管理人です。
ここに10万部を突破しましたことをご報告します。
皆様からの心のこもったお手紙、お葉書、毎週たくさん届いています。
「都内の図書館の順番待ち番号が123人で驚いた」「これはまれにみる凄いベストセラーだと司書さんが驚いていた」という報告もありまして図書館での反響も大きいようです。順番待ち人数があまりに多いので購入しました、というお手紙もありました。
ちなみにですが、重版が17刷となりまして、初刷本での小さな単純ミスや航空ファンからのご意見、さらに読者の皆様から寄せられたご意見なども参考にして、それぞれの重版にて直している部分があります。図書館での本と現在本屋さんにある本とほんのちょっと違う部分があるんですよ。是非比較して、そんな点も楽しみながらお読みください。
ノンフィクション部門でこの反響は近年珍しい限りです。河出書房新社宛に届きましたお手紙やご質問、激励、ご遺族からのお手紙や出版社への感謝の声等は全て青山氏が目を通しています。なお、ご住所を書いて頂きました方々には青山氏より返事を送らせて頂きました。皆様の温かいお心とお言葉に御礼申し上げます。
また、便乗商法のような本もあるとの情報がきています。くれぐれもご注意の程、宜しくお願いします。
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●皆さんの「あの日の想い」をしっかりと受け止めました~感謝を込めて 青山透子
ご無沙汰しておりましたが、今年この本を通じて出会えた読者の皆様にお返事を書いておりまして大変失礼しました。
北は北海道から沖縄まで、本当に有難うございました。北海道新聞をはじめ、西日本新聞、上毛新聞、ミニコミ誌等の多数の情報誌、週刊ポスト、日刊ゲンダイ、AERA、月刊エアライン、公明新聞、週刊実話、女性会議関連の新聞等、実に書き切れないほど多くの皆様に拙著をご紹介していただきましたことに深く感謝申し上げます。
実際にお会いしたジャーナリスト、新聞記者、大学教員、弁護士、メディア関係の多くの皆様に、本には掲載されていない未公開資料もお見せしてお話することが出来ましたのも、大変嬉しい限りです。
特に日本ペンクラブ会長の吉岡忍氏に書いて頂きました書評では、読み手としての読者側に対する深い示唆が込められており、言葉の一つひとつに重みがありました。吉岡氏が落合証言を書かれた「墜落の夏〈1987年)」と一本の線でつながったような気がいたしました。本当にありがたく思っております。
また、私の曾祖父が福沢諭吉先生の元で塾員として学び、慶應義塾の英語教師となったご縁もあって、前著のあとがきにも書きましたが福澤研究センターや塾OB等、関係者の皆様のペンのマークが物語るような正々堂々とした応援を有難うございました。
思えば、今年の初め、全く出版のめどが立たない日々でした。前著の編集者の退職などで33回忌に向けた企画が流れ、膨大な資料やインタビューもこの世の中に出すことは出来ないのだろうか、と悶々とした日々でした。ところが4月、奇跡的な事が起きまして、河出書房新社にて次々とこの本が生まれるための準備が始まり、締め切りまで寝ずに書き続け、見本本が出来たのが7月20日、書店には24日に並びました。何も広告をしていないにもかかわらず、1週間で重版が決まりました。そして今月迎えた10万部です。520名の皆様が導いてくれたとしか思えません。未来への提言として、この本が持つ特別な使命を感じながら、次世代へつないでいきたいと思います。今年出会えた皆様に心から感謝いたします。