言葉であった。そのままそっくりお返しする。

ちなみに、異常外力着力点は事故調査報告書にしっかり書いてある。私の本がベストセラーになりそうな時期、それを阻止するために依頼された週刊新潮にも「びっくりCAの金儲け」と誹謗中傷記事を書いた記者、その記事内で根拠なく解説もどきを述べた航空評論家の元JALチーバーがいたが、このように金儲けしたいならば、逆にJALを擁護するほうがずっと儲かるのであって、JALから感謝の金一封が届く。従って、表向きはいい人であっても誹謗中傷する詐欺師の手先と化している人は多いのである。

彼らの虚偽の中で、私と吉備さんがもっと最も許せない悪質な暴言は次の言葉である。

事故調査報告書の結論に異論を唱えることは、「亡くなられた方の魂のご供養、ご遺族の心情的安定につながることはなく、救助に尽力された方々の名誉棄損が永続することにつながりかねません。」逮捕された平の常套句であるこのフレーズを口封じの道具として活用してきた事実は、到底許しがたい。

実はこの暴言は、以前取材を受けた共同通信社の人間で「最後の証言」というのを書いた堀越氏にも言われた。こうやって私の口を封じ、真相を言えなくするのは、ジャーナリストの風上にも置けないと実感した。

事故調査報告書付録にもとづき、「異常外力着力点」を再調査してほしいという切実な要望の遺族に対して、「異論」「トンデモ説」「陰謀」とレッテルを張り続けてきたこの詐欺師たちは、私のみならず吉備素子さんへの誹謗中傷である。真実が隠されている今、心の安定ができないのは、逆に平のような詐欺師が日航の隠蔽に加担し続けてきたからである。

これは絶対に許されることではない。

日本テレビの「ザ・世界仰天ニュース」で監修をした元JAL機長の杉江弘が、詐欺師と同様のことをその著作に書いている。杉江は目撃者も否定して暴言し続けているが、それを意図的に重用して杉江の監修による番組は、放送倫理に違反している。監修者の杉江には重大な責任がある。これについては後日詳細に分析する。

 

墜落原因に疑問を持つ遺族が望むことは、本当の事故原因を知ることである。

その口封じのために、世間に「異常外力着力点」の存在を広めないようにするために暴言で否定し、さらに「遺族が心の安定が保てない」「事故調ならびに生存者の名誉が保てない」というような、いかにも知ったかぶりをした暴言を吐く人間が、なんと、詐欺師、窃盗犯での逮捕者だったのである。

世間の皆様、そして報道関係者の皆様、くれぐれも「後部圧力隔壁説」以外を異論と唱える人物にご注意ください。

追記:JAL広報の皆さん、慌てて鎌田警察署に圧力をかけるとか、政治家をつかうとかしても今更無理です。真相は上記の写真が物語っています。JAL社員証放置の責任は重いのです。

 

 

 

 

悪意ある書き込みが消えましたのでお知らせします

私のウイキにあった悪意ある偽情報と作為的で悪質な書き込みが、今朝、早朝に消えましたので、お伝えします。

昨晩から一週間の猶予を与えましたが、即、消されたとのことです。

悪意の書き込みには、事実をゆがめ、あのように多くの嘘が含まれています。それをいかにもまことしやかに伝えてきますので、皆さん、今後もご注意ください。

 

裁判に提出された私の信ぴょう性と客観性のある資料の正当性に対して、危機感を覚えた被上告人の日本航空や、昔から否定したい自衛隊関係者は、こうやって悪意を持ってメディアを使い、世論を誘導したいのでしょうが、事実は消せないのです。日航も自己反省をすべきところ、逆に私を貶めようとすること自体、愚かな行為です。

それから、ウイキペディアで、この公式サイトのアドレスのリンクを張ろうとすると、削除する人間がいるとのことです。私のウイキに私の公式サイトをリンクするのは当然でしょう。

不都合ゆえ消すのですか?これも誰がリンクをさせないのか、徹底的に調査します。

 

今後も一切、許しません。青山透子

 

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管理人です。

昨日、吉備素子さんから電話があり、ぜひ皆さんに伝えてほしいとのことですので、お伝えします。

 

「ザ・世界仰天ニュースとやらを見ました。醜く、あきれるほどの番組でした。辛うじて、昔の不起訴となった裁判のことは言っていましたが、現在の情報開示裁判のことや、後から公表された「異常外力着力点」による垂直尾翼崩壊は言わず、公平性ゼロ。ほんまにいやになる番組でした。

杉江弘という人は、元日航パイロットを名乗っていながら、私の目撃証言を否定しました。上野村の小学生たちの目撃証言も否定しました。杉江は劣った情報しかもたずに、勝手に全部否定しました。杉江さん、ご自分のパイロット仲間を守りたいのかどうかわかりませんが、迷惑です。こんな番組の監修をするようですから、よほど読売系に恩義があるのでしょうか?親身になって力になってくれている青山さんとは真逆ですね。

私は自分の意思で裁判を三宅弘弁護士にお願いして、青山さんに調査してくださるようにお願いをしました。それをいつまでも、まるで私がだまされているとか言いふらす悪意のある人が、まだいます。青山さんの本をゴミと誹謗中傷する人がいまだにいます。これは十分に名誉棄損に当たると弁護団に聞きました。

そして、裁判は青山さんが本を書くためにやっているとか、裁判費用を捻出させようとしているとか、まったくの嘘とデマを流して得意になっている人がいます。

二度とそういったデマはやめていただきたい。

もしも、今後そういう書き込みを見つけたら、私は許しません。弁護団も許しません。

こうやって、親身になって下さる人たちをおとしめ、自己都合でうそをつく、そんな人は、私の目の黒いうちは野放しにさせません。

皆さん、私は38年間も長い間、こうやって、悪意をもった嫌な人間たちと戦ってきました。

せめて、そっと静かに裁判をさせてください。

青山さんの読者の皆さん、本当にありがとう。皆さんの支えは私のこころの支えです。

一緒に頑張りましょう。有難うございます。ほんまに有難うございます。」

 

偽情報にご注意を! 青山透子

まず、昨晩の「ザ・世界仰天ニュース」に関しては、あまりに稚拙な番組すぎてコメントする気にもなれない。裁判しているとわかっているならば、明らかに不当で中立性に欠けた、情報量に乏しい愚かな内容である。また、パイロットの名前を隠す理由もなく、おそらく何か疚しさがあるからであろう。特に高浜雅己機長についての疑惑はぬぐえないからだろう。

この番組を見た知り合いの報道関係者は、「批評に値しない醜い番組であった。これが日本のテレビのレベルか、かなり劣化している(略)根拠も志もなく企画したのだろう」

日航パイロット杉江弘の監修のレベルはこんな程度なのである。

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なお、こんな番組が平気で放映されるのであればよほど情報操作があるに違いないと思って、めったに見ない自分のウイキペディアをみてびっくり仰天した。そもそも、私は自分のウイキペディアがあるのを知ってみたときには、「著作の問題点」はなかった。おそらく裁判開始後に、悪意のある人間が付け足したのであろう。

そのウイキにある青山透子の「著作の問題点」部分は、おどろくべき嘘ばかりである。

あまりに無知な書き込みなので、証拠を添付して事実を伝える。

ウイキペディアの下記の部分の驚くべきデマ

著作の問題点(そのまま引用)

【青山透子の著作物にはその主張を証明できる第三者機関による検証に耐え得る証拠が提示された事は皆無である。 また新幹線内の電光掲示板という当時存在しない事が証明されている明らかな誤記、物理的に目撃不可能な上野村からとされる目撃情報に至ってはその裏取りを週刊文春が行おうとした際に情報提供を拒否しているなど全般的に信憑性に於いて著しく劣る物である。 客観的証拠や物的証拠によって裏付けのない記述、裏付けの取れない伝聞主体の記述はノンフィクションたり得ない事にも十分な注意が必要である】(2023年11月15日現在)

さて、この文章を検証する。

デマその1

その主張を証明できる第三者機関による検証に耐え得る証拠が提示された事は皆無

 

➡拙著「JAL裁判」の年表と提出資料を見て頂きたい。

2019年3月の訴訟前、行政機関への情報開示請求の際、私の持つすべての情報とその根拠を弁護団に示した。現場での聞き取り取材の現物や写真、当時の運輸大臣山下徳夫氏との会話と写真、当時の防衛庁長官加藤紘一氏との写真と内容、日米公文書、外務省公文書、当時の新聞、論文、大学の研究機関での調査結果の資料と生データそのうえで裁判所に提出、無事に受理、そして裁判開始となっている。

弁護団と裁判官ならびに裁判所に私が提出したものを「第三者機関による検証」という。従って検証済みである。通常のノンフィクション作家よりも、もっと厳しい検証に合格している、ともいえよう。ノンフィクションで裁判資料に使われているのは、あまり前例がなく、より一層客観性が保証されたものである。

裁判資料となった重要性をも無視したのウイキの記述は、明らかに無知、悪意のある書き込みであると断定する。

 

デマその2

新幹線内の電光掲示板という当時存在しない事が証明されている明らかな誤記

 

➡これも無知による書き込み。最近の新聞報道を添付する。

車内ニューステロップは1985年に始まったJR東海が新聞社などと契約して流している。朝日新聞や読売新聞といった全国紙だけではなく、JR東海の本社が名古屋にあるためか、中日新聞のニュースも流れている。」

従って、10985年年から、すでに電光掲示板があったのである。

1967年(昭和42年)にノリタケの子会社になるノリタケ伊勢電子株式会社が蛍光表示管を開発したことが第一歩である。陶磁器製造の技術を生かし、電極用ペースト、厚膜回路基板を開発、つまりセラミック基板への厚膜回路の印刷技術とつながった。それが電光掲示板になる。(1972年~特許)その後製品化して試運転等を行った。

ウイキペディアが逆に誤記をしていることが明白である。

 

toyokeizai.net

 

デマその3

物理的に目撃不可能な上野村からとされる目撃情報に至ってはその裏取りを週刊文春が行おうとした際に情報提供を拒否

 

➡まず、「物理的に不可能な上野村」という点について、「小さな目はみた」や「神流川」に書かれた235名以上の上野村小学校、上野村中学校の生徒たちと保護者の目撃情報を無視している。それを意味なく否定するならば、現役の自衛隊員の目撃情報をも否定することになる。

それは1985年10月号の「上毛警友」である。

以下、表紙と目撃情報部分を掲載する。

目撃者は当時の現役の自衛官であり、目撃した場所は、吾妻群東村(群馬県北西部上野村近隣)である。そこで航空自衛隊のファントム二機を目撃している。時間はなんと午後6時40分。正式発表でファントムが飛んだ21分も前であり、まだ日航123便が墜落していない時間である。

 



注)上記表紙、文書2枚の転載は禁止。引用する場合は、下記を明記すること。

令和3年(ワ)第7609号ボイスレコーダー等開示請求事件・甲11号証・裁判所に提出/青山透子公式サイトより抜粋

 

ここで明確になったのは、まず目撃者は現役自衛官であること。

目撃した場所は、吾妻群東村(群馬県北西部上野村近隣)であること。

そこで航空自衛隊のファントム二機を目撃している正式な情報である。

時間はなんと午後6時40分。

正式発表(午後7時1分出動)とは異なること。

目撃時間は、正式発表よりも21分も前であること。

そして、まだ日航123便が墜落していない時間である。

以上のように、群馬県上野村周辺でも、しっかりとファントム2機が、しかも現役自衛官に目撃されているのである。これは警察の文書であり、消しようがない事実である。

従って、「物理的に目撃不可能な上野村は、まったくのデマ。嘘となる。

この証拠資料は、すでに拙著で何度も取り上げており、このように、私は確かな資料を基にして本を書いている。

なお、この群馬県警が作成した文書は、すでに裁判で提出している正式なものである。余談であるが、今さらご本人を懐柔したり圧力をかけても無駄である。裁判証拠資料として、すでに提出済みなのである。

必死に隠蔽したい自衛隊の後輩たちは、こういった立派な先輩がいたことを誇りに思うべきだ。

 

次に、「目撃情報に至ってはその裏取りを週刊文春が行おうとした際に情報提供を拒否」

の部分だが、まず、週刊文春から私へ取材依頼は一切ない。文春に問い合わせてもすぐわかる。

週刊文春に聞いてもらえばわかるレベルのことを、平気でうそを書くこの人の気が知れない。

実際にそんな取材すらない。つまり、これも捏造の書き込みである。

私の情報提供は、取材申し込みのあった新聞社(朝日新聞の記者、東京新聞の記者、NHKの記者、読売テレビのプロデューサー、他多数)あらゆる人にすべて開示している。目撃情報の取材とコピーまでNHK記者に渡している。それぞれの記者さんの名刺もあるため、直接きいてもらえばすぐわかる。彼らの誰もが裁判で証言できるほど、明確である。読売テレビの時は、一緒に担当編集者も立ち会った。そこで詳しく資料を基に説明をしている。

朝日の調査報道の記者さんの時は大学で行い、教授も立ち会った。各大学での講演においても資料を提供し、目撃情報と取材の現物も全部出している。その時の録音もすべて手元にある。ずっと以前から、上毛新聞社の記者の方にも渡している。

これらのスタンスは今でも変わっていない。

 

私のウイキの「著作の問題点」を書いた人物は誰か。このように証拠と異なる嘘とデマを流す人物は、虚偽・ねつ造の記載者であり、ウイキを書く資格などない。その責任の問う。

私は、弁護団のみならず、記者さんに真実を伝えるために自分が得た情報と証拠はすべて、無償で提供し、すべてボランティアで協力してきた。それを何の根拠もなく、意図的にデマを書いた責任は、きっちりとっていただく。

それにしても、「著作の問題点」を書いた人物は、バカすぎるほど無知蒙昧(むちもうまい)であり、私のウイキという公の場に、まったくいい加減な情報を書いた罪は重い。

これは悪意の塊であり、このデマを糾弾する。

なお、私が修正しようとしたところ、ブロックされていたため、ブロックした‪えのきだたもつさん、ブロックした責任者として、必ず対応をお願いします。

他にも読者の皆さんで、私のウイキペディアを修正し、正しく確実に対応できる方は、ぜひお願いします。

【著作の問題点】の部分を書いた人物は、1週間以内に削除、訂正すること。

それがない場合は、書き込み者を特定して必ず公表する。

誰がこういうデマを流すのか。こういったネット上の悪意は決して許さない!

 

日航123便に関する報道について 青山透子

 

8月12日でもない今頃の時期に、日航123便を取り上げ、誤情報の垂れ流しともいえる「懸命に操縦したパイロット称賛」と「隔壁の修理ミスにすり替えた」番組が、日航の依頼でまた出てくるらしい。

まず考えられるのは、西日本新聞のスクープを装った記事「隔壁検査急いでいれば(署名:野間あり葉記者)2022年8月12日付」の調査不足の記事をもとにした番組であろう。

この記事は、墜落の前から隔壁の点検を提言していたことをネタとして、元事故調査委員の斎藤孝一氏(1985年当時は委員というより見習いだった)へのインタビューや、ボーイング社のサービスブリテンをもとに書かれていた。つまり、日航の整備士が墜落の前から隔壁の点検をするよう依頼していたのに日航の上層部はしなかった、といった内容だろうと推定する。これについてはスクープでもなんでもなく、すでに当時の新聞記事に書かれており、さらに1999年から元日航社員の藤原源吉氏による工学雑誌への投稿論文に、そのいきさつが詳しく書いてある。詳細は、拙著「JAL裁判」の269ページから279ページをじっくりとお読みいただきたい。

しかしこの説は、2013年に事故調自らがホームページにて公開した、研究資料によって打ち砕かれた。つまりこれが直接の原因ではない、と明確に書いてあったのである。(事故調査報告書79ページ、事故調査報告書付録95ページ、101ページ、116ページ参照のこと)

読者の皆さん、これらのページをしっかりと読んでから番組を検証していただきたい。

それをいまさら番組にしたとすれば、情報不足どころか、基本的な勉強もせずに作ったお粗末な番組、となる。

次に、出回っているボイスレコーダーのシロモノについて事実を述べる。

当初、善意の第三者がマスコミに匿名で配布したと、誰もが思っていた。

しかし、その後の調査によって、これは都合よく改変されたものであることがわかった。さらに前後を入れ替えることによって、高浜雅己機長へのバッシングが止まり、逆に称賛されることとなった。実はそれが狙いであった。

裁判開始後、ボイスレコーダーを市販の本のDVD付録にした、しんぶん赤旗日本共産党機関紙)の元記者の米田憲司氏は、訴訟開始後に原告の吉備さんに突然電話をかけてきて「裁判を取り下げるべきだ」と強要したのである。吉備さんは、電話番号も教えていないのに、誰から聞いたのかと大変驚かれていた。不愉快であったという。

米田氏は以前、高浜雅己機長の奥様と古くからのお知り合いだといっていたが、いくら友人だからといって、そんな電話をすること自体がジャーナリストと称する資格などあるのだろうか。ここからわかることは、吉備さんに訴訟をされると、高浜機長への称賛が、逆もどりとなってしまうからである。さらに、米田氏の本の付録につけた代物の真偽が問われかねず、本物のボイスレコーダーを聴かれてはまずいからであろう。

これは、あきらかに原告(上告人)である吉備さんへの圧力である。

そんな代物をことさらに強調し、その片棒を担ぐような報道は、元赤旗記者の米田氏の思惑にのっかることになる。

世論を被上告人のJAL側にとって都合のよい方向に導きたい、そんな思惑にマスコミがのっかってはいけないのである。

さらに、これは裁判中における重大なルール違反である。大企業がスポンサーとなって、金にものを言わせてマスコミに対して行う権限乱用であって、JALの行為は、まるでビックモーターやジャニーズ事務所問題と同様ではないか。マスコミは反省したのではないのか???

今後、遺族が起こした「生のボイスレコーダーを開示せよ」という裁判を無視して、「異常外力着力点」について一切触れずに都合よく改変した番組は、被上告人のJALに加担したことになる。マスコミは「知らなかった」では済まされず、制作者の責任が問われることぐらいはわかるはずだ。

 

 

最高裁の審理中の最中に、被上告人であるJALパイロット称賛のために、市販のボイスレコーダー(都合よく改変された代物)を使用する日航123便の民放番組には、皆さんご注意を!

もしも、原告側が出している裁判証拠の「異常外力の着力点(2013年に事故調査委員会が公表)」を取り上げることなく、これらを無視し、1985年当時の推定のままである「後部圧力隔壁説」以外をトンデモ説と称して茶化してこれを否定した番組の場合は、放送倫理に反する偽情報として、責任を問い、断固抗議をします。

 

なお、ビックリ仰天の番組を監修したという杉江弘さん、必死にパイロット仲間をかばいたい気持ちはわかりますが、あいかわらず使い古した「フラッター説」という非科学的な論を張り、客観的事実や裁判を無視し、「だって異常外力着力点なんて知らなかったから~」とメールで読者に返信をしたあなたが、今回は「知らなかった」ではすまされません。もはや情報不足による言い訳は許されず、一体どういうつもりで監修をしたのか、監修者としての責任をご自身の胸に手を当ててじっくりお考えください。