青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

未来に語り継ぐべきことを放棄するなかれ 青山透子

 管理人です。

今年、「日航123便墜落の波紋―そして法廷へ」を皆さまにお届けすることが出来ましたのも、ひとえに読者の皆様のおかげです。

たくさんの激励のお便りと様々な情報提供に心から感謝です!

この公式サイト訪問者も延べ人数で83万人を突破しました!

来年もますますご支援の程、どうぞ宜しくお願いします。

 

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中曽根康弘元総理大臣の遺言ー政治家は歴史法廷の被告ーから考える

青山透子

中曽根康弘氏への賛美記事のオンパレードだが、それらを書いたマスコミの皆さんは、日航123便に中曽根さんがあれだけ関わった事実をなぜ書けないのかについて、自分自身を深く省みて考えてほしい。このような長いものには巻かれろという日々の思考回路がもたらすものは、戦争もしかり、いじめや隠蔽も、郵政の圧力問題も、政治家の方便の垂れ流し状態も、官僚の汚点も、「与党だから無理、実際に逮捕されなければ書けない、全てが明らかにならないと書けない」、という言い訳がすぐ出てくるが、果たして本当だろうか。

誰かが死亡してから「これは想定外だった」とか、自殺者が出てから「実はいじめがあった」等、いつも後から、事がおきてから関係者の自己弁護が出てくるが、事実を直視せずに無視し、右へ倣えとばかりに集団心理で適当な仕事ばかりしてきた結果、そうなったのであって、本当は誰もが気付く機会がたくさんあったはずである。そこに至る過程を知りつつ報道しない人たちも同罪だ。

中曽根康弘氏のご逝去報道もしかりである。クリスマスの夜に、まるで懺悔とばかりに外務省が80年代後半から90年代の公文書を公開した。その中には「中曽根氏の愛国心溢れる振る舞い」や「鬼の首とったように事実を相手に伝えれば、良いわけではない。時には隠さなければならない」などと、言い訳としか取れない文面が多かった。

公文書といえども都合の悪いものは隠し、一方的に都合の良い文書だけを公開している日本の現状に、「あれではだめです。マリア様は怒っていらっしゃいます」という、キリスト教信者の皆さんの声が聞こえてきたが、私も同感である。不都合な事実を出さず、その公開基準が恣意的であってはならないのである。

恐らく故中曽根氏は自分自身のあるべき姿と、現実に直面してつい犯した事実のギャップに耐えられずに、何も語らず逃げたのだろう。その振る舞いは、当然そう思われても仕方がない。お友達のY新聞のドンW氏もその遺言を引き継ぎ、自民党も隠したいのだろう。すべてこの事件が明らかになれば、故中曽根氏が歴史法廷の被告ではなく、「被告」になるからであろう。

例えば農水省事務次官の息子殺し同様、元事務次官として彼がいかに素晴らしい仕事をしたからといって、息子を殺害した罪からは逃れられず、殺人罪となるのは当たり前である。中曽根氏がどれほど良い仕事をしたからといって、日航123便の墜落原因を知りながら事実を公表せず、遺体を焼失させた事は消せない。35年間もいい加減な事故調査報告書に振り回され続けている私たち国民への謝罪の言葉もないまま逃げたのである。

さらに、犯した犯罪と愛国心はバランスしない。愛国心があったからといって、ミスであれ何であれ、犯した罪が消えるわけがない。

どうしても諸々のしがらみで、報道ができないのであれば、せめて邪魔はしないでほしい。自分たちが出来ないからといって、この問題に正面から堂々と立ち向かっている人たちの邪魔をする権利などない。

くだらない腹いせや難癖をつけてくる人たちは犯人隠匿罪と同様の罪を犯している。わざとデットボールを当てるがごとく、ビーンボールのように姑息な手段で相手をつぶそうとするなどもってのほかだ。私が幼い頃に両親もフアンだった読売巨人軍は、まさかそういうプレーを推進しているわけじゃあるまい。プロであればあるほど、ファンが誇れるようなフェアプレーをするのが当たり前だろう。

自分自身と向き合い、自分に出来る最大限の力で、公文書をきちんと公開してほしいという心ある人たちは、ぜひ協力してほしい。未来は私たちの生き様にかかっている。

 人間としてのふるまいが問われている今こそ、本当に語り継ぐべき事を放棄してはならないのである。

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今年もあとわずかとなりました。

お正月はどうぞゆっくり4冊の本をお手に取ってお読みください。

青山透子の本は、テーマごとになっております。

2010年、墜落機の客室乗務員の先輩方へのレクイエムとして書く決心をし、1985年から25年間の新聞報道を含む全ての1次資料を読み込み、当たり前におかしいと思ったことをきっかけに、「天空の星たちへ(河出書房新社は、疑惑のはじまり)」を出版しました。この本の特徴は、一般人が疑問を持つほど、おかしな事実がたくさんある、という点を中心に書いたものです。

海外の軍関係者から、まるで作戦会議の資料を見たようだと評価してもらったのが「墜落現場を軸としてコンパスでぐるりと円を書いたような当初発表され続けた偽りの墜落箇所」-疑惑のはじまり(p256)の部分です。「疑惑のはじまり」の251ページからじっくりとお読みください。

なお、中曽根さんの1日、という当時の首相の行動については、p260からすべて書いています。群馬県出身の学生の話も併せてお読みください。当時、イギリスで翌週に航空機事故あり、サッチャー首相は休暇返上で駆け付けました(p273)。中曽根康弘氏の「520人が死亡した隣町軽井沢でのありえない、否定しようのない行動」が明確にわかります。

さらに、警察医の大國先生との会話で、「ジェット燃料では遺体が炭のように表も裏も黒焦げにならない」と指摘したところが新たな事実でした(「疑惑のはじまり」p358-p363)。

2017年、「目撃者」をテーマとした本「墜落の新事実―目撃証言から真相に迫る」を出しました。これは全国学図書館協議会選定図書となり、ベストセラーとなったのですが、その理由は上野村の子供たちの文集とそこに書かれた村民による目撃証言、小林さんのオレンジ色に関する重要証言、ファントム2機が墜落前に飛行していた存在を明らかにした点です。

次に「機体遺物」を大学研究機関で科学的に調査分析した本を2018年に出しました。火炎放射器使用の可能性を示唆する「遺物は真相を語る」です。ここで客観的証拠が出たことでシンポジウムに繋がったという流れです。

2019年の「墜落の波紋―そして法廷へ」の本は、今後の法的手段を明記しました。

「文章にちりばめられた言葉の一つ一つが心に響く」、「自分の生き方も学んだ」、「勇気をもらった」というお手紙が多数あり、さらに出版社への感謝やお礼の言葉も大変有り難く受け取っております。読者の皆様に心から感謝いたします。

 年末年始、1年間のご自身を振り返りながらお読み頂けますと嬉しく思います。

それでは皆様、どうぞ良いお年を!

 

 

 

 

 

 

そして法廷へ―来て頂く前に中曽根康弘氏ご逝去 青山透子

11月29日にお亡くなりになった中曽根康弘氏は、101歳という大変ご立派な人生で大往生であったと報道各社が伝えている。局を超えて大親友の渡邊恒雄氏が出演して褒めたたえていらした。頭もしっかりされていたそうなので、法廷に来ていただくには十分だと思っていたのに大変残念である。

それにしても、皆さんも気づいていると思うが、80年代を伝える画面には、1985年8月12日の日航機墜落報道は出てこない。民放は忖度の協定を結んだように横一列で日航の文字すらなかった。これは、「★☆の貸し借り」かどうかわからないが、ワイ新聞のドンが采配を振るい、ここはひとつ、中曽根イコール日航イコール御巣鷹という連想だけは避けたい、という意向を酌んだのだろうと聞いた。客観性と良心を取り戻しつつあるNHKのみが、御巣鷹の尾根の写真をちらりとテレビで出した。他の民放は当時の80年代の紹介で、1982年に33人の死者を出したホテルニュージャパンの火災は出しても、1985年の520人が亡くなった日航機墜落は出さなかった。1985年についても、いきなり日付が飛んで、8月16日の公式参拝は報道しても、その前の1985年8月12日の墜落報道は一切なかった。墜落現場に行かず夏休み中軽井沢でプールとテニスと読書三昧の首相の1日は報道しなかった。その代わり、1985年夏休み(つまり墜落の夏)に、嬉々としてプールで泳ぐ中曽根氏を写していたのだが、一山向こうの墜落現場で遺体捜索中にこの表情とは大変驚いた。これは証拠写真の一つといえよう。

1987年11月の日本航空民営化にもかなり力を注がれていたが、よほど日航という文字が出てくることを避けたかったのか、これも報道されなかった。

このように、物事は隠しすぎると、逆にばれる。故意的に外しすぎると、逆に不自然なのである。世界最大の単独機大事件をわざと外しているのが見え見えであり、それが「やっぱり、隠蔽が事実であり、後ろめたいのだ」と、誰もがわかってしまったのである。

読者や知り合い等、寄せられた感想の中に、つぎのようなものもあった。

若手報道関係者「中曽根元首相の在任中の世相として、80年代の重大事件をニュージャパンの次に当たり前に出そうと思っていた日航機の羽田沖事故や85年の御巣鷹の尾根事故報道写真は出すなと言われ、今まで疑問にも思っていなかったけど、逆にそれってやっぱり本当なんだと思った。上の指示だからね。ナ〇ツ〇ルートと呼ぶ当時の若手記者とか、軽井沢で美味しい思いをした人たちの残ペイだろうね。こういう老害は定年していつまでも会社に残らずさっさと退職してほしい」

本物の政治家ならばせめて1985年8月12日の次の日でも墜落現場へ急行するのが当たり前だろう。その後もすぐに自衛隊のヘリで、御巣鷹の尾根を通りすぎて、つくば万博に見学に行っている。520人の命を何だとおもっているのか。さらに数か月も行かず、隣町の軽井沢で遊んでいたご自分を恥じてほしかった。ご自分の至らなさを遺族や国民に謝罪してしかるべきである。こういった事実は永遠に消せないのである。

今頃、520人があの世の法廷で厳しく尋問してくれているだろう。

裁判官は上野村元村長の故黒澤丈夫氏だろう。海軍少佐でゼロ式戦闘機搭乗員だった黒澤村長の前で、何を語れるのか?

中曽根さんの宴会写真では、海軍の軍服を着たり、飛行帽と白いマフラーという戦闘機乗りのかっこをして歌う姿が出ていた。

鶴田浩二でもあるまいし、パイロットでもなかった中曽根氏のあのような写真などやめてほしい、という声が聞こえてきた。

私の曾祖父もよく存じ上げている紀州藩士の家に生まれた慶應義塾元塾長で、現在の上皇の教育掛で美智子様との縁談のまとめ役だった小泉信三氏は、ご子息を早くに戦争で亡くした。そのご子息、小泉信吉氏も中曽根氏と同じ海軍主計だったこともあって、小泉信三氏は中曽根氏のようなそういった軍服のパーフォーマンスを大変嫌っていた。

本物ではない人間が陥りやすいパフォーマンスだったのだろう。

ゴーグルまでつけてマガイモノの飛行機乗り姿は、その生死を賭けた人の誇りを傷つけていることを知らぬままあの世に逝ったのだろう。

合掌

 

 

11月23日にローマ法王が来日する歴史的意味 青山透子

ご無沙汰しています。管理人からです。

2019年6月12日に国土交通委員会審議において、日航123便ボイスレコーダー公開及び相模湾からの残骸引き上げについて、衆議院議員津村啓介氏(国民民主党所属)が、質疑をされました。 この日にちの意味とその内容について、および本日ローマ法王が来日する意味について、青山透子から説明いたします。

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数字が物語る深い意味  青山透子

今年の新刊本「日航123便墜落の波紋―そして法廷へ」、この本がお手元にある方は146ページをご覧頂き、前から7行目を見てほしい。私たちがサポートして運輸安全委員会宛に送付した情報開示請求の答えが、「令和元年6月10日まで延長」と書いている。本を書いた段階では、まだ答えが届いておらず、どういう返答が来るのだろうか、という内容である。

情報公開法にもとづいて、6月10日(返答締め切り)以降、郵送で12日に届いた内容は、不存在や不開示で、資料の全体が全く記載されておらず、ひどいものだった。つまり、ここで答弁していることがそのことへの言い訳である。

6月10日、発送したこの日に、この内容(国土交通省の方針)を公に話す必要性があったのだろうと推定する。

特に石井大臣は、国際民間航空条約(シカゴ条約)を理由の一つに挙げているが、この条約の目的は、真なる事故原因の究明のためのものであって、真事実が出れば再調査をすると書いてあり、調査目的であれば特に隠す必要性などない。

逆にそれを隠れ蓑として隠蔽に利用することは許されず、その点については今回の新刊本で英国の元事故調査委員(現在ICAO所属)にも確認をした。そもそも水深が浅く、飛行航路真下に発見された遺物の調査もせず、相模湾に残骸を沈めたままで書かれた報告書などは価値はなく、これらを引き上げることは当然のことながら再調査につながる、とのことであった。

7月16日に早稲田大学においてシンポジウムを行った際、三宅弘弁護士が、この運輸安全委員会からの書簡における内容と彼ら委員の認識の低さと知識のなさ、情報開示に対する恣意的でいい加減な返答に対して批判し、どこがおかしいのか丁寧に説明をされた。

あの日、会場にいらした大勢の皆さんもしっかり聞いたことを思い出して頂きたい。皆さん、よく理解されていた。さらにこのように、公文書に対する行政側の認識がいい加減であるならば、今後法的に適切にしなければならぬ、という旨の基調講演を行った。

以上のように、日程や数字には意図があるのである。

今日ローマ法王が来日される。11月23日。123である。

私自身は信者ではないが、読者の方々に信者の方も多い。群馬県警察医で私に多くの資料を提供して下さった大國勉氏もカトリック信者である。あの墜落において、520人のご遺体がその一部でも無事に家に帰ることが出来たのも、大國氏のおかげといっても過言ではない。ご自身が倒れ、また心身共に限界になりながら、遺体の身元確認作業を続けられた。その白衣の裏側にはいつ倒れて、死んでしまうかもしれない、という極限の状況で、自分の名前と住所、そしてカトリック信者として主の祈りをマジックペンで書いてたのである、

実は今、そのカトリックの深いつながりが、大きく実を結ぼうとしている。これについては読者の皆様は、次回を楽しみに待っていてほしい。

事実は小説より奇なり。私は日々、それを体験している。

 

 

ならぬことはならぬものです―会津藩士の言葉から学ぶ 青山透子

ならぬことはならぬものです―会津藩士の言葉から学ぶ

 

今年の8月12日の日航123便に関する報道は例年とは異なっていたのを皆さんはお気づきだっただろうか。

まず、各局のテレビ報道では、今まで枕詞として当たり前のように「墜落原因は後部圧力隔壁破壊による」と言っていた言葉が全く出てこなかった。むしろ、事故時の映像として、墜落現場で朝まで燃えている炎の場面をクローズアップしたり、機長のボイスレコーダーの声とともに、生のボイスレコーダーの映像が出たりした。これは34年目にして大きな進展であり、大変重要なポイントである。

新聞報道では、大手新聞は例年通りの精霊流しや登山風景だったが、墜落現場の群馬県の上毛新聞は気骨溢れる記事であった。特にシンポジウムを行った翌日の2019年7月17日付では、「再調査」という文字が34年目にして見出しとなり、その内容にも自衛隊という文字が入って画期的であった。群馬県の新聞としての責任と義務の現れであろう。さらに14日付では、赤坂日航社長と再調査を求める遺族の談話もあり、「事実見直し続ける努力をし続ける」として追加記事が出ていた。これは大変重要なことである。ただ、記事の中で赤坂氏が「相模湾はとても深い」と語っていたことが驚いた。水深160メートルは、深いのか?その認識が技術者とは思えないが、知ってて知らぬふりなのだろうか。念のため、東京タワーは333mとされているが、その半分の深さ、つまりとても浅いのである。

残骸のある所は水深160m、これぐらいは覚えておいてほしい。念のため相模湾で発見された日航機残骸のニュース映像をリンクしておく。

この引き上げについては、また別途記述する。

123便の残骸か…相模湾海底で発見 日航機墜落30年

各紙に共通だったのは、8.12連絡会事務局長のコメントだけではなく、他のいろいろな遺族の談話を掲載しており、その中で事故原因は後部圧力隔壁破壊という話や事故原因の説明も出てこなかった。ただ朝日新聞のみが、子供相手のような説明記事で、この枕詞を使用していた。しかも、私の新刊本広告が出ている同じページのちょうど上にその記事が出ていたのだが、これは日航123便とは何か、とわざわざ説明して下さったのか、はたまた事故原因は後部圧力隔壁破壊ですよ、と強調したかったのかはわからない。ただ、こちらがお客様としてお金を出している広告の上にその記事をもってきたのならば、せめて、この事故原因では不起訴となって、いまだに犯人はわからない、と説明を加えたほうが子供に正しい情報が伝わっただろう。それでこそ客観性がある報道、というものである。

それにしても34年間、すでに場所がわかっている相模湾に沈んだままの残骸の引き上げや再調査を拒み続け、マイクロフィルムで保存している当時の資料を開示しようとしない国土交通省外局の運輸安全委員会の存在価値は何だろうか。自説(事故調査報告書)への裏付けとなった資料を公開したくない、ということは、そこで書かれてものは偽りの報告書ということになる。

私たちは「ならぬことはならぬものです」と強く言い続けなければ、真の空の安全などは保てない。空の安全とは、この問題を解決してこそ、安全といえるのである。

 もう一つ、ならぬことはならぬ、パイロット飲酒事件が起きた。

今回の飲酒事件の顛末は次の通りである。赤坂社長が御巣鷹の尾根で「飲酒問題に陳謝する」会見した2日前の8月10日、鹿児島発羽田行の日航副操縦士からアルコールが検出されていた。しかし、12日の会見ではそのことには一切触れなかった。

これは日本航空の危機管理のなさと不誠実さが暴露された事件である。8月12日に赤坂社長が神妙な面持ちで「皆さまに、日航、何やっているんだ、と言われないように飲酒問題は解決しなければいけない最大の課題」と語っていたが、その時すでに新たな飲酒問題の発生があったにもかかわらず、その場で語らず、謝罪もしなかった。

社長ご本人の弱い気持ちや恐怖心がその言動を止めたのであろうが、それはむしろ逆であり、不誠実さを暴露したようなものである。あの場で言えないような人は社長の器ではない。誰が止めようが、きちんと説明できないような人は隠蔽体質が身に沁みついていることになり、その表情には指導能力の欠如が感じられた。

なお、この報道内容が各紙バラバラであったことも、日本航空の広報が全く機能していないことやその内部体制のお粗末さも暴露した。

日航は、発表が遅れた言い訳として「副操縦士のアルコール摂取について2日間、確認の作業をしていたから」という子供のようなことをコメントしてきたのである。今時、2日間も確認するほど、鹿児島は遠い地なのだろうか?自社便で行けばすぐだろう。

新聞各紙では、①その副操縦士が立ち寄り先の居酒屋で飲んだのでその確認、というのもあれば、②昼食にホテルでボーイに出されたコップの中に、水ではなくお酒が入っていたのを誤って飲んでしまった、③ホテルの部屋で、前夜自分が購入した日本酒を乗務前に水と間違えて飲んだ、というのもあった。

驚くべきバラバラの理由である。これはいったい何の現れであろうか。

統一されていないのはそれぞれが情報源に取材して日航側が適当に伝えている、つまり広報がまったく機能していない、ということである。さらに、社長は会見を避けて逃げた、ともいえる。

誰が水と酒を間違えて飲み干す人がいるだろうか。54歳の男性が水とお酒の区別もつかないほどであったのか?しかも乗務前に、である。これは恐らくアル中(アルコール依存症)と同じで、自制できない域に入っているのでないだろうか。操縦かんを握る手が震えるから、仕事に不安を覚えるから、気を落ち着けるために一杯飲んだ、というのならば筋は通る。

これが今の日本航空という会社の社員のしたことであり、働く現場の現状だ。極めて病理は深い。

酒をあおって操縦かんを握ることなど、ならぬことはならぬ、のである。

 

 皆さまに明確にお伝えしておきたことがある。ちまたでは、「日航になにか恨みでもあるのか、許してやれよ」、という言葉を私や遺族に平気で言う(ネットでわざと書く)人がいる。

これは重大な問題を含んだ言葉であることに皆さんは気づいているだろうか。私が研究者として書く内容は、恨みなどではなくむしろ事実の追究であってそこに客観性があることは読者の誰もが気付くであろう。その結果は、日航の冤罪や罪についての考察にもつながる。もちろん、逆に日航にいた人間だから、その罪の軽減に加担するのか、という意見もあろうが、それについても本を読めばわかる通り、どちら側からも書いている。

それでは日航の罪とはなにか。

不起訴となったことからもわかるように、事故調査報告書とは異なる新たな墜落原因があるとすれば、日航の罪ではないことはこの公文書が証明した。ただし、誰かから強要されて、高木養根社長(当時)が、殺される、と震えていたほどの恐怖心を感じ、命の危険にさらされていたのであれば、脅迫によって不本意ながらその罪をかぶったことになり、日航側の罪は犯人隠避罪のようなこととなる。共犯かどうか?これは構成要件にどのようにあてはめるかによる。簡単にわかりやすく書くと、運輸安全委員会(当時)は事実と異なるのであれば公文書偽造、故意的に偽造改ざんは証拠隠滅罪となる。しかし、危険を感じるほどの脅迫を受けたのならば、その罪は軽くなるだろう。それでは相手に恐怖心を抱かせるほど脅迫した当人がいるはずだ。それは当時の運輸省か、首相官邸サイド、中曽根元首相、自衛隊幹部、他の誰かだろうが、これらは脅迫罪となるが、今のところわかっていることはここまでである。

いずれにしても、いまだに真犯人にはたどり着いていない。真犯人は、今でも遺族に一切謝罪もせずに、罪とも向き合わず、隠蔽体質の人々に守られて、のうのうと生きていることになる。520人の命を絶った犯人であるから、史上最大の大量殺人事件となる。

私はその原因不明を追究しているのであって、ご遺族は真犯人からの謝罪を強く望んでいるのである。それは当たり前のことだろう。

従って、先に書いた「遺族は日航を許してやれよ、青山透子は会社に恨みでもあるに違いない」という論理は破たんしてる。

恐らくこれを書いた人、言った人は関係者であろう。しかも単に自分の年金がなくなるとか、自分の息子や娘の就職先(日航)がつぶれては困る、とか、責任をかぶりたくない国土交通省とか、そのたぐいであろうが、いずれも自己保身と自分の食い口のためだろう。そのお金はどこからくるのか。お客様が航空運賃として支払ったお金や国民の税金である。

それに対して、いまだに隠蔽するとは、これも、ならぬことはならぬ、のである。

もちろん、不確かな情報で、一方的に相手側の不満やはけ口を鵜呑みにしてもいけない。面と向かってきちんと話をせずに、本当の事情も知らずに人を貶めるように陰でこそこそと企てをしてもいけない。また、純粋に事故原因を追及しているふりをして、実はかく乱するのを目的として書いている人もいる。変な人を装い、これを追及する人に対してレッテル張りを一生懸命している人、それに加担している人もいる。こういった様々な人間の心の裏側を認識して、思惑に引っかからないように冷静に判断をして筋を通すことは人として誰もが心がけるべきであって、ジャーナリストならば特にそうあるべきだろう。

ならぬことは、ならぬことはならぬものです。

追記だが、一つ老婆心ながら忠告しておきたい。

航空会社の乗務員たちの仕事は、フライト時間が早朝や真夜中も多く、過密スケジュールの中で働くのが日常であり、昔と違って国際線のほとんどが長距離フライトの直行便では、機内で仕事をする時間も長く、時差もあり、心身の乱れが出てくることは当然だと思われる。そこで、アルコールに依存しなければ眠れないとか、気分が高揚しない、乗務出来ないという人が出てくるのだろう。アルコール検査が厳しくなれば、次に取る行動は薬物依存である。官僚(経済産業省文部科学省の職員)が職場で大っぴらに注射器を使用して覚せい剤を使い、逮捕されるという異常な今日この頃、そのうち薬物依存症のパイロットが出てきてもおかしくない。フライトで訪れる海外では合法の国もあり、その辺で気軽に購入も出来るそうだ。そうなると、「アルコールではすぐ検知されるから、薬物にしよう」と言い出しかねない。

それがどういう行動に出てくる危険性があるかについて米国の航空医療関係者に聞いた。大麻、危険ドラッグ、覚せい剤といった薬物に依存して操縦かんを握った場合、次のような場面で危険な事態が生じる。最低安全高度(minimum safe(flight)altitude, minimum enroute altitude)時の判断や有視界飛行方式(VFR:visual flight rules)の時に、薬物よって気持ちが大きくなって蛮勇を振るう行動に出る、ということだ。

つまり早い話が、ミニマムの状況での判断の際に、引き返す勇気ではなく、事の是非を考えないで向こう見ずの勇気(本物ではなく、薬物による勇気もどき)が出やすくなる。するとどうなるだろうか。

いくら訓練を積んでいても、とっさの判断が出来なくなるということになってしまう。「突っ込んで行け!」と精神が高揚して、地面に激突ともなりかねない。その結果、被害を被るのは本人のみならず、大勢の乗客である。事が起きてから謝罪ではすまされない。

昨今、聞くところによれば、官邸周辺でも、外遊機内でもこういうタイプの人が多く出没するそうで、「ちんちくりん」なことを話すらしい。少しはいろいろな角度から論文を読んで研究したいそうだが、きちんと読んで理解出来るかどうか、勢いをつけて気分ばかりが高揚しても困るのである。

搭乗者のみならず運航乗務員、客室乗務員の手荷物検査に麻薬探知犬による取り締まりを強化すべきだろう。火の無い所に煙は立たぬ、ならぬことはならぬものだ。

 

 

情報公開と知る権利―今こそ日航123便の公文書を問う 青山透子

情報公開と知る権利―日航123便の公文書を問う 

7月16日、この問題に関するシンポジウムが行われた。開始直前には大雨も上がり、会場がいっぱいになるほどの皆さんがご来場下さった。

テーマは、「国民に対して政府の説明責任を果たす観点から制度化された情報公開制度は果たして全うに機能しているのだろうか。34年前に発生した日航123便墜落を題材とし、遺族の苦悩の軌跡を追いながら、行政機関(運輸安全委員会)が保有する文書の開示請求と知る権利について考える」である。

基調講演は、第二東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長、関東弁護士会連合会理事長等を歴任。総務省情報公開法の制度運営に関する検討会委員や内閣府公文書管理委員会委員等、情報公開法制度に携わった三宅弘弁護士である。三宅先生は毎月ボランティアでご遺族に対応して下さり、私も同席している。森永卓郎氏にも「日本経済から見る1985年」として講演していただいた。森永氏にはいつも応援していただいているが、今回初めてお会いした。ご著書の「なぜ日本だけが成長できないのか(2018、角川新書)」のエピローグにて経済面で1985年が分岐点と指摘されたことについて、本音でズバリ語られたお話であったのですべてが一本の線でつながったという感想が寄せられた。私も登壇して日航123便墜落の解説を話し、私が英国カーディフ大学にて講演をした風景写真とともに、クリストファー・P・フッド教授がビデオメッセージを寄せてくれた。

今回のシンポジウムの目玉は、日英ご遺族の初めての顔合わせなる英国人ご遺族のスゥザン・ベイリイ―・湯川さんと吉備素子さんの登壇である。彼女たちの臨場感溢れる話には、皆さんが真剣なまなざしで聞き入った。当事者しか知らない様々な疑問や今後再調査への決意を述べられた。

大変クオリティの高い内容で、聴衆の皆様の質も高く、非常に有意義なシンポジウムであったとおほめの言葉をいただいたと同時に、この問題の根深さや、34年間も事故調査委員会が再調査を放棄してきた理由が明確となったのである。

今回この画期的なシンポジウムと日英ご遺族の奇跡的な出会いの場となった大学関係者の皆様に感謝いたします。また私が本を書いた過程においてお会いした方々やインタビュ―を快く引き受けて下さった皆様もたくさん来て下さったことに重ねて心から感謝いたします。本当に有難うございました。

新刊本では、英国人ご遺族のスゥザンさんとの出会いと英国元事故調査委員にお会いしたことを中心に、ここに至る過程と今後の法的な手段について書いております。ぜひお手に取ってお読みください。皆様の熱いご支援は、すべて今後の調査の糧といたします。よろしくお願いいたします。

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「誤(ご)報には六(ろっ)法を―映画『新聞記者』に見た違法な実態と私の体験談」

早速この映画を観た。ほぼノンフィクションであることはすぐわかった。なぜならば、私が客観的に分析し、体験した結果と一緒であったからである。

御覧いただいた方は、なるほど!あのシーンか、と思い出しながら読んで頂きたい。

最初に言っておくが、今回のシンポジウムで提示したように、私は1985年に防衛庁長官だった加藤紘一氏や山下徳夫運輸大臣に実際にお会いして、何度もこの問題についてお聞きしている。これは右とか左とかの問題ではない。加藤氏も山下氏も当時のことを振り返りながら、人間として語るべきこと、どうしても未来に伝えたいことなども含めてオフレコもたくさんあった。特に加藤紘一氏とは、宏池会が公募した論文に私の論文が入選したことをきっかけに、何度も手紙やメールのやり取りをした。宏池会事務所があった自転車会館や議員会館会議室にて他の論文入選者と一緒に、政策の会議にも出席した。そのうえで独立研究者として数々の疑問を持って研究をし、現在書籍として発表をしている。それがこの本を書くきっかけであり、背景である。

2010年、第一作目の時は小さな出版社であったこともあり、あまり一般の方々には行き届かなかった。そこで私は個人的な情報網で当時の関係者、知識人、大学関係者にその本を配った。なお、最大の収穫はこの本を通じて出会った元自衛隊員であり、その人はさまざまな情報を提供してくれた。

2015年、ある要人Aと上野村に行ったのだが、その人が私の本を自身のフェイスブックに紹介した途端、その人のフェイスブックに自称ベルギー人女性(Itsuto Hitori)が攻撃的な書き込みをした。「こんな本読む必要なし、いい加減な本」という内容であった。そのことを読者からの情報で知った私は、即そのフェイスブックを分析して調査したところ、内閣府に出向しているK省のメンバーたちの可能性が出てきた。要人Aも、これを書いた人は身近な人のような気がすると言っていたのである。さらに調査をすると、要人Aのご主人の公式サイトへのその自称ベルギー人の書き込みでは、「フクシマ原発事故があっても原発は必要で賛成」、「あなたは奥さんよりも優れている、頑張れ」、つまりあなたはすごい人というヨイショ書き込みがすごかった。さらにヘイトの書き込みも多く、ひどく加工した写真も多々あった。また勤務時間内と思われる時間にインサイダーまがいの経済情報も垂れ流していた。いずれも原子力行政に関するものである。それをSフリーライターに伝えたが、その人がK省へ行った途端、画面から跡形もなく消えた、という奇妙な事件であった。しかし、画面上では消えても、その情報と元データを送ってくれる人もいた。きっと良心の呵責であろう。これで映画の舞台となった内閣情報調査室の実態と重なって十分に納得がいったのである。なお、そのデータはすでに複数の弁護士の方々に渡してある。

 

2017年、第二作目、これがベストセラーになった「墜落の新事実」である。この時からマスコミの動きや急に異常に変な書き込みがネット上に多くなっていった。本の内容を理解するどころか、勝手に曲解しての感想、さらに、何を勘違いしたのか杉江弘元パイロットによる目撃者や当時の記憶を否定する誹謗中傷本も出た。これについては今回登壇したご遺族吉備素子さんは大変お怒りになり、今後それなりの対応も考えていらっしゃることを明記しておく。さらにこの杉江氏と私の対談を企画しようという書き込みも急に増え、実際にYテレビの人から連絡があって出版社にてプロデューサーとお会いした。その方は大変好意的で真摯に話を聞いて下さった。今までのメディアの人とは違って耳を傾けて頂き、本当に感謝している。しかしながら、ちょうどご遺族が今回の新刊本に書いたように法廷での決着を検討されていたので、私は対談に応じることはできない旨を伝えた。すると、放映予定だった2018年8月12日に、「青山透子は出てこない、杉江と対談しない卑怯者」というような書き込みが私の公式サイトにあったので、大変不思議に思ったのである。つまり対談しないということを知っている人間はテレビ局の関係者だけであり、企画があることすら一般人は知らない。さっそくそのプロデューサーに書き込みのIPアドレスを見せたところ、「局の人間ではない」、という回答を得た。そうなると、もし、企画を知っていて、その後のいきさつを知らないまま、放映日を楽しみにしていたとすれば、テレビ局にひそかに話を持ち掛けた人間(つまりやらせを仕掛けた人)の人しか知りえない。それもテレビ局に一般人は企画を持ち掛けられないから、一般人ではない者となる。さて誰だろうか?

これについても映画を観て、納得したわけである。

そして2018年、「遺物は真相を語る」を出版した直後、こんどは新潮社の記者によって拙著に対して「誤報陰謀論」とレッテルを張り、金儲けの卑しい本だと、私の本を貶める攻撃があった。映画「新聞記者」の中でも、相手側のお太鼓持ちの記者がでっちあげる記事を書いたシーンが出てきた。さらに今回の新刊本でも書いたが、記事の中で航空評論家の秀島一生(元日航チーフパーサー)から、内容がいい加減だという誹謗中傷もあった。これについては、ぜひ新刊本の149ページから157ページをお読み頂きたい。彼が十分な調査もしないまま勝手に述べていたことが明確になったのである。つまり秀島一生航空評論家という方は何の調査もせずに、私が大学の研究機関で調査したものに対して、「いい加減な本」と言い切った。その罪は重い。この週刊新潮の記事について、私と交流があった山崎豊子先生は、今頃あの世でこの新潮の落ちた現状を嘆いていることだろう。

それにしても私がスチュワーデスだから、パイロットやチーフという上の職種を連れてきて、まるでパワハラごとく否定する企画というわけだろうが、何んともお粗末で、思考停止としか言いようがない。きっとやらせの企画者は34年前のままの人生なのだろう。こちら側は、あれからすべてにおいて成長しているのである(笑)。

 

2019年、今回の新刊本で予想されることは次の通りである。実名はこれだとか顔写真を出すとか、個人攻撃を仕掛けてくることや論文への批判などそういうたぐいであろう。いずれも無駄な努力である。

新刊本に書いた通り、私のペンネームは、上野村村長の黒澤丈夫氏がつけてくれたものであり、上野村の青い山々から青山、物事や行政には透明性が必要だから透子、である。

なお実名は非公開と正式に書かせていただいたので、今後個人的な情報に関するものが出た場合は、即刻法的手段を取らせていただくことを明記しておく。特に、相手側の自作自演の書き込みがひどいのは、ヤフーの知恵袋である。いかにもひっかけ問題で、自分で答えを書いているようなものだ。

これもまた調査してみると、映画と同じであった。

  

最後に映画「新聞記者」で印象深かった言葉をあげておく。

「我々(内閣情報調査室)は、国のために働いているのではない、少しでも長く、今の政権安定のために、自分たちのために働いている」つまり国の未来などどうでもいい、自分たちの地位安定のためだということだ。

このように、自分の食い口、つまりお金と人事のために、国家公務員たちが税金を使って無駄な情報収集と誤報を垂れ流し、お互いを縛り、違法な命令を出してそれに従い、一般人を貶めるネット書き込みをしているとするのならば、それに追従する人たちがいるならば、それは明らかに法治国家の崩壊となる。今後、六法をもって裁くしかない。

 

私は誰からの圧力も受けずに客観的に調査分析し、ご遺族の気持ちに寄り添いながら書き続けることを皆さまにお約束する。その調査費用は今までもすべて自費で行ってきている。その支えとなるのは皆さまのご支援であり、本の印税は今後情報公開の法的手段に向けて使わせていただく。最終的には上野村に私の資料をすべて展示する資料館を作る費用にしたいと考えている。世界中から研究者が来て閲覧できるように論拠となる資料を各国語で公開する。これこそが開かれた事故調査の役目であろう。世界中の不透明な航空機事故に対する国際的な枠組みの法律を制定することが、今回来日したスーザンさんの目標であり、私たちがすべきことである。

下衆の勘繰りをする報道関係者ばかりではないことを信じ、真摯にこの問題と向き合う方々と組んで頑張っていきたい。

以上 青山

 

★追記ですが、青山透子はこの公式サイトのみの情報発信であり、ラインやフェイスブックツイッター等は一切しておりません。管理人が本人のメールやこのページに関して依頼を受けて管理しております。メールに関しては本人確認が出来ている人だけに限っておりますが、昨今なりすましも多く、これらについては一切応じられませんのでご了承ください。なお、不審な書き込みやなりすまし記述を発見された場合は、従来通りの連絡網でご連絡ください。この場を借りて広く皆さまにお伝えしておきます。

 

 

 

日航123便 墜落の波紋—そして法廷へ  青山透子 新刊本

管理人です。皆様、長らくお待たせをいたしました。

青山透子の信念はついに海を越えました。

1年間かけての綿密な調査と海外取材、多方面を網羅する情報とインテリジェンスを基にして、今ここに河出書房新社4作目の新刊を皆さまにお届けいたします。

アッと驚く思いもかけない展開にきっと読者の皆様もご満足いただけることと存じます。

愛読者の皆様からのお手紙や励まし、応援を武器にして、青山透子ワールドの鋭い視線と納得のいく文章は、海を越えた英国でも多くの賛同を得ました。このフィールドの広がりに感嘆しながら、ともに考えて共感してくださいますことを願いつつ、ここに新刊本のご案内とさせていただきます。

 

下記河出書房新社ホームページ もうすぐ出る本