青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

愛読者の皆さんとの約束/青山透子公式プロフィール

愛読者の皆様へ

次回作は、現在進めている情報公開請求の過程で発見した驚愕の事実を相当の覚悟をもって書き上げたものです。初版本は現時点で持てる全ての情報を盛り込みました。

ぜひ愛読者の皆さんにこの初版本を手に取ってお読み頂くことを心より願っております。後に続く重版がそのままかどうかはわかりませんが、初版本はなんの修正もないもので現在予約受付中です。今までの疑問がすっきりと解明されるでしょう。

渾身の力を振り絞って書いた私からのメッセージを受け取って頂ければ幸いです。

さて、再調査の署名活動が順調に進んでおります。8.12連絡会事故調査分科会サポーターとしてご遺族も、さらに殉職したパイロットや客室乗務員の親族も、そして元自衛隊員で私に様々な情報を提供して下さった人も加わりました。当時のニュースをリアルタイムでご覧になった皆さんも、坂本九さんのファンの方も、後からこの事件を知った方も、どうぞ一緒に署名を広げてほしいと、ご遺族からお願いが来ております。

よろしくお願い致します。

 

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6月23日/ANAが外務省から表彰

この明るいニュースに久しぶりに感動した。インタビューには、新型コロナで封鎖される直前のチャーター機輸送における緊迫感がにじみ出ていており、プロとしての意気込みも素晴らしく、やはりANAに軍配が上がると思った次第である。片野坂社長の語る「社会のために生きる」が形になって実を結んだ結果だ。

 

6月25日/森友学園情報公開請求訴訟

大阪地裁は画期的な判決を出した。それは「実際は存在する文書を不存在とし、さらに意図的に不開示とした国側は、相当悪質であり、これは違法行為だ」と批判して国側に損害賠償を命じたからである。そうなると当然、運輸安全委員会(元事故調査委員会)による「公文書の破棄、不存在、不開示は違法行為」であるから、今後は再調査も情報開示もしなければならない。誰もが見る権利を持ち、それを否定することなどできない。

www.nhk.or.jpこの流れは今後ますます加速していくと思われる。

なお、元パイロットの方から、「偽物JALパイロットに注意してください」という情報を頂いた。JALパイロットと名乗り、事故調査報告書を過剰に擁護し、他の説を唱える人を人権侵害レベルまで批判を繰り返すので迷惑だ」とのことだった。他の読者からもいろいろな情報を得た。

それにしても、ネットでJALパイロットをいくら名乗っても、実はすぐばれるのである。なぜならば、JALには社内の人間にしかわからないJAL語というものがあるからだ。私たちは、一般人が何気なく使う言葉をJAL語にさりげなく変えて話す。だから、その言葉を使っていない、または言い方や書き方がJALではない、とすぐわかる。あらゆるところに一人何役もして書き込みを繰り返しているらしいが、その偽物JALパイロットに対して、

「なぜそうするのか、罪悪感か命令の呪縛なのかわからないが、いずれにしても、その矛先を自分にむけるべきであり、偽物はいけない」という本物のパイロットからの伝言である。

このように、再調査の署名活動が進むにつれて、それが不都合な人や、偽物JALパイロット等が出現して、妨げられる場面も出てくるかもしれない。

そこで、皆さんにしっかりとお伝えしておきたいことがある。

私の取材スタンスは、是非ともお会いしたい人には担当編集者を介するか紹介者を通してお会いする。新たな人の場合は相手の要望がこちら側と合えばお会いし、担当編集者が立ち会う。録音は必須である。信頼できる相手の方にはこちら側の情報は開示し、某大手企業の社長の方や大臣とお会いした時は、本名も提示しながら、当時の写真もお見せした。さらに、これは「墜落の新事実」がベスト10に急浮上した際、ネット上で、見ず知らずの人が私の経歴や学歴に難癖をつけて貶めようとしたため、重要な相手には東京大学大学院の博士号の学位記まで持参した。学芸コンクールで第一席の際に頂いた受賞トロフィーカップの写真も見せたこともある。本来ならば議員でもないのにここまでする必要はないが、私個人と絡めて日航123便の真相を闇に葬ろうとする下品なやり方に対する正当な方法はこれが一番だからだ。昨年のシンポジウムでもインタビュー風景の写真をスクリーンに出した。勿論、ずっと応援して下さっている森永卓郎氏も、よく私をわかっているからであり、こうやって地道に多くの方々の賛同を得てきた。

以上は、出版社の担当編集者も、関係者の皆さんもわかっていることであって、いくら信頼関係を崩そうと策略しても無駄である。

以前、自衛隊歩兵出身の大学教授に、フェイスブックでいきなり私の本をフェイクニュースと書かれたこともあったが、こちらが何も名指ししていないにもかかわらず、教授自身が何も関係ないならば、過剰に反応する必要もないはずだ。何かしらのやましい言動があったからだと誰もが感じてしまう。

それ以外でも何の博士号とか、文部省全国学芸コンクール第一席でも旧姓を探ろうとする動きもあったが、それは、ネット上で私を全く知らないごく一部の人や、当時の運輸省関係者や元自衛隊員等によるもの、さらに便乗した愉快犯だとわかった。私の家族が昔から知る防衛大学校出の元自衛隊幹部からは、彼らのやる手口もいろいろ教えてもらった。

それから、元大手タイヤメーカー勤務という70代の男性で、恐らく現役時代にタイヤ性能チェック検査で旧運輸省と親しかったと思われる人から、おかしな論文のようなものが届いた。日航123便ボイスレコーダーに録音された機長の発言のうち「ギア見てギア」という言葉を、車のギアと勘違いして書いたものであったが、航空機のギアは着陸装置(Landing gear)の脚で、トランスミッションではないことぐらい調べてほしかった。その人は、タイヤが飛行中に格納内で空転し続けてバーストしたから墜落現場でゴム臭かった、と書いてあった。笑い話である。地上で自走する飛行機を見て、脚(タイヤ)部分にエンジンがついていると思ったのだろう。こんな程度の人も妨害してくる。さらに、元群馬県警関係者で「私は群馬の駐在員だが、自分は赤い飛行機など何も見ていない」と、まるで上野村住民が見たのは嘘だと言うような駐在日記も送られてきた。「自分が見ていないので、相手も見ていない」という、これもひどいものだった。恐らく元警察官の飲み会で話に出たのだろう。この元駐在さんの必死の様子に、余計怪しいと思った。

以前、お会いした讀賣テレビのプロデューサーには、「先に貴女だとわかっていたら杉江さんはあんな本は出さなかっただろうし、好意的だったはずだ」と言われたが、「私に直接会わずにあのような誹謗中傷本を、まるで後ろから殴るような卑怯な手段で出版したのだから、許すことは出来ないのは当然でしょう」と話をした。

このプロデューサーは、相模湾から引き揚げる際には協力して下さるとのことだったので、その時が来れば、ぜひお願いしたいと思っている。メディア関係者で一番うれしい一言であった。

以上がほんの一部であるが、実際に話をすると、私の素性もプロフィールも全て本物だとわかる。だからこそ、信頼関係のもとで、三宅弘弁護士らと共に、この1年間、情報公開を行ってきたのである。

なお、雫石事故や赤い飛行物体等の自衛隊武器関連を調査していた際、弁護士のパソコンが、いきなりコンピューターウイルスに感染して使用不可能となり大変だった。どこの誰の仕業か解明し、防衛省情報局関係者にも伝えた。

もっとも、再調査や情報公開でこれらの小細工は必要なくなり、全て吹き飛ぶ。再調査を否定する人、その人こそが怪しいのは当然である。

 

なお余談だが、ANAには、実は犬繋がりのご縁がある。

これについては「墜落の新事実(文庫本もあり)」の後書きをご覧頂ければ、なるほどと思っていただけるだろう。その昔、ANAを訪問した際のあのワンちゃん、と言えば、当時のANAの皆さんはお分かりになるはずである。その血縁がうちの犬で、あとは後書きを読んで、え~そうなの、と驚いて頂ければ嬉しい。

以上のように、詳細はネット上にオープンにしてはいないが、対面では全て事情を話して皆さんに協力していただいているので、信頼の上に成り立って書かれた本ということをお伝えしておきたい。

当然のことながら、日航123便の真実を明らかにされたくない人側にとっては、私個人をターゲットにして本の信ぴょう性を失わせる方法を必死に考えていることだろう。誹謗中傷を繰り返して荒唐無稽と言い続け、おかしな人間によるものだとレッテルを貼ることで否定させる。本の不買につながる偽情報をばらまくこと、こういったことを情報操作として行うことは、まさに営業妨害であり、明らかに犯罪である。犯罪には厳重に対処されなければならない。

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愛読者の皆様、日航123便の裁判が順調に行われるようになるまで、どうぞ温かく見守って下さい。正真正銘のノンフィクションとして、責任をもって書いていることを皆様とお約束致します。 青山透子

 

 

新型コロナと損益分岐点 

新型コロナと損益分岐点       青山透子     

 新型コロナウイルスとの共存生活、この未曽有の事態に陥っている今、博物館では歴史的観点から記録に残すとし、様々なコロナグッズ(例えば政府が配ったマスクなど)や対策用のチラシ等を収集し、保存しているというニュースがあった。そんな時代に、リアルタイムで生きていることに、改めて気づかされた。

そのような中で、経済活動の本格的再開が始まった。直撃を受けた航空業界において、日本航空では羽田空港第一ターミナルの再開と国内線運航本数を増やすと言っている。座席間隔を開けて座ってもらい、サービスも工夫すると、公共放送を使って大々的に宣伝していた。
この公共放送を使って宣伝する手法には、公共交通機関の使命というよりは、株主総会直前のネタ出しのようなモノだろうと容易に想像が出来てしまう。
予約が回復してきたといっても、当面、損益分岐点に達することはなく、飛ばせば飛ばす程それに伴うランニングコストの部分、即ち燃油、着陸料、乗務手当の類は便ごとに発生する。これを賄う収入が無ければ、飛ばす程に赤字となる。これは当たり前の事である。
勿論、路線ごとに異なるが、私が良く知る元日航社員によれば、「実質旅客単価でこれら費用を割ればペイするに必要なアタマ数が出てくる。搭乗率でみればザックリでみても三分の一は必要になるだろう」、ここに至らなければ「下手な考え、休むに似たり」であると語っていた。
株主総会直前に「公共交通機関の使命」など、今振りかざすセリフではない。倒産時救済の「お返し」や「政府や国民へのアピール」なら逆効果となる。

とかく世の中、過度なアピールやイイ格好、そういう態度に出るときは何かが裏に潜んでいることが多いのが常である。
二次感染が心配な今は、航空会社はおとなしく自粛している方が世の役に立つし、環境にも良いと思われる。もっと根本的な改革を行うときではないだろうか。

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再調査を願う署名活動が地道に広まっております。

大学関係者の皆様、弁護士の皆様、そして私にとって最も大切な読者の皆様、本当に有難うございます。

私が個人的に親しい元日本航空のOG会有志、OB会有志からも、「機体残骸が放置されたままでは心残りだ、相模湾から引き揚げよう」というという動きも出てきました。元整備士の方から、「定年退職まで長年、雨の日も風の日も、深夜も早朝もボーイング747型機の整備をし続けてきた。愛機を引き上げたい」という熱い思いのお手紙も頂戴しました。

純粋に再調査を願う人がこれほどまで多くいたことに感動しております。

また、「再調査に難癖をつける人こそが、当時、上野村での実行犯であり、いまだに心に傷を負っている人だ、そろそろ自分の罪と向き合ってはどうか」という、あの日について詳細に書いてある手紙も頂戴しました。

オリンピックが延期された今年こそ、皆さんと一緒に、真実を明らかにしたいと思います。

 

日航123便墜落 再調査キャンペーン たった一人の読者から 青山透子

読者の皆さま そしてこの公式サイトを訪れて下さっている延べ90万人の皆さま さらに、日航123便墜落の原因に関して疑問をお持ちの皆さまへ

オリンピックが延期された今年、あの日から35年目を迎えます。

この事故調査については、いまだに多くの疑問があります。相模湾で機体の残骸が見つかってもなお、再調査する気配すらありません。

事故調査委員会も全く無視したままの状態が続いています。これでいいのでしょうか。

日本で起きた世界最大の単独機墜落で520名もの命を失ったこの原因をこのまま放置しては、私は人間として、そして日本人として世界に汚点を残すだけだと思っています。

昨年、シンポジウムを開催した際、ビデオレターを寄せてくれたクリストファー・フッド教授は、イギリスの公共放送BBC(英国放送協会)によるインタビューで、この墜落原因が公表された事実と異なり、いまだに多くの疑問があると語りました。昨年の拙著「そして法廷へ」で指摘したように、世界中にいる外国人遺族には不起訴だったということも伝わっていません。

世界では30年を過ぎれば情報公開法によって公文書は開示できますし、日本の外交でもそれを批准しています。森友問題等で公文書がないがしろにされている今、日本だけ開示せずに何もなかったことにする未来など、偽りです。いまさら何が出てこようとも、しっかりと正面から見据えて知ることが重要であり、それを語ることが世界に向けたメッセージだと思います。

また、墜落の原因についてお互いを否定するだけでは全く前に進めませんし、誰も再調査を妨げる理由などありません。

新型コロナで非日常を体験している私たちに出来ること、それは未来を見つめて責任を持ち、自ら決断をする勇気だと思います。

そこで今回、純粋に墜落原因に疑問を持ち続けていた読者のうちのお一人が立ち上がりました。その方は、昨年のシンポジウムにいらした大手メーカーのデザイナーです。他人ごととは思えないという気持ちで、署名活動を始められました。なぜならば、あの日、搭乗していたNさんご夫婦(享年34歳、享年33歳)と3歳になるお子様、ご夫婦の胎児を含めて4名と、さらにTさん(16歳)とKさん(14歳)の姉妹、計6名と、間接的ですがつながりがあったからです。

なお、拙著に登場する大國勉歯科医師ら検死をされた医師たちが、「おかしい、521人いる」と慌てて、「この子は誰だろう、親元に返してあげたい」と必死に探したその小さな子は、墜落の衝撃でお母さんのお腹から出てしまった胎児だったのでした。。搭乗者名簿にあるはずもなく、また、国内線なのでその子が胎児だというような情報もありませんでした。私は大國先生から、「どうしてもお母さんを見つけ出して一緒に荼毘に付してあげようと必死だった」とお聞きました。

今回、署名活動を立ち上げたその方は、亡くなった6名とのつながりは随分と後からわかった、とのことですが、それを知って日航123便について、より一層真剣に考えるようになったのだと思います。

こういう方々は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

私は文庫本のあとがきに書いたように、相模湾から引き揚げて再調査を訴えること、そして「事故原因がわからないままではあの世で報告が出来ない」という御高齢のご遺族が安心して、あの世で再会できるようにすること、何よりも521名(胎児も含む)の無念さと、もしあの日無事に大阪伊丹空港に着陸していたならば、それぞれ521の人生があった、ということを想う皆さんと一緒に、再調査を訴えていきたいと思います。

どうぞ署名をしてください。下記が署名サイトです。

www.change.org

10万人以上の署名が集まった時、何かが始まります。

最後に私も署名をして、皆さんと一緒に国土交通省及び事故調査委員会に必ず届けたいと思っております。

何卒、よろしくお願い致します。

青山透子

 

青山透子・待望の文庫化!驚愕の真相がここに!

管理人です。

青山透子・待望の文庫化!驚愕の真相がここに!

事故ではなく事件か!?ベストセラー、ついに文庫化に。 

河出文庫

多くの皆様の支持を得ました「日航123便墜落の新事実―目撃証言から真相に迫る―」がついに文庫本となりました。

経済アナリストの森永卓郎氏による1985年からの経済問題も含めた特別解説を掲載!

文庫版あとがきには、青山透子から皆様へ熱いメッセージが込められています。墜落後35年目の今年だからこそ、是非ともお手に取ってお読みください!

 ☆☆☆☆☆ そして、お待たせしました!☆☆☆☆☆

来月、さらにバージョンアップした新刊本が出版されます。

満を持して青山透子が皆様に贈る-

渾身の力を振り絞って書き上げた新作-

驚愕を超えた驚くべき事実を世に突きつけます。

この初版本をお手に取った方は、その驚きが隠せないでしょう。

その迫力は、一気読み間違いありません。

ご予約は河出書房新社へ。青山透子ファンの皆様、是非ご期待下さい!

 

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オリンピック延期がもたらした新事実 青山透子

 世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう今、本来ならばあと一ヶ月もすればオリンピック開催国として、臨時便も含む各国の飛行機から降り立つ人々で空港は溢れかえり、次々と押し寄せる観光客で全国各地の観光地は異常なほど混雑し、毎日飛行機は満席で、クルーたちは大汗をかきながら仕事に追われていたはずだった。つい数か月前まで誰もが疑わなかった日常がそこにあった。

COVID-19

この言葉が聴こえ出した今年の始めから、非日常の異常事態となった。

日本では、オリンピック開催延期決定まで低かった感染者数は、延期が決まった直後から急増していった。そのことを、私たちはもう一度思い出さなければならない。そこに意図的な政府の方針による影響があったことは事実だろう。当初の保健所における検査体制の不備もあったろうが、まさかオリンピックが延期になるとは思いたくもなかったはずだ。

新型コロナ対応の政府の不透明さは日々増していった。世界が不思議だと思うほど低い感染者数や死者数を維持しているわけは、そもそも検査母数が少ないからだろうと容易に想像がつく。最近特に、道端で倒れた人や救急搬送の人に、検査をしてみたら新型コロナ感染者が多いと警察が発表した。病院でも、来院の患者さんに任意で検査をしたら、一定数の割合で新たな感染者が発見されるそうだが、それらの数は、日々保健所による発表の人数に組み込まれていない。

さらに新型コロナウイルス専門家会議は、なんと議事録もつけていない。明らかに公文書管理違反であるにもかかわらず、それを指摘された途端、菅官房長官が「録音はある」とか、「自由で闊達な議論が出来なくなる」、などという理由にならない理由を平気で言ってしまうぐらい、この政府は自分の無知さに気付いていないのだろうか。いい加減に気づいてほしい。

議事録なしをよし、とするとならば、想像するに、専門家会議自体、自分の発言に責任を持ち、誰が見ても聞いてもいい、というほど信念を持つ人たちではない、となってしまう。それぞれ科学的、医学的知識の間で揺れ動き、自分の力量も鑑みて、どうしても導きたい結論と現実の整合性がつかない。結局、未来に対して無責任な会議といえる。まるで日航123便事故調査委員会同様である。腹をくくって会議での話し合いをさらけ出すほどの勇気もない。だから後々まで隠蔽するのである。

新型コロナウイルスにより、最初に直撃を受けたのは航空業界だった。世界中で感染拡大が急速に進み、このウイルスは、全世界を飛び立つ旅客機を止めた。

最も儲かるはずの今年、航空会社や観光業界はどん底となった。しかしながら相手はウイルスである。先が読めない現実がこのまま続けば、世界の航空会社同様、日航全日空は来年の今頃、実質的に債務超過であろう。日航は毎月700億円強の流出なら2020年3月期の剰余金が全て借金に変わる。4カ月程で自前のキャッシュは底をつき、今は1時間に1億円の割合で損失が発生しているはずだ。

一生懸命に頑張っている全日空だが、毎月1000億円程度の損失で、自前の資金は3カ月程度で底をつきかねない。一方の日航は税金を払わずに貯めたお金ではあるが、植木会長は「法制度に則った方法を正当に活用しただけ」と嘯くようなことを言っていた。倒産会社が全て日航のように政府主導で手厚く救済してもらえることはない。特別過ぎるほど特別扱いであったことを全く考えていない自己都合的発言と言える。
日航倒産劇の甘え体質を、今回再びコロナで繰り返させてはならない。航空業界だけで総額2兆円の政府支出となれば度が過ぎる。民間銀行は勝手だが、政策投資銀行など政府系金融は手を出すべきではない。政府保証などもっての外である。貸したら最後、貸付を株式に変更するDES(Debt Equity Swap)になる恐れがある。
恐らく、コロナが収束したところで、航空産業が以前のような状態に戻ることは無いと思われる。
今後、社会形態が変化する。全日空日航はこれを機会に合併を考えるとすれば、一社なら安定経営が可能となるだろうし、他はLCCが数多く自由闊達に飛ばせば運賃も弾力化される。
ただし、日本エアシステム日航が合併した様な相手の顔を立てるような日本的やり方は絶対に失敗する。案の定、日航は合併後に倒産した。また、合併直後は重大なインシデントが多発し、飛行自体が危険性を増した。あの記憶を再び思い起こさなければならない。

船頭多くして「船山に上がる」どころか「飛行機が陸からも上がれない」結果になったことは過去が証明している。一社内二体制は確実に混乱をもたらした。

私が思うことは、勢いのある堅実な経営をしてきた全日空が中心となり完全吸収合併で納めるべきである。航空会社は労働集約型装置産業であるから最初から一気にシステムを一本化することが肝要である。
時代も変わり、倒産劇のあった日航のかつての栄光も今は昔である。

冷静で客観的な目を持つ本物の経営者が必要であり、それはどう見ても全日空に軍配が上がる。

株主総会も近いが、今年はよく目を凝らして見定めてはいかがだろうか。

全く新しい名前の航空会社誕生もいいかもしれないと本気で思っている。

 

人間としての責任 青山透子

何故、オリンピック延期が決まった途端に、東京の感染者が一気に増えたのでしょうか。

何故、オリンピック延期決定前とその直後で、専門家会議の人たちの発言に温度差があり、急激に危機感を示し始めたのでしょうか。

何故、森友問題で亡くなった方の遺書が発表された途端、名指しされた佐川氏と麻生太郎副総理の姿が見えなくなったのでしょうか。

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これらの答えは、ここ数週間のニュースを逆さ読みしていけば、皆さんもすぐに気づくはずである。表に出ている理屈と裏の事情が透けて見え、あまりにもわかりやすい。

さて大麻精神病が争われた相模原障がい者施設殺傷事件は死刑が確定した。なお、被告人には大麻以外の成分は見つからなかったということだった。大麻を医療用と推進する人がいるが、これらはうつ病の薬のように医師の管理下での治療とは全く異なる。裏に金儲けが絡んでいる犯罪者だ。芸人のみならず、官僚や政治家、軍隊と、人としての責任を放棄している人々がいる。

参議院議員会館でも大麻草を栽培していた形跡があるという。

dot.asahi.com沖縄で明らかになった福岡と福島の町議会議員と米軍の大麻ルートもある。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/gallery/508551?ph=2

そして高校生摘発の汚染地域も問題だ。

<社説>大麻売買で20人摘発 高校生の実態調査急務だ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

陸上自衛隊高等工科学校の高校生も大麻だ。

陸自高等工科学校生が大麻 5人を退校の懲戒処分 - 産経ニュース

そのほか、自衛隊伊丹駐屯地の隊員の逮捕等が続いている。

文部科学省経済産業省も官僚たちが逮捕されている汚染の実態は何を物語っているのか。

www.asahi.com

キャリア官僚、庁舎内での覚せい剤使用が蔓延か…経産省や文科省で逮捕者相次ぐ

参議院議員会館や官僚、町議会議員、高校生、自衛隊、米軍とのつながり、これらは氷山の一角である。

この問題を追及すると、某担当者の話では、逮捕したくてもできない人々がいるらしい。それらは悪事し放題だと聞いた。それでよいのだろうか。法に反していいはずがない。相模原障がい者施設殺傷事件の被告人同様、都合勝手な快楽と偏った精神をもたらす犯罪者である。

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新型コロナウイルスで社会的活動や行動を自粛している今、日本の死者も70人以上、世界中で死者が4万人を超えた今、国際的な視座で物事を考えるべきだろう。

レストランならいいだろうと花見でもなんでもやりたい放題、夫も言いたい放題。貴女を知るミャンマー子供たちは見ている。そんなあなたを誰が尊敬できようか。まるで大麻精神病的な乱暴な発言を恥ずかしいという気持ちもなく、あまりにも下品な様相をさらけだしている。私がお会いした時のあのご夫婦は、生き生きと目が輝いていた。今やその目はウロウロとうつろで空を舞う。

医師でなくても見破られるだろう。

そして周りにいる人間は誰も心の底から本気で注意しようとしない。

どんなにお金と地位があろうとも、日本ではもみ消しても外交の世界では通用しない。要人の醜態は日本外交に悪影響をもたらす。そんな人を誰が信頼できるのか。その人の発する言葉に誰が従えるのか。

そして、裸の王様となる。それこそが本人のためにも国のためにもならない。

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例年の4月1日入社式が、ネット会議での実施となったのは異例のことである。日本航空は式典で新入社員が紙飛行機を飛ばすこともなくなった。

私達の頃の入社式では式典の後、バスでそのまま土気の合宿所に連れて行かれた。千葉県土気の日航研修所は奥深い山の中にあり、木々に囲まれた大きなグランドで、朝の6時起床、ラジオ体操、マラソンをしたことを思い出す。結構大変だったが、初めて顔を合わせた同僚たちと楽しい思い出のひとときであった。さらに、土気といえば「模造紙」が目に浮かんでくる。グループミーティングとそれを発表するための模造紙だ。JALでの研修はいつも模造紙だった。

昨年、土気の近くに行ったので懐かしくてその場所を探してみた。山々は、今ではチバリーヒルズがある大きな住宅団地となっていた。研修所も改修されて老人ホームに売却されていた。ただ、門の付近に見覚えがあり、ほのかな記憶がよみがえった。

あの頃は、まだ日航123便が墜落するとは夢にも思っていなかった。

勿論、その後も事故原因が違うなんて気づきもせず、クルーで飛んでいるときは考えもせず、本を書く際、過去にさかのぼって一次資料を読み込むまでは何の問題意識もなく、公式発表に全く疑問を持っていなかった。

しかし、知ってしまったのである。こうなったら、やるべきことは何だろうか。知って知らぬふり、無視、長いものに巻かれろ、自分の損得だけで考える、そう言い切る人もいる。

しかし、私がご遺族と対面し、目撃者と話をし、老いた検死医師の訴えを聞いた時、私に出来ることは死者となってしまった人たちの声を丁寧に拾い集めることだと悟った。

それは人としての役割であり、人間としての責任だ。私は多くの弁護士や研究者たち、読者の皆さんと知り合い、励まされ、支えられてきた。私の本に愛読書としてカバーを付け、枕元に置いてくれる、何度も付せんをつけて読んで下さる、そういう手紙が次々届いた。10万人を超える読者の皆様とのご縁は計り知れない宝物であり、このサイトを訪れる90万人の皆さんの力で確実に物事は今、進んでいる。

 これ以上、日本航空は隠蔽に加担する人間を増やすことなく、あの日を知る人間によって真実を明らかにすることこそ、未来の社員たちへの本物のメッセージだと考える。自社のパイロット仲間や客室乗務員が墜落の直前まで乗客の安全だけを考えていた彼らの無念の気持ちを想いやるべきだ。

これ以上の隠蔽は決して許されない。これが今年、墜落後35年目を迎えるJAL新入社員の皆さんへOGからのメッセージである。

 

 

 

 

 

 

 

 

真のおもてなしとは何か 青山透子

まず、先日見た海外の映画で、次のセリフが大変印象深かったので、皆さんにお伝えしたい。

「あの社長は、実力も経験もあってクライアントの要望に応えるためには異常なほどの強引さで今まで突っ走ってきたが、最近、だんだんとおかしな言動が増えてきた。社長は30分毎に席を外してトイレに行き、いったい何を飲んでいるのか。飲んだ時だけ意気揚々としている。会議では、議事録にも書けないほど意味不明の言葉が多すぎる。そんなあなたのもとでは働きたくない。人に隠れて薬物を飲みながら物事を決める社長の下では働けない。そういう人は、必ず自分がやりたい方向にだけ動き、私たち社員や相手を犠牲にしてもいい、と言い出す」

薬物汚染が深刻な外国では、職場で当たり前にこのような会話をするのだと、相模原障がい者施設殺傷事件の判決を聞きながら思ったのである。大麻精神病も作用し、他人の意見を聞かず、異常なほど偏った自分の思考が凝り固まっていくのだろう。

そういう人と日常的に接している人は、その人のおかしい言動はすぐわかる。しかしながら、本人は自分の異常な言動が全くわからない。驚くべき恥を重ねていても、相手があきれるほどのふるまいでも、本人は全てを正当化し、薬物の作用によって自分だけ気分が良い。

当然のことながら、そういう人がリーダーの場合、それを支える必要などなく、強制的にやめてもらうか、早急に対策をすべきだ。あのような悲惨な事件が起きてからは遅く、誰かが止めなければいけないのである。

つまり、薬物依存者がリーダーになったら大変恐ろしく、こういった不適格者を放置すれば、間違った方向性にいってしまうのだということを映画で語っていたのである。

 さて、新型コロナウイルスの影響はあらゆる方面に及び、日常を非日常とし、お互いの国の国境を封鎖させた。

当然のことながら航空産業は国と国を結び、平和的交流を深め、経済活動を推進する。それが公共交通機関の役目だ。しかし、つい2か月前のお正月に誰がこの状態を予見しただろう。全日空は、客室乗務員5千人を休職する交渉をしているという。

空港は飛ばない飛行機たちで溢れている。毎日、おびただしい数の飛び立つ飛行機を撮影していた航空ファンも、飛ばない飛行機を撮影するのはつらいだろう。

それにしても、チャーター便で中国から邦人を運ぶ役目を果たした全日空には、心から頑張ってほしいと願っている。あの時、客室乗務員は一人も感染していなかったのはすごい。恐らく全員が緊張感をもって徹底していたからだろう。

それに対して先月末、日本航空ではシカゴ009便乗務の50歳代の客室乗務員に感染者が出た。今後はアルコール検査のみならず、発熱検査も追加であろう。いずれにしてもJALも国内線が1,268便、国際線が2,140便が運休するとは思ってもいなかったはずだ。

 

東京オリンピックをやりたい人の気持ちもわかるし、中止することで経済効果が減少する恐れを抱くことや、何の決断もできない首相がいることもわかってきた。なによりも、主役の選手たちが最高の環境で競技ができない、予選もない、練習もできない、感染する恐れが多大にある。その中で7割以上の国民はオリンピック開催は無理だと考えているのは当然である。

私達が考えるべきことは、オリンピック誘致の際にあのタレントが言った「お・も・て・な・し」は何なのかである。単なるパーフォーマンスであってはならない。

相手は目に見えない病を引き起こすウイルスなのだ。その中で、他国の招待されるほうも迷惑だという考えに及ばなければならない。意地で聖火を運んできたとしか思われない。

現にイギリス王室は郊外に避難して、エリザベス女王も今は日本の天皇と皇后にお会いしたい、とは言わないし、こちら側も遠慮して予定をキャンセルした。これが常識である。

常識を超えた「勝手なおもてなし」はありえず、他国の皆さんを振り回してもいけない。さらに薬物依存的発想で突き進み、まるで先の戦争へ向かったときのように蛮勇を振るうのでもなく、冷静な判断をして、勇気をもってやめる決断するのが、本当のおもてなしの精神であろう。求められるのは「引き返す勇気」である。パイロット仲間で言われているこの言葉についてはまた別の機会に。

専門家の皆さんは、自分の仕事への使命感と信念に基づき、公衆衛生の視点を重視して、政府の思惑や圧力に屈してはならない。そうしないと、日航123便の事故調査委員のように、永遠と歴史的汚点を残すことになる。オリンピックが、新型コロナウイルスの世界的大流行のクラスターの場と化す、その時では遅い。

「うちはウイルスが減ってきたから大丈夫」と言って嫌がる人々を無理やり招待し、「今までお金をかけて準備していたのだから、儲けられないので来てもらわないと困る」という精神は、おもてなしの精神ではない。

 

 

当たり前のことをきちんとすることの強み 全日空に敬意を表する 青山透子

今、新型コロナウイルスの封じ込めと拡大阻止で世界中が連携している。

米国ではそのための資金を捻出して各国に提供するとし、民間企業は中国に向けて大量のマスクを提供した。研究者たちは人から人へ急速に広がるそのウイルスに対して有効な薬を見つけるために必死に研究している。各国政府は、次々に降りかかる難題に最善の方法を模索しながら、冷静に対応しているはずだ。

ただ、なぜか邦人帰国のために使用することを目的の一つとする政府専用機は使われず(恐らく様々な理由があったのだろうけれども、まだ新品だから、とか、首相や天皇が使用するからということだろう)、その代わりに全日空が何度もチャーター機として行き来している。そのANAの飛び立つ翼に、これで確実に全日空が日本を代表する翼となったと思った。その敏速な行動は、冷静に着実に、かつスピーディに仕事をこなすプロとして当たり前とはいえ、日頃の優れた企業統治の現れだろうと推察する。心から敬意を表したい。

これは、いつまでも決断できない日本航空の没落も意味する。

そして、思い出した、あの日のことを・・・

1985年3月20日、「イランの邦人ー260人無事救出」これは新聞各紙のトップ記事の見出しだったが、思い出す方はどれぐらいいらっしゃるだろうか。読者の皆さんには覚えていない方も多いだろう。

あの1985年の年は本当にいろいろあった年で、イラン、イラク戦争が勃発していた。米軍による支援で軍備が充実して強気となったイラクが、突然、3月19日の夜8時以降イラン領空全域を戦闘地域とし、飛行する全ての民間機を攻撃、爆破すると宣言し始めた。各国の外務省は自国民救出のためのチャーター機政府専用機を次々と用意して自国民救出を開始した。イラン在住の日本人たちは、各国の飛行機が飛んできて、その国の人たちを乗せて飛び立つ姿を見ながら、いつ、日本から飛行機が飛んでくるのか必死に待っていたのである。

ところが日本航空は、当時ナショナルフラッグキャリアで政府が株式の半分を所有していた半官半民にもかかわらず、その時準備をしていたとはいえ、諸々の理由をつけて現実には全く飛ばなかったのである。また当時の国際線は日本航空のみであった。日航内部では、危険区域に飛行することに手を挙げる機長がいなかったとか、乗員の安全確保が不十分だった、赤組と呼ばれていた共産党系の組合側が異議を唱えた、というのが本音であったように記憶する。

このいきさつは、私たち一般職員(半官半民だったので社員ではなく職員と呼んでいた)には、その経緯も含めてよくわからないままであった。私はまだ新人時代で自分たちの青組といわれていた会社側の御用組合が飛ぶものと思っていたのを覚えているが、それも協力せずに、一機も飛ばなかったのには驚いた。何のための日本航空だったのか。まさか無料航空券を官僚や提灯記者、政治屋にふるまうために存在していたわけではあるまい。

あの時、日本政府に見捨てられたイラン在住の商社マンをはじめ日本人たちは絶望していたのである。一体どうして、なぜだと、本当につらかったと思う。なお、これらのいきさつは、『よいしょ』とやらせ記事の多い故中曽根康弘元首相の追悼記事でも一切出てこなかった事実である。その政府側の失態を当時の方々はしっかりと記憶しているであろう。

さて、1985年3月19日のイラン空域飛行閉鎖ぎりぎりになって、日本人救出のために手を挙げてくれたのがトルコ航空だったのである。これについては下記毎日新聞報道をお読み頂ければと思う。なぜトルコ航空だったのか。1890年の和歌山県串本沿岸沖でのエルトゥールル号遭難事件とつながっているのである。

 つまり、これらのことからもわかる通り、一人ひとりが培う信頼関係をもとに、人間としてのあるべきふるまいや良いつながりがその国の安全保障を確実にもたらすものだということである。

なお、その時のトルコ航空機長がオルハン・スヨルジュさんであり、既にお亡くなりになったが、その名前をつけた公園(火の山公園トルコチューリップ公園)が友好都市である下関市にある。そのページも下記に併せて記載しておく。

私たちが今すべきこと、それは積極的な戦争準備や自衛隊軍備増強ではない。国民にとって戦争や武器を持つ戦いで得られる利益などない。人間による憎しみの争いからは何も生まれない。

国防を超えた訓練のために高額で島を購入したり、設置しても活用する頃にはあまり意味のない超高額武器を買うことや、軟弱とわかっていながら土壌改良に未知数の多額のお金を注ぎ込み、一部の人のみの利益でいたずらに海を汚すことでもない。

隣国をあおり、敵を想定した暴言で金もうけするジャーナリストや知識の乏しい作家をのさばらせることでもない。こういった暴言やあおりで得られる利益などないと、今更ながら経団連も実感しているはずだ。どこに向けて政治献金をして、あまり意味のない企業献金の結果、何の利益があろうか。そのお金は別のことに使ったほうがいいと当たり前に思っていることだろう。

政治屋の『票になるから、献金してもらったから』、官僚等の『自分の息子を〇●に入れてもらったから、自分が出世できるから』、どこかの知事が『〇●を教授にしてあげると関連企業の票が入るから、自衛隊基地関係者の票が入るから』、その他、あの人がパイプ役だから、この人を呼べば補助金も入りやすいから、学生を勧誘して増やしやすいから……

こうやって自己都合で仕事をしていたら、逆に何のために自分が存在しているのか、そもそも己の仕事の意味の本質を見失っていくのは目に見えている。そのうち悪意を持った人におだてられ、褒められていい気分になっていく。これは大麻精神病で高揚して気が大きくなる病状と同じである。特に精神力が弱い人ほど、弱気ではないと身振り手振りで大きくふるまうが、この傾向は軍隊関連に多い。

自分だけは大丈夫という、おごりも許されない。偽りの行為は、それをしっかりと見ている人がいる。これらが未来の子供たちに尊敬されるはずなどない。

もっと自分のしてきたことを正当化せずにきちんと見つめるべきだ。

その役割に応じて当たり前のことを着実にすることが未来につながる。経済活動も含めて世界中で国境を越えて、人は密接につながっているのであるのだから。

今回のことで航空業界や観光業界の打撃は大きいが、それは起因が未知のウイルスによる病気である。その克服に世界中が手を結び、解決する利益は大きく、きっと良い未来につながっていくと信じている。

 

1985年3月20日の記事(毎日新聞

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