青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

日本航空516便羽田炎上 調査中に乗員を美化するな!

今の時点で、全員の脱出をJAL乗員の美化にしてはならないこれだけの理由

昨日の1月2日、日本航空516便(札幌から羽田)乗客乗員379名の命が助かったのは世界中の誰もがほっとした瞬間であった。海上保安庁で亡くなられた5名のご冥福を心からお祈りする。

しかし、それをまだボイスレコーダーや管制塔でのやり取りの録音が検証されていない時点で、乗員を美化している報道があるが、JAL広報発表の言い分のみを聴いて美化してはならない。

マスコミは、炎上のすごさを取り上げて、「奇跡的な脱出だ、乗員は素晴らしい」ともてはやし、岸田首相はまだ詳細もわかっていない時点で「日本航空の職員~感謝する」などと述べていたが、これは絶対にやってはいけないのである。ちなみに、日本航空は民間会社であって職員ではなく、社員である。岸田首相はいつまでも親方日の丸の意識が抜けていないのだろう。

とっさに日航広報は、全員脱出で無事のみを伝え、けがをした人14名を伝えなかった。そして「全員脱出」を「乗員の手柄」のように報道してもらえるように、海外メディアにも伝えたようだ。それに応じた報道があったが、事故機の調査も済んでいない中で、そのような報道が世に出ている事実が、逆にJAL広報の言いなりになったことを物語る。

着陸して停止直後に客室が炎上したのではなく、当初は機体内部はまだ燃えておらず、火の手が回ってくるまで10分ほど時間があったため(乗客の証言と写真)、通常のエマージェンシー訓練の通りにやって、無事に脱出できたのである。「荷物をもたないで」、「落ち着いて」といった手順や、火の出ていないところ、この場合は前方の脱出用シュートを利用するというのは、ある意味で訓練の初歩的な部分であって、当たり前のルーティーンである。

ことさらに美談にするレベルではないのは、客室乗務員の誰もがわかる。

さて、航空管制の指示について、日航側が「離陸許可があった」と発表しても、それは客観的事実ではなく、当事者の言い分である。

まずは、ボイスレコーダー、そして管制官とのやり取りの録音を明らかにすることが先だ。

次の客観的解説をしてた元全日空機長の樋口文男氏のコメントは重要である。

今後の事故原因の検証のポイントとして、管制官と機体側のやりとりの録音を挙げたうえで「管制官が許可したからといって大丈夫なのではなく、滑走路に機体がいないか確認することや、管制官の指示を復唱するなどの基本が忠実に行われていたのか『セーフティーファースト』が守られていたのか検証する必要がある」と指摘

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240102/k10014307411000.html

 

日本航空の元機長で航空評論家小林宏之氏のコメントも正しい。

小林さんは日本航空の旅客機と海上保安庁の機体が衝突した原因について、「どちらかが管制の指示を聞き間違えた可能性があると思う」などと指摘

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240102/k10014307221000.html

 

つまり、上記機長の言う通りであるするならば、JAL機の機長の対応も問われている。

それを称賛する方向性にもっていきたい日航広報の出どころをうのみにしてはならない。彼らは常に乗客を獲得し、もうかるための策略をもって広報をしているのである。

 

管制が着陸の許可をしていたとしても、昨日は視界クリアで滑走路上がよく見えたはずである。滑走路上に何か異物が見えた可能性も否定できず、その場合は、全日空元機長の言う通り、基本動作として完全に管制官を信じるのではなく、何を安全のために優先するか、である。

視界良好の滑走路にて、ラストクリアチャンスをパイロット自身が行うタイミングがある。その時、とっさにゴーアラウンドをすべき時もある。

相手の言う通りに操縦していることばかりがパイロットの仕事ではない。

まだ詳細もわかっていない中、マスコミは炎上のすごさからの脱出劇という記事ではなく、まだ客室まで炎上していない時間、十分脱出できる時間が10分程度もあった事実や、JALパイロットが滑走路上でのラストクリアチャンスをどうとらえたのかも含め、音声データ(生が必須)の解析をまっとうに報道することが先である。

 

JAL業務改善勧告と隠蔽

管理人です。

 

今年も押し迫り、日々慌ただしい中、年末年始のご旅行でJALに乗る予定の方々は、12月22日のNHKお昼のニュースに大変驚いたことでしょう。

日航による不適切整備について、日航は「業務に支障なし」「隠蔽の意図はなかった」などと言い訳していますが、管理職が記録を削除し、紙の記録も個人ロッカーに隠していたという事実は、隠蔽そのものの行為です。

このニュースをご覧になっていない方は、早急にご覧ください。なお、民放ではテレビ報道は一切ありませんでした。ここでもまた、CMをもってくる企業に民放は機能ぜず、航空機の整備不良という重大ニュースであっても国民にテレビで知らせないほどの弱い体質が浮きぼりとなりました。

国土交通省は「航空事故を発生させるおそれがある重大な違反行為と判断」し、お昼のNHK全国ニュースで「日航は会社として安全運航を最優先する意識が損なわれている」として、22日午後、業務改善勧告を出しました。

皮肉にも、木原稔防衛大臣のおひざ元である熊本と羽田間で発覚しました。木原氏はJALの元社員であり、元社員としても古巣を叱咤すべきでしょう。

JAL機 一部で不適切整備 記録削除も 国交省が業務改善勧告

www3.nhk.or.jp

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JAL社員証を持つ詐欺師逮捕

次に、長年にわたって日本航空の機長だと語り、日本航空をかばって守り続け、「後部圧力隔壁破壊説」に対して異議、再調査を唱える人たちを、異論だ、陰謀論者だとネット上で誹謗中傷してきた悪質行為の人物が逮捕されましたので報告します。

 

この「平」は別名を多数もち、クラウドファンディングをして金も集めて、日航のために「陰謀説」者をバッシングする行為をしてきました。日航機長姿の偽社員証を見せびらかして結婚詐欺も行っていたとの報告も寄せられております。皆さん、この「平行紀」という詐欺師にひっかかった方々は、鎌田警察署にご連絡ください。吉備素子さんへの誹謗中傷もあったようですので、弁護団としても現在調査中です。

注意)以下、偽物、詐欺師たちによる「圧力隔壁説」クラウドファンディング

camp-fire.jp

このクラウドファンディングの詐欺師は、こういったことをうたい文句として、後部圧力隔壁説を広めていたのがわかります。日航側は喜んで見ていた、という報告もあります。

さて、ここに書いてある元日航機長、弁護士(JAL側弁護士)も実際に存在して、さらに「平」の共犯だとすれば、いわゆるJALの詐欺師集団といえましょう。

日航もこういった人物を放置し、むしろ積極的に利用してきたのであれば、重大な問題です。皆様もご注意ください。

 

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年末に思う 青山透子

2023年年末、全くお粗末な日航の失態が飛び込んできた。

国土交通省による業務改善勧告に対して、日航は「隠蔽の意図がなかった」、「子会社の仕事ですから」といった言い訳ばかりだが、そんなことは通用しない。全部JALマークの飛行機の整備不良であることは紛れもない事実である。JALエンジニアリングは、昔同一会社内にあった整備部門を切り離しただけであって子会社とはいえ管理職はほとんど本体からの出向者である。

このいい加減なJAL体質が露見する重大な整備不良のテレビ報道はNHKだけであった。

民放各社は、年末年始の利用客が減ると困るJALの思いを「忖度」して国民への情報提供を放棄し、忖度ではなく損得勘定を優先させたのであろう。お昼のNHKニュース直後、慌ててJAL広報が火消しに走り回っていたそうだ。無料航空券でもばらまいたのであろう。

それにすなおに応じるのが民放のニュース23やニュースステーション等、論外のニュースZEROなど、実にふがいない態度が露見したのであった。これでまた、日航広報の成功体験?が増えただけであって、鶴丸マークの飛行機の安全管理のずさんさは消えない。民放のニュースは、そのキャスターも含めて全く機能不全になっており、ジャニーズ報道の反省など、なかったごとくである。

このだらしのない現状に、苦々しく思っているまっとうな民放社員たちもいるはずだ。

日航に言われて、ニュースを流さないということを決めたのは、一体どの部署の誰でどう指示したのか、のちのためにも記録を残すべきだ。そんな人間が出世したら、ろくな会社にならないのは、ダイハツ事件が証明している。

 

さて、長い間私を誹謗中傷し、事故調査報告書付録にある「異常外力の着力点」を無視し、これについて語る人物を、逆に嘘つき呼ばわりしてきた、「本当の嘘つき詐欺師」が今年の10月に逮捕されたという報道が伝わってきた。

この人物は、2010年に私が「天空の星たちへ」を出版した際、前の出版社の編集者のところに、突然現れた人物とそっくりであった。彼の風貌は、わざとなのか自衛隊員を模していた。そして自分のプロフェールを次のように語った。

「自分は東大の航空学科を卒業して、加藤寛一郎教授のもとで航空工学を学び、日航123便に関して調査実験を行ってきたから、圧力隔壁破壊が正しいのである。青山透子さんは勉強が足りない。私のファイルから学べ!」と言い放ち、その人物は分厚いファイルを置いていった。

編集者が連絡先に電話をしたところ、東大にこんな人物はいなかった。つまり、自衛隊にも東大にも、一切関係のない人物であった。のちに、私が東大で調査を行っても、こんな人物はいなかった。

この「平」はネット上、上から目線で「俗にいう陰謀論を否定する立場の有識者」だと吹聴し、私を陰謀論者だとレッテルを張り続けてきた。

「平(旧姓樫本)行紀」のほかに多数の名前を言い、小椋公明という名前ではクラウドファンディング(上記)を行っていたそうだ。

その文体を読んだとき、「アンチ陰謀論」者の言葉のフレーズに思い当たるところが多数あった。彼はJALの制服も着用して偽造社員証を作成し、それによって騙されてきた人も多いそうである。鎌田警察署では余罪を追及しているとのことだ。

実は私は、吉備さんの裁判開始前、今から2年ほど前に平からひどい誹謗中傷を受けていたため、この人物が本当のJAL機長であれば許せないとして、JAL副社長の清水新一郎氏宛てに手紙を送った。

根拠なく誹謗中傷するページを印刷して、平自身が自分で公開しているJAL機長の社員証をカラーコピーして、担当編集者にチェックをしてもらって清水氏宛てに送付した。

その時、清水氏から全く返事がこなかったが、もしもあの時に日航がきちんと調査をしていたならば、その後、JAL機長と称する人物による詐欺や結婚詐欺もなかっただろう。

つまり、日航の無視した態度は被害を拡大させたのである。

偽物の存在を教えたにもかかわらず、そのまま無視し、自社の偽社員証を持つ人物を世間に放置する会社などない。これは世間の常識である。

今回、業務改善勧告が出たばかりか数年前からの整備不適切についても、長年隠蔽しながら「隠蔽の意図がない」といい、この期に及んで人材不足のせいにして言い訳をしたりしている。また、日航123便の安全啓発センターはフェイク展示であって、語り部が「私たちは安全運航を肝に銘じてここに展示しています」などと吹聴してきた。このように、うそを言い続けてきた社風であることは、今回の整備不良の隠蔽が明確に証明しているのである。

従って、国土交通省のいう「安全運航を最優先する精神が損なわれている」会社であることは間違いない。

さて、平の逮捕の報道以降に寄せられてきた彼の同級生等の情報を見て驚いた。

彼は、ろくに勉強もせずに16歳から詐欺窃盗を繰り返してきた近隣の誰もが知る札付き人物であった、という情報であった。実際の被害者からの切実な手紙もあった。

となると、あのネット上のJAL機長としての数々の発言などは、誰かが裏で教えているのではないだろうか、という疑問である。

実際に、前述の担当編集者のところにおいていった分厚いファイルは、そのほとんどが加藤教授の本のコピペであったが、その後、ネット上の航空機操縦に関する記述には、素人は騙されても、結構専門的であってタイムリーな内容でリアリティもあった。

以下、私の持つ疑問である。

本物の機長(元機長)が、平を手助けして、日航側がそれを放置してきた可能性がある。実際に2年前、私自身が清水氏に送った手紙に、平がネット上で公開したJAL社員証を同封して、これが偽社員証か否かを調査すべきだと進言したことを無視した。

つまり日航は、その社員も含めて、むしろ私への誹謗中傷を楽しみながら見ていた、さらに間接的に、または直接的に彼の言動を広めて加担していたのではないだろうか。

だとすれば、日航はいわゆる共犯であって、これは犯罪である。

今、その調査も進めている。

皆さんへ、

逮捕された詐欺師の語りの特徴は次の通りです。

加藤寛一郎教授に教わった。後部圧力隔壁説は正しい。それ以外は陰謀である」

「”陰謀論”と呼ばれる書籍も少なからず出版されているが。その多くが、事故調査報告書に対する疑義に端を発し、陰謀者たちである」

「私たちは、国立大学や研究所の協力を仰ぎ、検証してきた。その結果が垂直尾翼内の内圧による破壊であって、それ以外はトンデモ説である」「青山の本など読んでも何もわかりませんよ」「所詮金儲けのためだろう」「飯のタネにつかうな」「読者は信者」「事故調査報告書を読まない青山」等々。逮捕された平行紀のみならずJAL自衛隊シンパの詐欺師集団の言葉はこんな言葉であった。そのままそっくりお返しする。

ちなみに、異常外力着力点は事故調査報告書にしっかり書いてある。私の本がベストセラーになりそうな時期、それを阻止するために依頼された週刊新潮にも「びっくりCAの金儲け」と誹謗中傷記事を書いた記者、その記事内で根拠なく解説もどきを述べた航空評論家の元JALチーバーがいたが、このように金儲けしたいならば、逆にJALを擁護するほうがずっと儲かるのであって、JALから感謝の金一封が届く。従って、表向きはいい人であっても誹謗中傷する詐欺師の手先と化している人は多いのである。

彼らの虚偽の中で、私と吉備さんがもっと最も許せない悪質な暴言は次の言葉である。

事故調査報告書の結論に異論を唱えることは、「亡くなられた方の魂のご供養、ご遺族の心情的安定につながることはなく、救助に尽力された方々の名誉棄損が永続することにつながりかねません。」逮捕された平の常套句であるこのフレーズを口封じの道具として活用してきた事実は、到底許しがたい。

実はこの暴言は、以前取材を受けた共同通信社の人間で「最後の証言」というのを書いた堀越氏にも言われた。こうやって私の口を封じ、真相を言えなくするのは、ジャーナリストの風上にも置けないと実感した。

事故調査報告書付録にもとづき、「異常外力着力点」を再調査してほしいという切実な要望の遺族に対して、「異論」「トンデモ説」「陰謀」とレッテルを張り続けてきたこの詐欺師たちは、私のみならず吉備素子さんへの誹謗中傷である。真実が隠されている今、心の安定ができないのは、逆に平のような詐欺師が日航の隠蔽に加担し続けてきたからである。

これは絶対に許されることではない。

日本テレビの「ザ・世界仰天ニュース」で監修をした元JAL機長の杉江弘が、詐欺師と同様のことをその著作に書いている。杉江は目撃者も否定して暴言し続けているが、それを意図的に重用して杉江の監修による番組は、放送倫理に違反している。監修者の杉江には重大な責任がある。これについては後日詳細に分析する。

 

墜落原因に疑問を持つ遺族が望むことは、本当の事故原因を知ることである。

その口封じのために、世間に「異常外力着力点」の存在を広めないようにするために暴言で否定し、さらに「遺族が心の安定が保てない」「事故調ならびに生存者の名誉が保てない」というような、いかにも知ったかぶりをした暴言を吐く人間が、なんと、詐欺師、窃盗犯での逮捕者だったのである。

世間の皆様、そして報道関係者の皆様、くれぐれも「後部圧力隔壁説」以外を異論と唱える人物にご注意ください。

追記:JAL広報の皆さん、慌てて鎌田警察署に圧力をかけるとか、政治家をつかうとかしても今更無理です。真相は上記の写真が物語っています。JAL社員証放置の責任は重いのです。

 

 

 

 

悪意ある書き込みが消えましたのでお知らせします

私のウイキにあった悪意ある偽情報と作為的で悪質な書き込みが、今朝、早朝に消えましたので、お伝えします。

昨晩から一週間の猶予を与えましたが、即、消されたとのことです。

悪意の書き込みには、事実をゆがめ、あのように多くの嘘が含まれています。それをいかにもまことしやかに伝えてきますので、皆さん、今後もご注意ください。

 

裁判に提出された私の信ぴょう性と客観性のある資料の正当性に対して、危機感を覚えた被上告人の日本航空や、昔から否定したい自衛隊関係者は、こうやって悪意を持ってメディアを使い、世論を誘導したいのでしょうが、事実は消せないのです。日航も自己反省をすべきところ、逆に私を貶めようとすること自体、愚かな行為です。

それから、ウイキペディアで、この公式サイトのアドレスのリンクを張ろうとすると、削除する人間がいるとのことです。私のウイキに私の公式サイトをリンクするのは当然でしょう。

不都合ゆえ消すのですか?これも誰がリンクをさせないのか、徹底的に調査します。

 

今後も一切、許しません。青山透子

 

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管理人です。

昨日、吉備素子さんから電話があり、ぜひ皆さんに伝えてほしいとのことですので、お伝えします。

 

「ザ・世界仰天ニュースとやらを見ました。醜く、あきれるほどの番組でした。辛うじて、昔の不起訴となった裁判のことは言っていましたが、現在の情報開示裁判のことや、後から公表された「異常外力着力点」による垂直尾翼崩壊は言わず、公平性ゼロ。ほんまにいやになる番組でした。

杉江弘という人は、元日航パイロットを名乗っていながら、私の目撃証言を否定しました。上野村の小学生たちの目撃証言も否定しました。杉江は劣った情報しかもたずに、勝手に全部否定しました。杉江さん、ご自分のパイロット仲間を守りたいのかどうかわかりませんが、迷惑です。こんな番組の監修をするようですから、よほど読売系に恩義があるのでしょうか?親身になって力になってくれている青山さんとは真逆ですね。

私は自分の意思で裁判を三宅弘弁護士にお願いして、青山さんに調査してくださるようにお願いをしました。それをいつまでも、まるで私がだまされているとか言いふらす悪意のある人が、まだいます。青山さんの本をゴミと誹謗中傷する人がいまだにいます。これは十分に名誉棄損に当たると弁護団に聞きました。

そして、裁判は青山さんが本を書くためにやっているとか、裁判費用を捻出させようとしているとか、まったくの嘘とデマを流して得意になっている人がいます。

二度とそういったデマはやめていただきたい。

もしも、今後そういう書き込みを見つけたら、私は許しません。弁護団も許しません。

こうやって、親身になって下さる人たちをおとしめ、自己都合でうそをつく、そんな人は、私の目の黒いうちは野放しにさせません。

皆さん、私は38年間も長い間、こうやって、悪意をもった嫌な人間たちと戦ってきました。

せめて、そっと静かに裁判をさせてください。

青山さんの読者の皆さん、本当にありがとう。皆さんの支えは私のこころの支えです。

一緒に頑張りましょう。有難うございます。ほんまに有難うございます。」

 

偽情報にご注意を! 青山透子

まず、昨晩の「ザ・世界仰天ニュース」に関しては、あまりに稚拙な番組すぎてコメントする気にもなれない。裁判しているとわかっているならば、明らかに不当で中立性に欠けた、情報量に乏しい愚かな内容である。また、パイロットの名前を隠す理由もなく、おそらく何か疚しさがあるからであろう。特に高浜雅己機長についての疑惑はぬぐえないからだろう。

この番組を見た知り合いの報道関係者は、「批評に値しない醜い番組であった。これが日本のテレビのレベルか、かなり劣化している(略)根拠も志もなく企画したのだろう」

日航パイロット杉江弘の監修のレベルはこんな程度なのである。

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なお、こんな番組が平気で放映されるのであればよほど情報操作があるに違いないと思って、めったに見ない自分のウイキペディアをみてびっくり仰天した。そもそも、私は自分のウイキペディアがあるのを知ってみたときには、「著作の問題点」はなかった。おそらく裁判開始後に、悪意のある人間が付け足したのであろう。

そのウイキにある青山透子の「著作の問題点」部分は、おどろくべき嘘ばかりである。

あまりに無知な書き込みなので、証拠を添付して事実を伝える。

ウイキペディアの下記の部分の驚くべきデマ

著作の問題点(そのまま引用)

【青山透子の著作物にはその主張を証明できる第三者機関による検証に耐え得る証拠が提示された事は皆無である。 また新幹線内の電光掲示板という当時存在しない事が証明されている明らかな誤記、物理的に目撃不可能な上野村からとされる目撃情報に至ってはその裏取りを週刊文春が行おうとした際に情報提供を拒否しているなど全般的に信憑性に於いて著しく劣る物である。 客観的証拠や物的証拠によって裏付けのない記述、裏付けの取れない伝聞主体の記述はノンフィクションたり得ない事にも十分な注意が必要である】(2023年11月15日現在)

さて、この文章を検証する。

デマその1

その主張を証明できる第三者機関による検証に耐え得る証拠が提示された事は皆無

 

➡拙著「JAL裁判」の年表と提出資料を見て頂きたい。

2019年3月の訴訟前、行政機関への情報開示請求の際、私の持つすべての情報とその根拠を弁護団に示した。現場での聞き取り取材の現物や写真、当時の運輸大臣山下徳夫氏との会話と写真、当時の防衛庁長官加藤紘一氏との写真と内容、日米公文書、外務省公文書、当時の新聞、論文、大学の研究機関での調査結果の資料と生データそのうえで裁判所に提出、無事に受理、そして裁判開始となっている。

弁護団と裁判官ならびに裁判所に私が提出したものを「第三者機関による検証」という。従って検証済みである。通常のノンフィクション作家よりも、もっと厳しい検証に合格している、ともいえよう。ノンフィクションで裁判資料に使われているのは、あまり前例がなく、より一層客観性が保証されたものである。

裁判資料となった重要性をも無視したのウイキの記述は、明らかに無知、悪意のある書き込みであると断定する。

 

デマその2

新幹線内の電光掲示板という当時存在しない事が証明されている明らかな誤記

 

➡これも無知による書き込み。最近の新聞報道を添付する。

車内ニューステロップは1985年に始まったJR東海が新聞社などと契約して流している。朝日新聞や読売新聞といった全国紙だけではなく、JR東海の本社が名古屋にあるためか、中日新聞のニュースも流れている。」

従って、10985年年から、すでに電光掲示板があったのである。

1967年(昭和42年)にノリタケの子会社になるノリタケ伊勢電子株式会社が蛍光表示管を開発したことが第一歩である。陶磁器製造の技術を生かし、電極用ペースト、厚膜回路基板を開発、つまりセラミック基板への厚膜回路の印刷技術とつながった。それが電光掲示板になる。(1972年~特許)その後製品化して試運転等を行った。

ウイキペディアが逆に誤記をしていることが明白である。

 

toyokeizai.net

 

デマその3

物理的に目撃不可能な上野村からとされる目撃情報に至ってはその裏取りを週刊文春が行おうとした際に情報提供を拒否

 

➡まず、「物理的に不可能な上野村」という点について、「小さな目はみた」や「神流川」に書かれた235名以上の上野村小学校、上野村中学校の生徒たちと保護者の目撃情報を無視している。それを意味なく否定するならば、現役の自衛隊員の目撃情報をも否定することになる。

それは1985年10月号の「上毛警友」である。

以下、表紙と目撃情報部分を掲載する。

目撃者は当時の現役の自衛官であり、目撃した場所は、吾妻群東村(群馬県北西部上野村近隣)である。そこで航空自衛隊のファントム二機を目撃している。時間はなんと午後6時40分。正式発表でファントムが飛んだ21分も前であり、まだ日航123便が墜落していない時間である。

 



注)上記表紙、文書2枚の転載は禁止。引用する場合は、下記を明記すること。

令和3年(ワ)第7609号ボイスレコーダー等開示請求事件・甲11号証・裁判所に提出/青山透子公式サイトより抜粋

 

ここで明確になったのは、まず目撃者は現役自衛官であること。

目撃した場所は、吾妻群東村(群馬県北西部上野村近隣)であること。

そこで航空自衛隊のファントム二機を目撃している正式な情報である。

時間はなんと午後6時40分。

正式発表(午後7時1分出動)とは異なること。

目撃時間は、正式発表よりも21分も前であること。

そして、まだ日航123便が墜落していない時間である。

以上のように、群馬県上野村周辺でも、しっかりとファントム2機が、しかも現役自衛官に目撃されているのである。これは警察の文書であり、消しようがない事実である。

従って、「物理的に目撃不可能な上野村は、まったくのデマ。嘘となる。

この証拠資料は、すでに拙著で何度も取り上げており、このように、私は確かな資料を基にして本を書いている。

なお、この群馬県警が作成した文書は、すでに裁判で提出している正式なものである。余談であるが、今さらご本人を懐柔したり圧力をかけても無駄である。裁判証拠資料として、すでに提出済みなのである。

必死に隠蔽したい自衛隊の後輩たちは、こういった立派な先輩がいたことを誇りに思うべきだ。

 

次に、「目撃情報に至ってはその裏取りを週刊文春が行おうとした際に情報提供を拒否」

の部分だが、まず、週刊文春から私へ取材依頼は一切ない。文春に問い合わせてもすぐわかる。

週刊文春に聞いてもらえばわかるレベルのことを、平気でうそを書くこの人の気が知れない。

実際にそんな取材すらない。つまり、これも捏造の書き込みである。

私の情報提供は、取材申し込みのあった新聞社(朝日新聞の記者、東京新聞の記者、NHKの記者、読売テレビのプロデューサー、他多数)あらゆる人にすべて開示している。目撃情報の取材とコピーまでNHK記者に渡している。それぞれの記者さんの名刺もあるため、直接きいてもらえばすぐわかる。彼らの誰もが裁判で証言できるほど、明確である。読売テレビの時は、一緒に担当編集者も立ち会った。そこで詳しく資料を基に説明をしている。

朝日の調査報道の記者さんの時は大学で行い、教授も立ち会った。各大学での講演においても資料を提供し、目撃情報と取材の現物も全部出している。その時の録音もすべて手元にある。ずっと以前から、上毛新聞社の記者の方にも渡している。

これらのスタンスは今でも変わっていない。

 

私のウイキの「著作の問題点」を書いた人物は誰か。このように証拠と異なる嘘とデマを流す人物は、虚偽・ねつ造の記載者であり、ウイキを書く資格などない。その責任の問う。

私は、弁護団のみならず、記者さんに真実を伝えるために自分が得た情報と証拠はすべて、無償で提供し、すべてボランティアで協力してきた。それを何の根拠もなく、意図的にデマを書いた責任は、きっちりとっていただく。

それにしても、「著作の問題点」を書いた人物は、バカすぎるほど無知蒙昧(むちもうまい)であり、私のウイキという公の場に、まったくいい加減な情報を書いた罪は重い。

これは悪意の塊であり、このデマを糾弾する。

なお、私が修正しようとしたところ、ブロックされていたため、ブロックした‪えのきだたもつさん、ブロックした責任者として、必ず対応をお願いします。

他にも読者の皆さんで、私のウイキペディアを修正し、正しく確実に対応できる方は、ぜひお願いします。

【著作の問題点】の部分を書いた人物は、1週間以内に削除、訂正すること。

それがない場合は、書き込み者を特定して必ず公表する。

誰がこういうデマを流すのか。こういったネット上の悪意は決して許さない!

 

日航123便に関する報道について 青山透子

 

8月12日でもない今頃の時期に、日航123便を取り上げ、誤情報の垂れ流しともいえる「懸命に操縦したパイロット称賛」と「隔壁の修理ミスにすり替えた」番組が、日航の依頼でまた出てくるらしい。

まず考えられるのは、西日本新聞のスクープを装った記事「隔壁検査急いでいれば(署名:野間あり葉記者)2022年8月12日付」の調査不足の記事をもとにした番組であろう。

この記事は、墜落の前から隔壁の点検を提言していたことをネタとして、元事故調査委員の斎藤孝一氏(1985年当時は委員というより見習いだった)へのインタビューや、ボーイング社のサービスブリテンをもとに書かれていた。つまり、日航の整備士が墜落の前から隔壁の点検をするよう依頼していたのに日航の上層部はしなかった、といった内容だろうと推定する。これについてはスクープでもなんでもなく、すでに当時の新聞記事に書かれており、さらに1999年から元日航社員の藤原源吉氏による工学雑誌への投稿論文に、そのいきさつが詳しく書いてある。詳細は、拙著「JAL裁判」の269ページから279ページをじっくりとお読みいただきたい。

しかしこの説は、2013年に事故調自らがホームページにて公開した、研究資料によって打ち砕かれた。つまりこれが直接の原因ではない、と明確に書いてあったのである。(事故調査報告書79ページ、事故調査報告書付録95ページ、101ページ、116ページ参照のこと)

読者の皆さん、これらのページをしっかりと読んでから番組を検証していただきたい。

それをいまさら番組にしたとすれば、情報不足どころか、基本的な勉強もせずに作ったお粗末な番組、となる。

次に、出回っているボイスレコーダーのシロモノについて事実を述べる。

当初、善意の第三者がマスコミに匿名で配布したと、誰もが思っていた。

しかし、その後の調査によって、これは都合よく改変されたものであることがわかった。さらに前後を入れ替えることによって、高浜雅己機長へのバッシングが止まり、逆に称賛されることとなった。実はそれが狙いであった。

裁判開始後、ボイスレコーダーを市販の本のDVD付録にした、しんぶん赤旗日本共産党機関紙)の元記者の米田憲司氏は、訴訟開始後に原告の吉備さんに突然電話をかけてきて「裁判を取り下げるべきだ」と強要したのである。吉備さんは、電話番号も教えていないのに、誰から聞いたのかと大変驚かれていた。不愉快であったという。

米田氏は以前、高浜雅己機長の奥様と古くからのお知り合いだといっていたが、いくら友人だからといって、そんな電話をすること自体がジャーナリストと称する資格などあるのだろうか。ここからわかることは、吉備さんに訴訟をされると、高浜機長への称賛が、逆もどりとなってしまうからである。さらに、米田氏の本の付録につけた代物の真偽が問われかねず、本物のボイスレコーダーを聴かれてはまずいからであろう。

これは、あきらかに原告(上告人)である吉備さんへの圧力である。

そんな代物をことさらに強調し、その片棒を担ぐような報道は、元赤旗記者の米田氏の思惑にのっかることになる。

世論を被上告人のJAL側にとって都合のよい方向に導きたい、そんな思惑にマスコミがのっかってはいけないのである。

さらに、これは裁判中における重大なルール違反である。大企業がスポンサーとなって、金にものを言わせてマスコミに対して行う権限乱用であって、JALの行為は、まるでビックモーターやジャニーズ事務所問題と同様ではないか。マスコミは反省したのではないのか???

今後、遺族が起こした「生のボイスレコーダーを開示せよ」という裁判を無視して、「異常外力着力点」について一切触れずに都合よく改変した番組は、被上告人のJALに加担したことになる。マスコミは「知らなかった」では済まされず、制作者の責任が問われることぐらいはわかるはずだ。

 

 

最高裁の審理中の最中に、被上告人であるJALパイロット称賛のために、市販のボイスレコーダー(都合よく改変された代物)を使用する日航123便の民放番組には、皆さんご注意を!

もしも、原告側が出している裁判証拠の「異常外力の着力点(2013年に事故調査委員会が公表)」を取り上げることなく、これらを無視し、1985年当時の推定のままである「後部圧力隔壁説」以外をトンデモ説と称して茶化してこれを否定した番組の場合は、放送倫理に反する偽情報として、責任を問い、断固抗議をします。

 

なお、ビックリ仰天の番組を監修したという杉江弘さん、必死にパイロット仲間をかばいたい気持ちはわかりますが、あいかわらず使い古した「フラッター説」という非科学的な論を張り、客観的事実や裁判を無視し、「だって異常外力着力点なんて知らなかったから~」とメールで読者に返信をしたあなたが、今回は「知らなかった」ではすまされません。もはや情報不足による言い訳は許されず、一体どういうつもりで監修をしたのか、監修者としての責任をご自身の胸に手を当ててじっくりお考えください。

 

 

 

 

 

祝38年目の日本一 阪神タイガース 幻のハッピ「日航猛虎号」

(青山透子所有写真)無断転載禁止

これは、いまから38年前の1985年8月上旬、阪神タイガースの優勝がほぼ間違いないと確信した日本航空大阪支店の熱烈な阪神ファンの職員(当時は半官半民ゆえ職員と言っていた)による応援団「日航猛虎会」が作ったハッピである。

早々に「60年優勝記念」とあるが、これを着てみんなで応援に行く予定であった。

その二か月後に阪神タイガースは日本一に輝いたのだが、しかしこのハッピは、突然起きた8月12日の日航123便墜落事件以降、日の目を見ることなく、誰も着ることなく在庫となり、倉庫に仕舞い込まれてしまった。

その後、私が日航大阪支店で社内教育を担当した時に支店長から一つ記念にいただき、ずっと長年、大切に保管していたのである。久しぶりに出してみたが、「60年優勝記念」と書かれた文字がとても悲しい。なぜならば、あの墜落で、当時の阪神タイガース球団社長で阪神電鉄専務の仲埜肇氏(享年63歳)と、阪神電鉄常務の石田一雄氏(享年60歳)が亡くなったからであった。仲埜氏の座席番号は33H、石田氏は33Gであった。

その座席のサービス担当はDコンパートメントR3の白拍子由美子スチュワーデス(享年25歳)であった。白拍子さんは、ユーミンの「ひこうき雲」が大好きでいつも口ずさんていたという。色が白くてお人形さんのようにかわいらしいスチュワーデスであった。

それにしても、優勝目前にして心躍る仲埜氏と石田氏は、落ちていく飛行機の中でさぞかし心残りで、狂おしいほど無念であっただろう。

このハッピを作り、応援に行くことを楽しみにしていた日航猛虎会のメンバーは、乗客に阪神タイガース球団社長がいたと知って、この不条理に愕然としたことだろう。

さらに優勝記念で、阪神タイガース祝勝ハワイ旅行計画もあったと聞く。その時、お客様に配布する予定もあったのだろう。

まさか甲子園に行く予定が、御巣鷹の尾根になるとは、このハッピを作ったとき、誰もが思ってもいなかったに違いない。そんな歴史が刻み込まれているのである。

その後、長い年月を経て、私は吉備素子さんと出会った。吉備さんは中埜氏の奥様と大阪の遺族会で出会い、「お母さん」と呼んで奥様と一緒に活動してきた。あの状況で夫を亡くした同士として、気遣いとやさしさ溢れる中埜氏の奥様を吉備さんはずいぶん慕っておられた様子である。

ちょうどそのころ、日航の遺族分断作戦によって信頼関係がもてなくなったり、遺族同士の誹謗中傷に心を痛めていたと聞いた。日航側がそんな愚行と裏工作の仕掛けをする理由は、集団訴訟を恐れていたからであろうが、たとえその裏に政府筋、運輸省(当時)の圧力や指示があったとしても、公共交通機関としての責任も自覚もなく、やっていいことと悪いことの区別もつかなくなっているのか。いまも続く日航の隠蔽作戦は度を越えており、吉備さんの原告仲間であった市原和子さんを、元日航社員夫婦が経営する老人ホームに隔離軟禁し、嘘で塗り固めた状況下で、裁判を取り下げさせた行為は、犯罪であって本当に卑怯で下品極まりない。

38年前にこのハッピを作ったときの純粋な思いは、今の日本航空にあるのだろうか。あの頃の社風は、どこに消えたのだろうか。

* * * * * * * *

2023年6月1日、東京高等裁判所の判決の日から三か月後の9月5日、現在、最高裁にて被上告人である日本航空は、圧力隔壁説を強調した記事を知り合いの記者に書かせたとの内部情報を得た。R.K.(ジャーナリスト・作家、元産経新聞論説委員)氏は、安全啓発センターの語り部の社員を持ち上げた、それがいかにも正しいことを言っているように見せかけたヨイショ記事を書いていたが、それがジャーナリストのすることなのだろうか。しかも記事の6日前は、最高裁裁判所に吉備さんが上告し、受理された日(2023年8月30日)である。

R.K.氏が現在進行中の裁判開始状況や次々と明らかになる事実を書かず、一切取材もせずに「圧力隔壁修理ミス」を8月12日でもないのにいまさら書く理由などなく、その計画性といやらしさは、日本の報道が機能不全に陥っている証拠である。

そして、吉備さんを愚弄するものである。あのような記事や、その作為は一般人にもすぐ見破られてしまう。こういう人がいつまでも表に出てくる以上、吉備さんは訴訟を止めないと決心された。

民放番組でJALを称賛するのも結構だが、スポンサーとして金を積み、無料航空券を渡して作った番組など、世間から冷めた目で見られていることに気づくべきである。

こういった馴れあいやもたれあいが大きな弊害となって、ジャニーズ問題でわかったように報道が堕落してしまうのである。どこに、この日航123便の真相を追究する報道番組があるのだろうか。

あれから38年間垂直尾翼崩壊のきっかけとなった異常外力の着力に関する再調査も一切ない。事故調査委員会も、「~のことから異常外力が発生したと考えなければDFDR(飛行記録装置)記録値の説明ができないことが分かった(報告書p79)」、「~それぞれ異常な外力が作用したことが確からしく考えられる(付録p101」、そして垂直尾翼に着弾をした黒い丸印が書かれた図表(付録p116)」を、一切無視することは、法の支配どころではない。上記のジャーナリストR.K.氏は、裁判記録どころか、まさかこれも読まずに署名入り記事を書いたのだろうか。

プロであるならば、あまりに手抜きすぎるのではないか。

 

先日、調査報道を志す若者と会ったが、その初々しい視点とやる気は、上記のR.K.氏のような人間が仕切るような腐った土壌からは生まれない。よく言う「日本は外圧に弱い」のではなく、外に出なければ芽が出ないのである。

こうやって、日本中に何等かの利益と自己保身を本能的に優先し、面倒なことは「結構です」と言って断り続け、職業の使命を放棄して見て見ぬふりをする人間ばかりが蔓延すれば、まともな人間は育たない土壌に、自らしてしまうのである。

プロとしての自覚を持ち、自分との闘いを軸とし、それを正当に評価する世の中と努力が裏切らない、数値化して目に見えるスポーツの世界がうらやましい。

 

このハッピに描かれた鉢巻姿のカワイイ虎は、素直な目で私たちを見つめている。

38年目で再び日本一に輝き、昨日優勝した阪神タイガースのお祝いに、中埜肇氏と石田一雄氏のご供養と哀悼の意を込めて、この幻のハッピを皆さんにお見せしたい。お二人も天国で目を細めて喜んでおられるだろう。

阪神タイガース日本一、本当におめでとうございます。

青山透子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台は最高裁へ 元日航社員が防衛大臣とは! 

日航123便墜落の真相を明らかにする会会長で遺族の吉備素子です。

青山透子氏の読者の皆さまにどうしてもお伝えしたいことがあり、この場をお借りします。

まず裁判報告ですが、先月の8月30日に、無事に最高裁判所に受理されました。

原告は私、吉備素子、被告は日本航空です。最高裁では、代表取締役社長の赤坂佑二、副社長の清水新一郎と、相手方の名前と本人の住所が明確に書いてあります。

個人としても責任ある発言と態度が問われるという意味だと思います。

これから日本国の最高峰の裁判官によって審議が行われます。

私ら原告弁護団が提出した証拠証明書の膨大な量の証拠資料と、たった数枚の日本航空側弁護士が出した書類をえこひいきなく、政府に忖度することなく、自立したまっとうな立場で、世界的にも、法治国家として顔向けができるような判決でありますように願います。

今までの東京地裁、高裁の不当判決を破棄し、真実が明らかになりますように願っています。

私は38年間という長い年月をかけて、ようやくここまでたどり着きました。世間の皆さま、マスコミの皆さま、この事件を避けないでください。どうかもっと理解してください。こういった公共交通機関が不透明な事故を起こしていては、未来が危ぶまれます。

これは521人の命の裁判です。報道で取り上げないわけにはいかないはずです。

自衛隊の皆さん、過去の人間が起こした過ちを繰り返さないためにも、しっかりと反省をして謝罪をしていただきたい。

公文書に書いてある通り、垂直尾翼に異常な外力を着力させられるのは、あなた方の使用する武器しかいないのですから、そこをごまかさないでいただきたいのです。

そうすることで、逆に災害救助で名を挙げた自衛隊の誠実さが国民に伝わるはずです。

どうぞ自分に問うてください。隠蔽に加担しないでください。

 

私たちが専門的に裁判所に提出した証拠を、根拠もなくいまだに陰謀論という、茶化した言葉を使っているアホな人間、つまり、私ら遺族にとって大変失礼な人間がまた出てきたそうです。本当にいい加減にしてほしい。茶化して得る利益などないのです。

こういう人がいる限り、私はあらゆる方法で、これからも裁判を続けていく決心をしました。

青山さんの本は、読者の皆さんが一番よくわかっているように、墜落原因に疑問を持っている私ら遺族の励みとなっています。

マスコミはどんな理由があったとしても思考停止せず、ジャニーズでのマスコミの態度や姿勢についての反省と謝罪、教訓を活かし、日航機墜落事故の公文書に書いてある事実「異常外力の着力点」を認めて無視せず、自分の出世を考えることよりも、公共のために働いてください。

 

さて皆さんに報告があります。

私は今年、広島サミットの前に岸田文雄首相に手紙を出しました。私らの身近な方々に宏池会関係者が多いので、読者の皆さまの声も併せて裁判報告もかねて出しました。広島サミットで、米国のバイデン大統領と軍隊の隠蔽問題を語り合ってほしいという願いです。夫人外交にも期待しました。バイデンさんは、交通事故で家族を亡くしていますので、きっとわかってくれるはずだと信じています。

青山透子氏は岸田首相に会った経験もあります。青山さんは当時の運輸大臣山下徳夫氏にこの事件についてインタビューをし、その後も政策談義で交流がありました。そういったこともすべて岸田首相に伝えてあります。大学での青山さんの講演会では、政治家へのインタビュー写真とともに、当時の政治家が、中曽根さん以外、いったいどこまでこの事件を知っていたのかについて本音を語っています。

私は手紙で岸田首相に、この日航123便墜落事件についての真相究明を願いました。

すでに2013年、公文書付録で公表されている「異常な外力が垂直尾翼に着弾した事実」を徹底的に調べてほしいと願いました。

さらに、訴訟仲間であった熊本在住の市原和子さん事件の詳細と、自民党衆議院議員で熊本一区の木原稔氏の関与についても調査してほしいという思いも込めました。木原氏は統一教会自衛隊員信者も含む)の票を獲得し、熊本駐屯地に何度も出向いていると、熊本の地元の人たちにお聞きしました。市原和子さんをこちらの弁護団から隔離して会わせず、原告を取り下げさせた老人ホームの院長も木原氏と同性で、木原千鶴元日本航空客室乗務員が事務局長であることも事実ですので、そのまま伝えました。日航123便で亡くなった木原幸代客室乗務員とも住所が近く、お二人は親族のようでした。

すると、一体どういうことかわかりませんが、この元日本航空社員の木原稔氏が、今回の内閣改造防衛大臣になったというのです。

大変おどろきました。

岸田首相はそこに一体どういう願いを込めたのでしょうか。

私は、ある意味でみそぎのようなものなのかと思いました。

岸田さんは、JAL防衛省に対して、お互いに隠蔽しろ、という命令ではなく、お互いに真実を明らかにしよう、ということが言いたかったのだと思いたいです。

それこそが、政治家の使命でしょう。それこそが国民との信頼関係を作るでしょう。

違いますか?岸田さん。

そのための人選だったと信じます。

そして、皆さんは一体この行方がどうなるのか、逐一注目していきましょう。

そこで、木原稔防衛大臣にお願いします。

私ら遺族を再びだますことだけはしないでください。

よろしくお願いします。

弁護団とともに数々の証拠物を精査し続けてきた青山透子氏と読者の皆さんの応援の声は確実に世間に届いています。私ら遺族たちにも届いています。

皆さん、本当に心のこもった応援をありがとうございます。

私らを隠蔽論という人がいる限り、そして、私が弁護団や青山さんや渡辺さんに騙されているとか、そそのかされていると、まったく事実と違うことを言う人がいる限り、それを否定し続けるために、私は元気で頑張っていきます。

吉備素子