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「日航123便あの日の記憶 天空の星たちへ」公式ブログ

1985年に起きた日航123便墜落事故を、当時日本航空スチュワーデスとして勤務していた著者・青山透子が、事故の真相を追い求めて綴ったノンフィクション

マレーシア航空機狙撃事件と日航機誤射事件

『8.12日航機墜落 30回目の夏 生存者が今明かす“32分間の闘い”ボイスレコーダーの“新たな声”』 - とれたてフジテレビ

今日は8月12日、フジテレビが墜落時刻に合わせて機内の様子を再現したドラマを放送するそうです。上記が番組HPですが、非常に良い内容が書いてありますのでお読みください。ただ、実際に放送を見てから感想を書きたいと思います。

 

さて、先月マレーシア航空機狙撃事件が起きました。又マレーシア機と思いましたが、偶然にしてもあまりにも恐ろしいタイミングです。その後の新聞記事では、国際機関が入り、ロシアへの制裁措置など、透明性をもっていろいろ進んではいる様子ですが、戦闘地ゆえの困難さがあるようです。遺体の収容や遺族への引き渡しなどは、いったいどうなっているのか、心底胸が痛みます。

この2機に乗っていた人々は、行方不明(これもおかしな話ですが)や、戦闘地ということで、遺体すらきちんと遺族にわたらず、遺品も悲しみを共有する人の手に渡らず、自分の最後の想いも伝わらない、この異常さをあの世で苦しんでいるでしょう。それを想像するといたたまれません。

もし、自分だったらどうか、という想像力とリアリティーが、為政者にはないのかなあと思います。何を守りたいのか。それは単に自己都合だけの罪隠しだけではないか。誰も被害者や遺族の気持ちになって行動しているとは思えない、そんな気がします。

テレビのドラマで、この事故を知らない人々にも、少しでも乗客の最後の想いを共有してもらえれば、とは思いますが、それと事故原因解明とは別の話ですから、そこをきちんと分けて考えていきたいと思います。

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 今日から、乗客のお一人お一人の顔を浮かべながら、その方があの飛行機に乗られてあ経緯や、新聞で公表されたプロフィールの内容を読み返してみようと思っています。そして来年30年を迎えれば・・・・と思って、ハッとしました。

今日から毎日お一人ずつ読み返してみても、終わらないのです。だって365日しかない。乗客の方は520名だったのですから、1日、一人供養しても1年以上かかってしまう・・・

 

せめて、あの日に関わった人々は何事も心の奥底にしまうのではなく、心から取り出して周りの人々に語って下さい。戦争体験と全く同じです。

それが風化を防ぐ第一歩です。皆さん、自分たちの国でこのような不条理な事件があったことを、決して忘れてはなりません。