青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

1985年9月22日、今こそプラザ合意を問う   青山透子

35年前の今日、日本経済を根底から揺るがす大事件と言える「プラザ合意」が行われた。

私の本を継続的に支持して下さっている経済アナリストの森永卓郎氏による著作

「なぜ日本だけが成長できないのか(2018,KADOKAWA

より、次の文章を引用する。

 「日本経済の世界シェアが三分の一に転落するきっかけは、1985年9月22日のプラザ合意による円高だった。日本経済の集団リンチともいえるプラザ合意を、なぜ日本政府が受け入れてしまったのか。(中略) いま私の頭のなかには、重大な仮説がある。それは、ある事件をきっかけに、日本政府が米国に対して、取り返しのつかない『借り』を作ってしまったからではないかということだ。(中略)何かおかしなことがあると私はずっと疑っていた。(中略)2017年7月に青山透子氏が『日航123便墜落の新事実』という本を出版して、私の長年の疑問に、見事にこたえてくれたのだ。」

そして森永氏は、「日航123便墜落の翌月には、ニューヨークのプラザホテルで『プラザ合意』が結ばれ、協調介入によって極端な円高がもたらされ、日本は円高不況に突入した。これが偶然と言えるだろうか。それだけではない、1989年から90年には、日米構造協議が行われ、貿易だけではなく、商慣行などの非関税障壁も徹底的な排除が米国側から要請された」と続く。

  私は、森永氏に出会うまではそれほどプラザ合意日航123便事件を関連づけて考えてはいなかった。ただ、森永氏の話を聞き、元外務省職員に話を聞いてからは、大きな疑いを持つようになっていった。確かに、その後の基地問題も含めて、日米関係は対米追従と言われ続けるほどであり、さらに米国の要人すら驚くほど異常な服従ぶりで、日本政府側の米国へ対応があまりにも従順すぎることは事実である。

 森永氏も「日米関係がいったい何に立脚しているのか。本当のことを追及していかなければならないと思う。もう戦後73年も(出版時)経ったのだ。日本は米国による占領を終え、国家として独立すべき時期をとうに迎えている。私は33年前(出版時)の日航墜落事件の真実を国民の前に明らかにすることが、日本の独立に向かう第一歩として、絶対に必要だと思うのだ」と語る。

 私も全く同意見であり、私の本を真摯に取り上げて丁寧に読んで下さる読者の皆さんもそう思っていらっしゃるはずだ。日本人のみならず世界中の方々、墜落原因に疑問を持つご遺族も同じ考えだ。

 時の政府の失態を永遠と未来まで引きずっていいはずがない。それを正すのは、私たちであり、責任は、この問題を避けて事故調査報告書の不備を黙認し続ける政府にあるのは明確である。「それは下衆の勘繰りであって何もない」と言い切るのであれば、堂々と相模湾から機体残骸を引き上げて再調査すべきだ。いまだに調査継続中と言い張るのであれば、もう一度、確かな証拠をもとにして事故調査報告書を修正して書き上げればよい。あの不十分な報告書で不起訴となった今こそ、誰がどの時点でどのように隠蔽したのかを明らかにして、未来のために公文書館に収納し、国民に展示するのが筋というものである。

その隠蔽の過程については、拙著新刊本「圧力隔壁説をくつがえす」の第一章で、新聞報道の順番に全ての資料をもとに、事実のみを抜粋してわかりやすく書いている。是非多くの皆さんに読んでほしい。そして再調査に協力してほしいと心から願っている。

***

 さて今もなお、私の本の事実を否定したい人がいる。必死に策略を練って、私を貶め、本を紙切れと言い、誰かのコピペといい、どこかに黒幕がいると事実無根の誹謗中傷を垂れ流し続けている人物がいる。冷静に考えてみればすぐわかることだが、この人は単なる一般人ではないことは明らかである。 通常、そういうことを繰り返す人物は、殺人者、実行犯とその支援者、これが明らかになれば都合の悪い人間である。

また、海外の遺族や研究者からの連絡では、英語版ウィキペディアWikipedia)に、上野村や川上村の目撃情報や報道の事実を書くと、必ず削除され、公表された事故調査報告書は優れていて正しいと、わざわざ書きなおす人がいると聞いた。

実は、2010年「天空の星たちへ」を出版したとたん、突然担当編集者に会わせろと出版社に乗り込んで来た人物がいた。当時の防犯カメラに顔も写っていた。その人物は背が高く、目つきが鋭く、がっちりした体型であった。その人物が、「青山に読ませろ」と、その場に置いていった分厚いファイルの内容は、私の本にケチをつけ、アマゾンで★一つで酷評している書き方とそっくりであった。他のサイトでも日航パイロットと名乗り、同じ文体と内容で私や本への誹謗中傷を繰り返していた。

皆さんにお伝えしておくが、実は、論文や出版物のコピペ発見用ソフトがある。博士論文は特に厳格であり、私の博士論文も、そのソフトにかけられてから審査に入った。東大では教授の論文も含めて全てそうしている。だからこの現代において、コピペは不可能なのだ。ちなみに、同じ結論となったこと、つまり、その仮説や結論がそれぞれの過程を経て同じになることをコピペと言わないは当たり前のことである。その程度のこともわからない人物だ。

さらに河出書房新社のような老舗の出版社は、何度も校正が入り、複数の編集者で事実と資料を照らし合わせていく。厳密な過程を経て、それをノンフィクションとして堂々と出版するのである。私も何度も何度も繰り返し書きながら、資料の出どころ、書類の正当性、新聞報道の内容をチェックした。さらに今回も弁護士にも入って頂いている。そして書き上げたものを、その人物は「紙切れ」と言った。出版社のみならず、司法にも「ケンカ」を売ったことになる。

 話は戻るが、匿名でいくらカモフラージュしても、その人の文体の癖(文字の神様)が出てきて、指紋のようにすぐばれる。使う言語からも同一人物を特定できるのである。

さらに、私の本の書評してくれる方や、関係者にもメールを送り付けてきた人もいる。同一人物の可能性も高い。こうやって、たぶんメディアにも、奇怪なメールを送りつけているのだろう。よほど私の本に書かれた事実を、誰にも読んでほしくないのだろう。しかし、こういった歪んだやり方も物事には限度がある。

今回の非常識な内容での誹謗中傷は、河出書房新社をも愚弄した。これらはネットだからといって決して許されることではない。今までは大目に見ていたが、これ以上、誹謗中傷を繰り返す「犯人」を野放しにすることは、「死ぬまでに墜落原因を究明したい」と語るご遺族を大変不快な思いにすることにつながる。さらに私の読者のみならず、全国学校図書館選定図書に選んでいただいた先生方や「日航123便墜落の真相を明らかにする会」のメンバーとその賛同者、再調査の署名活動をしている人や署名してくれた多数の方々をも愚弄することにもつながる。

その人物を特定し、法廷に出すことを読者の皆さんに宣言する。この人物のしたことは表現の自由ではなく、事実無根の誹謗中傷という重大な犯罪である。さらに営業妨害の罪も加算される。

もしも、その人物の裏に操る人がいるのであれば、そうしなければいけない理由を法廷で述べていただく。

現在、自民党の菅政権だが、国民のために働くというのであれば、この問題を解決できる首相こそ国民のために働いたといえる。菅首相によるこの問題への取り組み方を、皆さんと一緒に見定めていきたい。まさか公文書偽造まで安倍政権から引き継ぐわけではあるまい。

日航123便墜落の真相を明らかにする会ホームページ近日公開予定

管理人です。

近日「日航123便墜落の真相を明らかにする会」のホームページ公開予定です。今まで墜落原因に疑問を持つご遺族がなかなか声を伝える場がなかったという切実な声をたくさんいただいています。それを支える弁護士、研究者、知識人でこの会は構成しております。今しばらくお待ちください。

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読者から「出版社や青山さんへ名誉棄損の書き込みがある」との情報がありました。

日本の黒い霧(国際NGOだいわピュアラブセーフティネット)というサイトで、「日機123便について書いている青山透子というのは実在しない架空人物。青山透子という架空の存在を作りだし責任を自衛隊に押し付けた黒幕はアメリカCIA+イルミナティ。」

とあります。このNGOは存在しません。

これを書いた人物は全く見ず知らずの人物であり、その内容は完全に誹謗中傷です。営業妨害もありますので、現在出版社共々名誉棄損で調査中です。

皆さん、この手の書き込みにご注意を願います。

サーチエンジンで上位にくるよう大量のクリックに関しても出どころを調査中です。

なお、「日航123便墜落の真相を明らかにする会」会長のご遺族吉備素子さんからのメッセージをお伝えします。

「このような書き込みをする人の為に、今まで私ら墜落原因に疑問を持つ遺族がどれだけ迷惑をこうむり、真相が明らかにされてこなかったのかわかりますか。あなたのような卑怯な人物がいるからこそ、35年間も私の思いが世間に伝わらなかったのです。せっかく私らの気持ちを汲んで書いてくれている青山さんの本を誹謗中傷するのみならず、この本を大事に育ててくれている出版社への誹謗中傷も許せない。なにが「青山は遺族に対してもめちゃくちゃ失礼だし」ですか。貴方こそ、失礼極まりないことをしています。おそらく、いつもなりすましで書き込む自衛隊の人でしょうが、そこまでする以上、逆に法廷に出てきて自分たちのしたことを堂々と言えばいい。これ以上、謝罪なき場合やこのページを削除しない場合は、必ず法廷に引っ張り出します。今後一切、私らをじゃましないでいただきたい。絶対に許さへんから覚えておいてください」

 

なお、他にも日航マン(通常社内ではこう言いません)と語る人物による書き込みについても調査中です。本当に日本航空の社員であった場合は、会社ぐるみかどうかもチェックします。

名誉棄損で訴えることになりますので、卑劣な書き込みを見つけたらご連絡ください。

読者の皆さんはこのような無責任な情報に騙されないようご注意下さい。

令和元年(平成31年)6月12日(水曜日) 第198回国会第17号国土交通委員会議事録はこちら

管理人です。

青山透子本出版後、国会答弁(国土交通委員会)のユーチューブが、いつの間にか消えてしまい、見られなくなってしまったという声が寄せられておりますので、オリジナルの国会の議事録を提示します。

なお、衆議院のホームページでは、捜索が難しいとのことでしたので、皆さまが簡単にみられるように、下記にリンクをしました。

衆議院国土交通委員会議事録を下に読み進めていきますと、中頃に答弁(その部分を下記にコピーします)が出てきます。どうぞお読みください。

オリジナルはこちら

衆議院HP議事録部分

www.shugiin.go.jp

 

*****以下、該当部分のみ議事録をコピー

それでは、次の、日航一二三便墜落事故の原因究明の問題に移りたいと思います。

 昭和六十年八月十二日に発生したJAL一二三便墜落事故の原因について、事故調査報告書ではどのように説明されているのでしょうか。概要を御説明ください。

石井国務大臣 日本航空一二三便事故につきましては、当時の航空事故調査委員会が昭和六十二年六月に航空事故調査報告書を公表しております。

 報告書におきましては、事故原因につきまして、本事故は、後部圧力隔壁の不適切な修理に起因し、隔壁が損壊したことにより、胴体後部、垂直尾翼、操縦系統が損壊をし、飛行性能の低下と主操縦機能を喪失したために生じたと推定されるとしております。

津村委員 最後に推定とおっしゃったんですけれども、推定というのは断定ではないということでしょうか。断定と推定の意味の違いを教えてください。

石井国務大臣 事故調査報告書の記載は、ICAO、国際民間航空機関ガイドラインに基づきまして、原因等の推定度合いを四段階に分類して記載をしてございます。

 断定できる場合には、認められるという記載でございます。断定できないが、ほぼ間違いない場合には、推定されるという記載でございまして、一二三便については、断定できないが、ほぼ間違いない場合を意味する、推定されるを使用していると承知をしております。

津村委員 JAL一二三便墜落事故の事故調査に関連いたしまして、例えば紙での分析資料もあると思いますが、同機の残骸、死亡診断書等、さまざまな資料を使用したと承知をしております。

 運輸安全委員会が保存している資料の種類、保存場所、件数、保存期間とその法的根拠について御説明ください。

石井国務大臣 運輸安全委員会によれば、当該事故の資料の保存に関する基本的考え方は次のとおりと聞いております。

 まず、事故原因の究明及び再発防止のために必要なものは、全て事故調査報告書に記載することにより永久に保有をする。その他の資料についてはマイクロフィルム化し、事案の重要性に鑑み、できるだけ長期に保存する。国際民間航空条約においては、事故調査のために収集をし作成等をした資料は当該事故調査以外の目的に利用できるようにしてはならないとされていることから、具体的な件名や件数等については不開示とする。こういう基本的な考え方と聞いております。

 お尋ねの件につきましては、こういった考え方から、次のとおりになると聞いております。

 まず、資料の種類及び件数についてでありますが、具体的な件名及び件数は開示できないが、分析資料等はマイクロフィルム化して保存をし、同機の残骸等の本体は所有者に返却をしておる、資料の保存場所については、マイクロフィルム運輸安全委員会において保管をしている、資料の保存期間については、現時点では、平成二十年十月の運輸安全委員会発足より三十年間とされているが、事案の重要性に鑑み、今後延長を検討するということでございます。

津村委員 国土交通委員の皆さんに申し上げますが、八ページのニュースの記事をごらんいただければというふうに思います。これは四年前になりますけれども、日航機墜落事故のちょうど三十年の日、二〇一五年八月十二日のテレビ朝日系列のニュースでございます。

 テレビ朝日系列ANNは、情報公開請求で得た資料などから、残骸が沈んでいるとされる相模湾の海底を調査し、一二三便の部品の可能性がある物体を発見しました、先月二十九日、静岡県東伊豆町の沖合約二・五キロメートル、一二三便の推定飛行ルートの真下に当たる水深百六十メートルの海底で撮影された映像です、一・五メートルから二メートルほどの大きさ、当時の事故調査官は、仮に飛行機の部品だとすると、APUの周りについているコントロールボックスと言われているようなものではないかとおっしゃっています。

 一二三便をめぐっては、先ほどお話がありましたとおり、相模湾上空でのトラブルの際に、機体から、垂直尾翼の大半やAPUを含む機体後部の部品が見つからないまま、事故から一年十カ月後に調査が終了しているということであります。

 私は、ぜひこの物体を調査するべきだと思うのですが、この後、運輸安全委員会が動いた形跡もなければ、報道も一切途絶えております。極めて不自然だと思っているんですけれども、運輸安全委員会において調査を行ったのでしょうか。伺いたいと思います。

石井国務大臣 運輸安全委員会におきましては、本件報道を受けた調査は行っていないと承知をしております。

津村委員 仮に、水深百六十メートルで、一メートルから二メートルの物体を海底から引き揚げる場合の費用はどの程度でしょうか。

石井国務大臣 運輸安全委員会がサルベージ会社に話を聞いたところによりますと、報道の時点から約四年経過をしていることから、その位置を改めて探査するとともに、物体の重量、形状、状態等を事前に調査することが必要とのことであります。

 引揚げ費用につきましては、探査範囲や引揚げの難度、所要日数等によって大きく変動するということでありますが、少なくとも数千万円のオーダーが見込まれると聞いているところでございます。

津村委員 数千万円のオーダーということですね。わかりました。

 ぜひその数千万円を国費として支出して、この重大事故の原因究明に役立てるべきだということを申し上げたいというふうに思います。大臣のお考えを聞かせてください。

石井国務大臣 運輸安全委員会は、国家行政組織法第三条に基づくいわゆる三条委員会でございます。府省の大臣などからの指揮や監督を受けず、独立して権限を行使することができる合議制の機関でございます。

 特に、運輸安全委員会は、国土交通大臣への勧告、意見の発出を行うこともあるため、運輸安全委員会設置法第六条に基づき、委員長及び委員の職権行使の独立性が担保されております。

 このため、国土交通大臣は、個別の調査案件につきまして、運輸安全委員会に対して特段の指導等を行う立場にはございません。

 本件報道を受けた対応につきましても、国土交通大臣から指示することは適切ではなく、運輸安全委員会において適切に判断されるべきものと考えております。

津村委員 機会を改めまして、運輸安全委員会の責任者の方に御質問をしていきたいと思っています。

 

圧倒的な筆力!多くの方々が勇気づけられた青山透子本!

圧倒的な筆力!多くの方々が勇気づけられた本!

管理人です。

続々と感想のお手紙が寄せられていますのでその一部を紹介します。

  • 青山様の出版に多くの方が勇気づけられています。
  • 多くの人に読んでほしい、広げていきたい
  • 長年技術畑の人間として働きながらずっとあの原因には疑問をもっていた
  • 感動のうちに拝読した。私もこの事件の真相解明に協力する使命を感じた
  • 佐々木副操縦士のお姉様の凍り付いたお心に灯火がともり、耐え難い悲しみをエネルギーへと変えられましたことも、521名の血と涙で書かれた貴書のお力の賜です
  • 今年も力作有難うございました。(中略)真に実力を有する人物はさらにそれを継続するお力量を持ち合わせ、毎年支持者の希望を叶えてくれるものです。
  • 著作を毎回感動しながら読ませて頂いております。(中略)青山さんの本が海外で読まれることを期待します。
  • 先の戦争体験から、「知っていて知らぬふり」を二度としてはならないとの思いを強くし、この時代状況故に、身近なところから一人ひとりにこの事件を伝えねばと思っています。
  • まさに貴女は「女性版:半沢直樹」だ。ぜひドラマ化してほしい。
  • 一読して思ったことは、政治家は誰のために政治をしているのかという疑問です。次は日本のジャーナリスト、特に男性ジャーナリスト、特に大手メディアのジャーナリストは、誰のためのジャーナリストなのかという問いでした。(中略)政治or権力者のチョーチン持ちになり下がったとの感じはまぬがれません。(中略)著者にジャーナリストの本来の姿勢を見る思いでした。それこそ針の穴から「事件」の本質に迫ろうとする筆力に圧倒されました。この「事件」の解明は、521人のためにも著者のこらからの働き「闘い」に心からエールを贈ります。

 

他多数届いています!皆様、有難うございました!

 

なお、報道の在り方について、メディア論がご専門の研究者から次のようなご指摘もありましたのでお知らせします。

 

青山透子氏の著作の広告が出た日(7月26日、北海道7月27日)の翌日、7月28日(火)に、朝日新聞夕刊で大きな記事「御巣鷹より戒めを込めて」という、ご遺族のTさんが英語の絵本を作成して、ボーイング社へ送ったという内容が出た。これはいかにも遺族の絵本を紹介しているふりをしているが、実は事故原因を作ったのはボーイング社だということを再度大々的に知らしめるためとも思える記事内容である。私は長年マスコミによる隠れたプロパガンダ方式を研究してきたのですぐわかった。

見破りの方法として皆さんにお伝えしたい。まず、この内容(絵本を送る)では、8月12日すべきであって、青山氏の本の広告の翌日でなければならない理由などないはずである。次に、他の遺族(Tさん)の声を借りて、事故原因に疑問を持つ人は遺族にはいないようにふるまう手法であり、ボーイング社による圧力隔壁破壊説を印象付けるための方法である。案の定、真相究明を求める会については触れていない。これは平等ではない意図的な書き方である。

このご遺族は、ぜひ冷静に客観的に青山氏の本を読むべきであり、詳細を知らなければならない。さらにこれ以上、マスコミに踊らされてはならない。のちに裁判で明らかになった時に自分だけ恥をかいてしまう。メディアは恥をかかない。それではあまりに可哀そうだ。

 大手として唯一、8月13日(金)に「事故原因納得できぬー日航機墜落35年遺族晴れぬ心」という記事がでた。そこに「この35年、国の調査結果を疑問視する本の出版が後を絶たない。今夏、一部遺族らが真相究明を求める団体を設立した」、と書かれている。これ自体に問題はないが、本の出版が後を絶たないという、批判めいた書き方と共に、このMさんはこの会に入るのを見送った、とある。つまり、ここでも隠れた意味が含まれている。見送る人もいる、というメッセージである。

 つまり分析するに、事なかれ主義もあろうが、メディアの風潮として、①自分たちの過去の失態や役割をいまさら指摘されたくない、②政権とつながっている人物からの隠れた依頼に答えている、③何らかの取引をしてこの問題を潰す方向性がある(報道したくない)等であろう。

 テレビもそうである。著者の名前と一文字違いをいれて、犯人や変な人物として登場させるとか、そうやって悪人として印象付ける方法もある。実際に、青池透子として書いているドラマもあった。

世間は、こういうメディアの姑息な手段と、ずるい手法にだまされてはならない。

 

日航123便墜落の真相を明らかにする会発足のお知らせ

日航123便墜落の真相を明らかにする会発足のお知らせ

青山 透子

2020年8月11日

 

1985年8月12日(月)の墜落から35年を経て、ようやく墜落原因を追究する「日航123便墜落の真相を明らかにする会」が出来ましたことを愛読者の皆様にお伝え致します。既に上毛新聞(7月28日付社会面)に掲載されましたので、記事については「日航123便墜落の真相を明らかにする会」ホームページのinformationコーナーをご覧ください。この会の発足目的、メンバー、主な活動内容と共に、会の代表者の吉備素子氏からのメッセージを送らせて頂きますので、ご一読の程、よろしくお願い申し上げます。

 なお、昨年7月に開催したシンポジウムから1年間、内閣府公文書管理委員等を歴任された三宅弘弁護士と共に、運輸安全委員会日本航空株式会社に対して情報公開を求めてまいりました。そのいきさつと結果については、拙著「日航123便墜落―圧力隔壁説をくつがえす(河出書房新社、2020年7月)」において全てを明らかにした通り、墜落から2日後の日米親書において、外務省公文書には明確に「日航123便墜落事件」と記されておりました。

 つまり、35年間も私たちは「事件」を「事故」と思い込まされてきたことになります。さらに、事故調査報告書別冊においては、「異常外力着力点」が計算の諸元とされており、フライトレコーダーとボイスレコーダーの解析を時系列に分析すると、「異常な外力」が「着力」した瞬間と同時刻に爆発音、異常数値の開始、さらに機長、副操縦士航空機関士の緊張度が異常に高まり、緊急避難と異常発生を航空管制官等に伝えています。これらを客観的に分析せず、35年間も事故調査委員会(当時)が出した推定のままの結論を鵜呑みにして放置し、520名というとてつもない死亡者数に対する責任を誰も取らずに不起訴となった事実は、誰もが重く受け止めなければなりません。

 今後は、この真相を明らかにすべく、法的な手段を講じながらさらに追究していく所存でございます。この日本国で起きた単独機世界最大の墜落を「事件」として全く新たな視点から捉えなおすことは極めて重要であり、それこそが未来を築くのだと確信しております。

新型コロナウイルスの報道からわかる世界情勢同様、今年の初めに起きたイラン国における自国の軍隊による民間航空機誤射事件のように、「ありえないことはない」という目を持ち、この会を温かく見守って頂きつつ、皆さんが広く世間に周知して頂ければ幸いです。なお、記者会見を開く予定でしたが、何分新型コロナの状況ですので中止となりましたので吉備さんからのメッセージをお読みください。

 

 日航123便墜落の真相を明らかにする会

2020年7月22日発足

 

 設立目的

 1985年8月12日発生の日航123便墜落事件は、事故調査委員会(当時)の結論が不起訴となり、いまだに墜落原因が推定のままで明らかにされていない。従って、この事件の真相を明らかにすべく、法的手段を講じて情報開示請求を行うことをサポートして世間に広く伝え、これを究明することを目的とする。

スローガン 

相模湾から日航123便の機体残骸を引き上げて墜落原因を解明せよ」

会員資格

 日航123便事件遺族及び関係者、弁護士、研究者、この事件に関心を持つ有識者

会の代表者

 吉備素子 日航123便乗客の吉備雅男氏(享年45歳)ご遺族

副代表

 日航123便客室乗務員ご遺族(弁護士にのみ公開)

事務担当 

 青山透子

会員

 弁護士チーム  研究者チーム 有識者チーム 賛同者によるチーム結成

 

主な活動内容

1.任意団体としてそれぞれがボランティアで活動を行い、定期的にリモートワークで情報を共有する

2.相模湾から機体残骸の引き上げを目標とし、日本航空国土交通省運輸安全委員会に訴えていく

3.35年間も曖昧にされてきた墜落の真相を知りたいという御遺族の心に寄り添い、その思いを世間に広く周知させるための活動

 

 

代表者 吉備素子より皆さまへ

 

 待ちに待った35年目の今年、こうして皆様のお力で「日航123便墜落の真相を明らかにする」会を立ち上げることが出来ましたことを心より嬉しく思っています。

 いまでもあの日の光景は、忘れることなく詳細に目に焼き付いております。突然夫を亡くし、その遺体は細部にわたってバラバラでした。群馬県の遺体安置所で身元不明の遺体を手に取り、これは夫のものか、あれはどうかと探し回る日々を4か月も続けておりました。最終的に誰のものかわからない部分遺体を一つひとつ手に取り、「見つけてあげられなくてごめんなさい」と言いながら最後に合同荼毘に付す際に立ち会いました。

 その後、当時のことを思い返すたびに、「あれはおかしい」、「どうしてこういわれたのか」ということに気づき、それをいろいろな報道の方々に伝えたのですが、自分が一番言いたい部分は残念ながら世間に伝わりませんでした。

その時、青山透子さんの本と出会ったのです。そこに自分の疑問の答えが全てありました。「そうや、これでつじつまが合う」と思い、お会いしたいと東京へ行ったのです。そのときからずっと私の気持ちに寄り添って次々と研究して調査をしてくれました。それでようやく気持ちが楽になり、今日に至りました。

 新たなスタートを切ることが出来ましたことを皆様にお知らせするとともに、私は絶対に真相を究明するまでは死ねないと固く心に誓っております。夫も何やら分からんまま亡くなったのですから、あの世で報告しなければなりません。520名の皆さんもさぞかし無念だったでしょう。

 この会では、今まで交流のなかった日本航空客室乗務員の妹さんが私のサポートとして副代表を務めて下さることになりました。いわば私らの敵とされてきた日本航空のご遺族は、身内を亡くしながらも、さらにつらい日々だったと思います。

 乗客を最後まで生き残すよう、職務を全うして殉職した客室乗務員の遺族と私ら乗客の遺族が共に真相究明することに、大きな意義があると思います。世界でもこんなことはないと思います。また、この便に乗り合わせた乗客には外国の人も多く、各国に外国人遺族もいらっしゃいます。そういう意味でも、世界中の人たちに対して私らが責任をもって解明していきたいと思います。

 それを誰も妨げることは出来ず、妨害する理由などはありません。

520の命が失われたのですから。

その使命を持ち、この声を世界に周知していただきたい、そして日本航空や国は、持っている情報を国民の前に開示していただきたい、遺族としての当たり前の権利として情報公開を進めていきたいと思っております。

ぜひ皆さん、力になってください。ともに考えてください。

忘れもしないあの日の疑問を一緒に解いてください。よろしくお願いします。

 

 

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管理人です。

上毛新聞:本の販売店週間ベストテン5位となりました!

森永卓郎氏による書評も出ました!日刊ゲンダイ(7月26日)

 

www.nikkan-gendai.com

なお、次々と感想が届いていますのでその一部をご紹介します。

 

  • 墜落35年目にふさわしい新刊の流布、誠に有難うございました!徹夜読破となりました!
  • ご著書、一気に読みました。壮絶な取材の日々が想起され圧倒されました。
  • 送って頂いたご著書を繰り返し読み、これまでの無知な自分を恥じて、勉強をしています。
  • 終章の出会いも、驚きと感動と共に読みました。
  • いままでの疑問が解け、胸がすっとする思いでした。本当に有難うございます。
  • 青山さんの本を普通に読めば全てがわかる。
  • アマゾンで必死に感想☆1をつけて、難癖つけているやつは、これがばれれば自分の明日が無い人、悪事がばれるからだろう。頭隠して尻隠さず。読者は惑わされないよ。
  • 別冊は当初からあったのだが、それを読んでいたからといまさらいう人は後だしジャンケン同様である。一番問題なのは、知っていながら知らぬふりだったことだ。青山さんはその点と点を結んで線にしてわかりやすく私達に提示してくれたのである。これは強い意志と勇気がなければできない。心から敬意を表する。
  • あなたの行動力、意志の力に最大限の敬意を表明します。

********

 

最後に青山透子の尊敬する教授からのメッセージをぜひお読みください。

 

「あの出来事が事故ではなく事件なのだ、ということがなかば常識のようになった時、署名と同じような効果をもたらすのではないかと思います。(中略)規範起業家のサイクルを思い出しました。青山さんはまさに規範起業家です。その働きにより、「事件だ」と認識する人の数が一定数に達すると、tipping point となって、あとは雪崩のように、事件としての真相究明を求める声がうねりになっていく、あるいは真相の究明がなされるイメージです」

 

明日は8月12日です。今までの繰り返しではなく、新たに始まる日として認識されることを心から願います。

絶賛発売中 日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす!

管理人です。

日航123便墜落の真相を明らかにする会」代表、吉備素子さんからのメッセージが早速届きました。

「この本を読んで涙が出てきました。本当に涙が止まらなかったです。外務省公文書とは想定していませんでした。よくこれだけ頑張って書いて下さって、本当に感謝しています。有難うございました。35年目にしてようやくスタートに立つことが出来て、本当にうれしく思っています」

絶対にあきらめないという吉備さんの強い思いと姿勢が、ひしひしと伝わってまいりました。皆さん、ご支援の程宜しくお願いします。

なお、一部加筆修正がありますのでお伝えします。

87ページです。

この実験の前提条件を加筆しなければ誤解を招く可能性がありますので、次の文章を加えます。重版時に修正致します。

加筆➡なお、この実験では事前に100psiに加圧した後に手動操作で昇圧していった。

後ろから5行目の「なお、psiとは、単位客室差圧(1psi)を表す」➡この部分は誤解を招く表現なので取ります。

後ろから2行目~1行目

7.1~8.6psi(前提条件の100psiを加えると107.1psi~108.6psi)

4psi(前提条件の100psiを加えると104psi)

 

以上、加筆によって、わかりやすくなると思います。

よろしくお願いします。(河出書房新社HPでも掲載)

 

 

 

 

日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす 青山透子による決定版!

管理人です。

待望の新刊本、本日発売です!

青山透子が渾身の力を振り絞って書き上げました。

日航123便墜落事件を明らかにした決定版!

日航123便 圧力隔壁説をくつがえす」

外務省公文書に記された決定的な新事実! さらに「異常外力」とは何を意味するのか? あの日、日航123便に何が起きたのか、何が隠蔽されたのか? 

真相を根底から明らかにします。ぜひお手に取ってお読みください!

www.kawade.co.jp

 

なお、署名活動も順調に進んでおりますのでよろしくお願いします。

*****

本日、「日航123便墜落の真相を明らかにする会」が発足しました。

会長はご遺族の吉備素子さん、副会長は殉職した客室乗務員の実妹さんです。

この会の弁護士チームの中心は三宅弘弁護士で、賛同する弁護士の皆さんが全力でサポートします。研究者チームは、日大名誉教授の押田茂實氏ら多数です。押田氏については、拙著「墜落の新事実―目撃証言から真相に迫る」に書きましたが、当時の遺体安置所で自身の学術用ビデオテープを、事故原因調査の協力提供という形で、事実上群馬県警に押収されました。その後、不起訴で時効成立後20年以上過ぎたため、私物返還として群馬県警に連絡をしたところ、「保管していますが返せません」と何も理由がないまま拒否され続けており、いまだに返還されていません。当時のご遺族の中にも、故人が撮影した写真などがそのまま戻されずに、群馬県警倉庫に残されているとお聞きしています。

事故原因究明のため、という理由で提供させたのならば、不起訴で時効成立後は、すみやかに返却すべきでしょう。

なおこの会は、関係者や有識者が自分の意思で出来ることを精一杯するという方針のもとで、ボランティアにて運営いたします。スローガンは、「相模湾に沈んだ日航123便の機体残骸を引き上げて墜落原因を明らかにせよ」となります。この会の運営事務担当は青山透子です。

取材は河出書房新社、岩本太一氏までお願いします。 

それでは、驚愕の事実を皆さまにしっかりと根拠をもってお届けしますので、どうぞお読みください。

青山透子