青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相

日航123便墜落事件の真相を追究するー歴史的裁判開始の幕開け

森永卓郎氏の「書いてはいけない」は皆の心の叫び

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森永卓郎氏の心の叫びを聞く                    青山透子

今年の新年早々、私はZOOMにて森永卓郎氏と対面で30分ほどお話をしました。メールでのやり取りに「もうすぐ死ぬのでその前に伝えたいことがある」という切迫感があり、急きょお正月にZOOMでお会いしたのです。

実はその前日に羽田空港での追突炎上事故が発生して、その炎のつつまれた機体についての話題にもなりました。ずっと寝られない日々が続いていたそうですが、日航機炎上の映像を見ていろいろと考えたのだそうです。その晩、いままでになくストンと眠りに入ったとのことで、翌朝ZOOMでお会いした時は、かなりすっきりしたお顔と元気なお声で充実した会談となりました。

その会談では、遺言ともとれる最後のお言葉をいただき、私は心してこれからも調査を続けていく決心をいたしました。

あの時は、もう明日はない、という状況でしたが、その後、ラジオやワイドショーにも登場できるようになるとは思ってもいませんでした。

本当に心の底から安堵し、同時に変わらぬ信頼をもっていただけたことに深く深く感謝しております。その信頼を絶対に裏切らないようにと肝に銘じています。

私のベストセラーとなった本「日航123便墜落の新事実(2017年出版)」が困難を乗り越えて難産の末に世に出たとき、発売当初、心ある多くの皆様が注目して下さって、書評も書いていただきました。その一方では、くだらない誹謗中傷本が出て、ネット上でいわれのない悪口も流れ、信頼していた方にも裏切られたりしましたが、これらに耐えてこられたのは、その後も継続して変わらずに応援をし続けてくださった森永卓郎氏のおかげです。

直接お会いしたのは早稲田大学での講演会でした。森永氏は、吉備素子さんや英国人遺族のスーザン、小田周二氏など満席の聴衆の前で、「日航123便墜落は事故ではなく事件だと、私の経験からも確信をもっている」とはっきりと語られて、世間に強いメッセージとして表現して下さいました。この時の講演会は早稲田大学のご協力もあって大成功でした。何よりも長年にわたって事故原因に疑問を持ち続けた吉備さんのようなご遺族たちにとって森永氏の発言は最大の喜びであり、森永氏は心の底から信頼の持てる最大の支援者であると大変感謝しておられました。

一方、世間では、いまだにデマを流し続けている人たち(そのデマの元凶は詐欺横領で逮捕されるような人たち)が、ネット上で後部圧力隔壁説以外を「陰謀」としてレッテルを張り、2013年に事故調によって公表された「異常外力着力点」について無視をして、これを追及させないようにするふるまいを続けています。いわゆるやらせです。

裁判開始時、吉備さんの自宅に突然「取り下げろ」という電話をかけてきた元赤旗記者の米田憲司氏(日航123便機長の故高浜雅己氏の奥様の友人)や、吉備さんの訴訟仲間に対して元JAL社員たちのK氏らや医師までもが取り囲んで、老人ホームに隔離して(熊本市エ◎ガーデン薬○○町)嘘の情報を与えて取り下げさせた事件などが発生し、昨年末には日テレの「ザ・世界仰天ニュース」のように、知ってて知らぬふりをした元JAL機長の杉江弘監修の醜い偏向報道がありました。

これらは、なりふりかまわない大手企業とそれにおもねる人間によるおごった愚行であって、法をも逸脱しています。森永氏の本に出てくる「軍事評論家小川和久」も勝手に私を名指ししてフェイクニュースだとご自身のSNSに書いていました。いずれも今思えば、偽物の情報を流す役割をした人たちでした。小川氏は大学教授だそうですが、根拠なくフェイクだと叫び、客観性ゼロ、教養もゼロ、知識もゼロだと思わざるを得ません。静岡県知事の依頼で教授になったと豪語しているそうです。税金で成り立つ県立大学が自衛隊員の票集めとか個人的理由で自衛隊員を教授にしていいのでしょうか。

これらについては訴訟妨害も含めて弁護団と情報を共有しています。

「企業の危機管理」の意味をはき違えて「自分たちの罪の隠蔽」にメディアを利用していることになります。JAL側の「言いなり報道」であったともいえましょう。

それでもなお、森永氏は私の本と吉備さんの訴訟行動を高く評価し続けてくださいました。

過去、同じ遺族であってもJAL側の分断作戦によってだんだんと足並みが乱れていき、真相を究明すれば疎まれるようになっていくよう仕向けられた風潮の中でこの事故の再調査を求める声は消されていきました。

さらにこの事故のみならず今年発生した羽田空港炎上事故においても日本の運輸安全委員会の事故調査の方針は、先進国とは思えないほど、閉鎖的な態度です。

日航123便の事故調査もいまだに「推定」のまま止まっています。

そんな中であっても森永氏は、私が貫き通している独立した研究者としてのスタンスと墜落原因への追究、つまり研究者として検証をしていくことによって真相をあぶりだしていく姿勢を認め、評価してくださいました。

ご自身の疑問とともに信念を貫き、精一杯応援してくださっていることは、とても有名な方とは思えないほど気さくで正直な方だと思っています。

心からご尊敬申し上げます。

奥様や息子さんとご一緒の日々が穏やかで長く続きますようお祈りしています。

次は、生出演でお会いしたいと思っています。

 

アマゾン一位、本当におめでとうございます!!!!!

 

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管理人です。

こちらに届いた出所確認済みの情報です。その一部をお伝えします。

 

「最近のワタナベケンタロー動画はおかしい。おそらく彼の「吉備さんの力になりたい」という気持ちを逆に利用して「明らかにする会」のメンバーを裏切るようなもっともらしい情報を提供した人物がいると思われる」

「偽もの情報によって、ワタナベ氏や青山氏、またその関係者や応援者同士を喧嘩させて、お互いを分断させる目的を持ち、それを実行している人間の存在はあらゆる場面に出没する可能性あり。例えば・・・過去に『青山氏の応援者のW大学M教授をはめることを目的として、取材と称して近づいたM氏の昔の親友が、結果的に自分の読売テレビでの仕事と引き換えにしていた懐柔作戦』や、日航組合関係者が上と組んで組合員分断をもくろみ、仲間を裏切って分断を実行したときと同じやり方で、遺族同士がJALを敵として団結するのを阻止し、遺族による集団訴訟にならないよう先手を打った。こうやって手柄を取ったやつがいた」

「こちら側が言ってもいないことを、相手側に煽るように伝えるやり口」

「近年表向きは『危機管理』というお題目で、実は企業の不祥事の隠蔽を引き受けているコンサル会社があるが、日航でもその可能性は高い。警察へのタレコミによる嫌がらせや私立探偵を使う手段である。コンサルが「平行紀」といった不良人物(詐欺を繰り返して高校にもろくにいっていない人物)を雇い、偽JAL社員証等を与えてきたと思われる(内部者による確実な情報です)」

以上

 

【管理人によるコメント】

皆さんもご存じの通り、当然、偽の社員証を放置する会社はどこにもありません。

企業法務部の対応はどの会社も発見次第、注意勧告や弁護士を使っての使用禁止、悪質な人は当然訴えます。企業のイメージもダウンします。

しかし、JAL副社長の清水氏に対して青山氏が、出版社を通じて、偽のJAL社員証が横行している旨をわざわざ伝えたにもかかわらず、それを無視して放置してきたのです。訴訟開始前の早いときですから、その後何年間も放置してきたことになります。

その偽社員証をもっていた人物「平」は、複数のアカウントで誹謗中傷を繰り広げてきただけではなく、クラウドファンディングで一般人をだまし、偽物の講演会を企画してお金を取ろうとしていました。ようやく昨年10月に、結婚詐欺などや楽器横領で逮捕されたのでした。

皆さん、この実態をどう思いますか?

明らかに「JALが彼を利用してきた」という証拠です。社会的責任のある企業の公共交通機関であるJALが、詐欺師を手先として利用してきたことになります。

ユーチューバーのワタナベさんも、変な情報にはご注意下さい。

 

以上、読者の皆さんへの情報提供でした。

 

これらの情報は吉備さんの弁護団と共有しています。

なお、吉備さんによる放送倫理員会への意見については、明らかにする会のホームページにて、すべて、その対応と結果を公表しますので少々お待ちください。

 

海保機の殉職者公葬に想う その後あの事故はどうなったのか

newsdig.tbs.co.jp2024年1月2日の羽田空港炎上追突事故から2か月が経つ。

3月2日(土)に都内で殉職された5名の公葬が執り行われた。

事故で亡くなった5名の無念とご遺族のご心痛はいかほどか、心からお悔やみ申し上げます。

このお葬式にはJALの社長は当然、出席しなければならないと思うが、まさか参列していないのだろうか?

その後、事故調査報告はどうなったのだろうか。メディアによる取材は止まったままなのではないか?

通常、一か月以内には、先進国はどこでも第一回目の中間報告をする。公共交通機関の事故はなおさらである。

しかし、2か月を経過してもいまだにない。

日航側のボイスレコーダーはどうなったのか。世間の関心が消え去ることをもくろんでいるのではと思うほど、社会的責任ある公共交通機関の大事故の事故調査報告が全く見えてこない。

一か月たっても、事故についてのニュースはこのNHK程度のニュースしかない。

これが異常事態であることに、皆さんは気づかなければならない。

www3.nhk.or.jp

報道で重要な点は、なぜ中間報告をしないのか、いつまで長々と調査をしているのか、ということを指摘することだ。

公共交通機関の調査責任を果たすには、早急な報告が必須だ。

中間報告すらない現状を指摘するのは当然だ。ここでの問題は、いつまで公表をしないのか、である。

こうやって一体、いつまで時間を延ばし、公表を避けているのか、調査を続けている内容は何か、という追及だ。なぜそれを強く言わないのか。メディアは国民の知る権利に寄与するのは当然であろう。

当たり前に事故調に対して指摘しなければならないにもかかわらず、メディアは腰が引けていないか?

日々、膨大な数の飛行機が飛んでいるのである。「早急に中間報告をする」これが最優先である。一体、どっちの立場で報道しているのだろうかとつくづく思う。

武田事故調査委員長のしどろもどろの発言を見て驚いた人も多かった。誰もが思ったのは、「この程度の認識とこの程度の責任感で、死亡事故の解明という重責のある仕事をしていただきたくはない」という不安感である。なぜならばこの方のお給料も調査費用も税金だからだ。

特に海保機の5名の殉職者のご遺族は当然のことながら、飛行機を利用する一般の皆さんに対しても説明責任と情報開示は必須のはずだ。

ボイスレコーダーは、国会議員も参加し、メディアも参加して公聴会で情報を開示して聞くのが先進国での対応である。その様子はドキュメンタリー映画を見ればすぐに誰もがわかる(ハドソン川の奇跡等)。

特に航空機の事故調査という重い説明責任を持つのは、政府に対してではなく、国民や世界中の飛行機を利用する人々に対してであることを忘れてはいないか。

日本の事故調は、この日航機と海保機の追突事故に関して、客観性をもって世間にきちんと公表をする責任がある。しかし、今の状況を見ると、その責務を自ら放棄しているとしか思えないのだ。

あの武田委員長の態度には誰もが大きな不信感を持っている。

追突事故は双方の状況を伝えることが当然であり、JAL副操縦士が訓練中に操縦していた時に追突事故が発生したのは事実である。

こうやってその後の報道もせず、第一回報告もせずにいるならば、隠せば隠すほど、疑惑を持たれて当然だ。世界の先進国の水準から劣る情報開示の後進国の日本というレッテルが張られたままの現状は、国民のためにならない。

何もやましいとことがないのであれば、日航ボイスレコーダーを改ざんせずにそのまま公表せよ!

 

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管理人です。

読者の皆さんへ重要な報告です。

森永卓郎氏のご著書が今月発売されます。

今、その前に、事前に原稿を読んだと思われる筋から、本の内容の情報が洩れ、そこに書いてある青山透子氏の著作を先に批判しておこうという傾向がネット上にある、ということが、こちらの調査からわかりました。

その手口は、SNSやユーチューバーを通じて、今の段階で先に青山氏の本の否定を伝えさせて、何も知らない一般読者や世間を不安にさせて、間違った方向に誘導しようとするものです。いわゆる卑劣な方法といえましょう。

特にポイントは、「遺物は真相を語る」のジェット燃料成分に対する部分です。

これはピンポイントであるため、明らかに出版を意識して先行して流しています。

故意的な嫌がらせといえます。

どこかの記者さんが取材と称して情報を入手してJAL側に伝え、その情報をもとにして先回りをした可能性や、今裁判を行っていますのでJAL側弁護士が印刷所に対して威圧的な態度で事前に見ることを要求したという可能性は否定できません。(内容は森永氏に確認済)

その証拠は、次のフレーズです。

ジェット燃料「ガソリンとタール」への否定、「いまさらまた青山透子の本をだしているらしい」、「森永卓郎氏が再びどこかの本を持ち上げて」等々。

SNSやユーチューブ、ニコニコ動画など、このフレーズにはご注意ください。

 

以下も、横領や詐欺で逮捕された平行紀によるものです。ご注意ください。

皆さん、だまされないようにお気をつけください。

 

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追加情報です。

ネット上の偽情報や誹謗中傷について、詐欺師の「平」のみならず危機管理のコンサルタント会社が関係している可能性大、という情報です。

JAL側にとって不都合な人に対して探偵を雇い、嫌がらせをするなどを行っていた、それと同時に、JALを賛美する内容の拡散を組織的に行っているとの情報です。

 

映画の「新聞記者」に出てくるように、内閣情報調査室防衛省情報局が仕事として、懲らしめたい相手の誹謗中傷をネット上で行っていた時代は終わりました。実際に内閣府の職員が、政府にとって都合のよい関係者のブログや都合の悪い人を批判するSNSに「いいね」を職務中に押していたという報道もありました。

また、原発事故の東電や九州電力の報道のように、公聴会参加に社員を行かせていたとか(いわゆるサクラ)、元社員が書き込みをする、といった時代も終わりました。

 

いまは危機管理部門の外注の時代です。

JAL自体が行えばリスクが大きいため、こういったことはコンサル会社に依頼している可能性は大きいと思われます。

次のような手口は、まさにコンサルタント会社の仕業ともいえます。

① 森永氏の本の発売前に偽情報を流して、日航123便に関する信憑性を疑わせる

② 2日の海保機との衝突の際、いち早く「JALのCAを賛美」するよう

   日航賛美の内容を拡散「JALありがとう」作戦 ➡これは全部やらせ

③ 元JAL社員をメディアに登場させて、元客室乗務員がCAを賛美

④ 元機長が「夜間は見えない」「夜間に海保機はこのように発見不可能」という

⑤ 海保機側が悪いという報道を先に拡散

⑥ JAL機が昨年と今年、管制官の指示を無視して滑走路上に誤侵入した事実を隠す

⑦ 整備子会社が整備記録を破棄して隠蔽して業務改善勧告が出たということを隠す

⑧ CAの評判を上げるために新社長を登場させた(先走りで逆効果➡失敗事例)

⑨ 四十九日直後からコマーシャルと番組利用の宣伝を拡散

  ➡JALのイメージアップを優先させ海保機側が悪いという印象を大衆に植え付ける

⑩ 各局の番組でJAL協賛の番組を制作してもらうこと(キックバックあり)

⑪ JAL自発的御用作家による「エアガール」等、日航の評判を上げる番組を拡散

⑫ 「JALのおもてなし」の本、「JAL客室乗務員の功績」を強調する広報活動

 

結論として、金をもらって仕事として、コンサルが誹謗中傷や世間への誤情報を流しているとすれば、まるで無法地帯です。

コンサル会社を隠れ蓑した、悪質な行為です。違法での逮捕はコンサルの社員だけではすまされません。依頼主も同罪です。

まるでオレオレ詐欺師の集団行為のような質な誤情報に、皆さん、くれぐれもひっかからないように、惑わされないようにご注意下さい。

 

最後に、読者の皆さんからの声をお伝えします。

 

「海保機殉職者のお葬式が執り行われているとき、JALの宣伝が入ったことに不快感を覚えた。さすが、次期社長同様、無神経な会社であると感じた」

「なぜボイスレコーダーを隠すのか、副操縦士の訓練中の前方不注意だったから、バレたら困る、としか思えませんね」

「39年前ですら、第一回報告は一週間後であったと記憶する。なぜいまだに事故調から報告がないのか。不審に思うのは誰でも同じやね」

JALがらみは不透明が多い。おかしなことも多い。なにをやらかしても責任逃れの免罪符の会社なのでしょうか」

 

注)管理人は「明らかにする会」正会員、青山透子と古くから交流のある大学関係者、元日航スチュワーデス等が情報を共有し、外部からの情報や明らかにする会への情報提供などをもとにして交代で管理しています。

 

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コンサルタント会社に任せる是非について、一例をあげているところがありましたので、リンクをしておきます。参考までにどうぞ。

「正直ものがバカを見ない社会を創りたい」アサミ経営法律事務所

www.asami-keiei.jp

 

 

JAL国の規定に違反して試験不正が常態化・ANAも不正

2月9日、JALの子会社の空港制限区域内の車両試験の最中、受験生に資料を閲覧させていたことが発覚した。国土交通省は国の規定に違反しているとして不合格とした。

www3.nhk.or.jp

さらに、2月21日、同じ試験でJALの別の子会社も不正試験が発覚した。また、ANAも子会社を含む2社が試験中の資料閲覧を許し、不合格となった。

NHKニュースによれば、日本航空は「当該の行為をコンプライアンス違反、安全運航を阻害しかねない重大な行為と捉え、再発防止に努めます。心からおわび申し上げます」とコメントしている。

ANAホールディングスは「安全を担保するルールから逸脱する事象を発生させ、深くおわび申し上げます。再発防止に取り組み、信頼回復に努めます」としている。

www3.nhk.or.jpこれらを見てみると、本当に今、恐ろしいことが起きていることが明確だ。

試験監督は社内の人間であることから、試験の不正を知りつつ、取り急ぎ合格させようといった意図が見え隠れする。これを人材不足のせいにしてはならない。

なすべきことをなす、やるべきことをやらなければ安全は保てない。

さて、最近随分、偽情報が出回っているとの報告を受けた。

丁寧に教えてくれる本物の現役とJALOGからメールが届いた。

例えば、元CAと称して、事故調の向こうを張って、日航123便墜落事件の真相をあきらかにしようとする動画が出てきたらしい。それは大変結構であるが、そもそも、CAの間では使わない言葉を使っていることから、おそらくCAのなりすましであろう。私たちには独特のクルー用語(いわゆる業界用語)があるためすぐにわかる。百歩譲ってもJALではない。その内容は古くからある焼き写しだが、ところどころに嘘も交じっている。例えば「オレンジ」という言葉の説明については笑ってしまった。当時でもあのようなことは言っておらず、当時のB747型機の元機長さん(本物です)にも見せたが、大笑いであった。せいぜい頑張っていただきたいと思うが、偽情報は流さないでほしい。そしてこの事件を扱う人間は、相当の覚悟がいることを認識してほしい。

つまり、視聴者側が情報を持っていない場合や知識がない、いわゆる業界用語を知らない一般人は、いつの間にやら騙されたり、洗脳されてしまうからだ。特にユーチューブなどは何事も要注意である。

また、最近の動画で当時のB747型機のジェット燃料は「ケロシン」ではなく、「JP4」という主として自衛隊軍用燃料を使用していたので、私がケロシンと書いたのがウソのように伝えているものがあった。これもB747型機の元機長と大笑いをした。ただ、明らかなデマであるため、ここでは簡単に説明をする。

ケロシンよりも劣悪な燃料JP4(いわゆる軍事使用)は、戦争中に使用したものである。東京大学の宇宙航空研究所に燃料の変遷と成分表ならびに日本におけるジェット燃料の性質と成分の研究が細かく掲載している。

そもそも自衛隊や米軍など軍隊が使用していたジェット燃料は粗悪な物質が含まれており、戦後、その残った燃料は自衛隊が使用してきた。民間航空は改良してきたケロシンを使用するようになっていった。60年代から70年代の話である。

ジャンボ機導入に際しては、超大型機で新品の飛行機で非常に高価なものであり、さらに乗客数が500人を超えるため、絶対的に安全を担保できるものにしなければならない。従ってケロシン以外使用していない。

よく考えてみてほしい。

軍用では、搭乗員が1名(ゼロ戦)、2名以上何十名ぐらいだけである。

ある意味では何かあっても死ぬ人数は少なく、しかも軍人用飛行機である。パラシュートや緊急脱出シートが備え付けてあり、飛行機が墜落しそうになれば、空中に脱出できる訓練も受けている。

実際に雫石事故(全日空自衛隊の衝突)では、全日空の乗員乗客は162名の全員が死亡。自衛隊員は全員(2名)無事、つまり空中に脱出したため助かった。

このように、民間航空機と自衛隊機(軍事用)は生存率が明らかに違うのである。

従って、特にジャンボ機導入の際は、乗客数があまりにも多いため、運輸省の指導もあって世界的にも絶対にケロシンという安全性を優先するものにしていた。

「実は~そういっても裏ではJP4を使っていた」ということは何の根拠もない明らかな間違いであり、フェイクである。こういった情報に騙されないでほしい。

特にジャンボ機の場合の搭載燃料の量はおびただしい量であって、タンク内に不純物が入り混じっては困る。安全性のみならず燃焼性も粗悪ではいけないのである。

その「JP4」を唱えている人物は、おそらく「ガソリンとタールのにおい」だけを否定したいから、誤情報を世間に流しているのだろう。火炎放射器という証拠をどうしても否定したい人物、それは元自衛隊員である可能性は高い。また、当時のニセ情報は高浜機長の友人か教え子の機長が流したのであろう。自衛隊出身者たちの異常な結束は、隠蔽を生み、日航より自衛隊を優先する特異な存在であった。

実は過去にもカモフラージュしながら、平気で嘘をいう、そういう人がいた。詐欺師で逮捕された「平行紀」もそうだ。パイロットという触れ込みとJALの偽社員証でだまされた人も多かった。いずれも論拠がない、つまり客観的証拠がゼロである。世間は彼らが偽情報を出してくることを見抜かなければならず、あまりにも無知すぎることに気づかなければならない。

物事は多角的に、また複合的に考えなければならない。

拙著「遺物は真相を語る」に書いた通り、現場にあった物質からは、ケロシンとは明らかに違う成分が多数検出されていた。さらにクロロフォルムも入っている。高分子弾体プロポリマーの成分も入っていた。ゲル化成分もそうだ。大学での研究機関での調査には1年を要している。

これらは一体、何の物資を示しているのか。

東京大学宇宙航空研究所の論文には「火炎放射器の燃料をゲル化する理由は、銃口のところで火炎が広がって目標に当たる前に大部分燃えおわってしまい危険だから」、「目標にへばりついたら最後、高温を発して長く燃え続けさせてこそ火炎放射器の機能が発揮させられる」と書いてある。

つまり調査の結果、この火炎放射器の成分と一致したのである。

上野村御巣鷹の尾根にあった遺物の分析結果は、重大な科学的根拠である。群馬の山奥の村で墜落現場にそういう物質があったという事実。さらにその後、1年間以上「神流川発電所」建設のために御巣鷹の尾根全体がすべて立ち入り禁止にされていたという事実。その間、大量の土を盛って土壌を改良したという事実。

だからこそ、今なお大雨で土砂崩れが起きれば、地中から細かい破片や機体残骸が出てきてしまうのである。地中から今も残骸が発見されたというその記事は拙著「墜落の新事実」の単行本ならば150頁、文庫本は167頁にある。

遺物の調査の詳細は、「遺物は真相を語る」をしっかりと読んで、大学の研究機関で調査をした表を基にした分析をよく見てほしい。(p141~p161)

JP4の燃料を使用した、というフェイクニュースを信じてはいけない。

当たり前のことをまっとうに科学的にとらえていかなければ、この事件を語る資格はないので十分注意してほしい。520人の死に対し、信念を貫き通す覚悟があるか否か、あるのはそれだけである。

 

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管理人です。

最近特に次のような情報が入ってきます。これらの情報は出所が確かな一般市民からのものです。

 

「JP4やらなにやらを言い出す人がいるが、具体的な名称で情報を持ち込む人物は、元自衛隊員で当時火炎放射器を使用した人物だと思われる」

木原稔JAL社員が防衛大臣ならば、日航の陰に隠れて裏で糸を引く人間が自衛隊である可能性は高く、JALはずいぶん恐ろしい民間企業になったものだ。絶対に乗らない」

「長年英国で冤罪を作り続けてきた富士通もそう、トヨタ豊田織機不正で豊田章男会長が、絶対にやってはいけないことと謝罪した。日本企業の文化は時として隠蔽を生む。素直に認めて謝罪する、これこそが企業と顧客の信頼関係をもう一度作る。防衛省はどうだ。この事件を隠したまま防衛費増大とは国民をバカにしている。事故調の金もすべて税金だ」

JALは卑怯者といわれても仕方がないでしょう」

「明らかにする会を分断させようとする人物によるものが多く見受けられます。これは組合活動の中心となって会社側と交渉しているうちに、いつのまにか逆に会社側に取り込まれて、そのうち組合を分断させる目的で動くやり方と同じです。日航にはそういう人物がいました。ミイラ取りがミイラにならぬようにしなければなりません」

「平行紀事件以降控えめだったのが、1月2日の日航516便以降あれこれ工作員の活動が活発になっている」

「W氏と青山さんを喧嘩させようと、仲たがいさせようとあることないこと吹き込むややつがいる。そんなやつの誘導にのっからないでください」

なるほど、それならば理解できることも多いですが、世の中、くだらない人間もいるものですね。

 

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追記情報

皆さんもお気づきの通り、四十九日を過ぎたあたりから、民放の番組を利用したJALの宣伝が出てきました。CMのみならず、番組内で「JALのラウンジやJALの座席はこんなに豪華」とか、「タレントがワーワーとJAL空港ラウンジで騒ぐ」というような内容です。番組としてJALを宣伝してもらう、といった方法での広告です。いわゆる「広告費を出す余裕のない会社の苦肉の策といった番組利用のせこいやり方ですね」

「こうやって番組制作者を取り込み、日々無料航空券を配布しているのでしょうね」

「マスコミとJALの持ちつ持たれつが、よ~くわかる。それが鼻につく」

 

皆さんのこのような声もお届けしておきます。

 

海保機で亡くなられた方々へ 四十九日に想う

四十九日

本日は1月2日に羽田空港炎上事故でお亡くなりになった方々の四十九日。

心からお悔やみ申し上げます。

またあの日、何もわからずに焼死してしまったペットたちにとっても四十九日。

愛するペットを失った方々へ哀悼の意を表します。

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あの日、能登半島への災害援助で羽田空港を飛び立とうとして亡くなられた方々は、「特殊救難隊というスペシャリストであった。

特殊救難隊とは、第三管区海上保安部の羽田特殊救難基地において編成し、成績ならびに技能優秀であって、訓練競技会で優秀な成績を収めた人たちである。その貴重な人材が一瞬にして、あの追突事故で亡くなられてしまった。

一月一日夜、新潟県富山県沿岸を飛行、そのあとに羽田にて特殊救難隊を搭乗させて石川県の小松空港へ向かい、二日午前二時半ごろに羽田に戻った、というスケジュールであった。

二日午後五時四七分、再び能登に向かう予定で滑走路上で離陸待機中に衝突事故が発生したのである。

特殊救難隊の動画を見ていただきたい。(テレビ朝日放映・2023年8月)

こういう仕事をしてきた5名もの優れた隊員たちの命が失われた悲しみは大きい。

国民の宝ともいえる存在の方々であった。合掌

news.tv-asahi.co.jp

さらに、羽田空港で大破した海保機は、あの2011年3月11日の東日本大震災の時、整備のために仙台空港の格納庫に駐機していた飛行機であったが、他が津波や浸水で流されてしまった中で唯一流出を免れた<奇跡の飛行機>であった。

このボンバルディアDHC8-300型<みずなぎ一号>は、その後製造元の技術者がカナダから来日して修理して復帰。2012年3月から羽田空港基地にて活躍をしてきた。

津波での被災にもめげずに復旧された飛行機としては世界初であり、大切にされてきた飛行機であった。

見る影もなく焼けただれてしまった飛行機にも合掌。

そしてペットたちにも心から冥福をお祈りしたい。

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今、改めてこの事故を考えてみる。

いまだにJAL機側のボイスレコーダーが公表されていない中、客観的事実を知るすべがないことや、事故調の中間報告すらない現実に驚くばかりである。この事故調の体制は一体どういう根拠でこうなるのだろうか。その検証や報告がいまだに出てこないのは明らかにおかしい。

ましてや羽田空港は過密の一途をたどり、都内の高層マンションの真上を低空飛行しながら滑走路に向かっていく姿は、日常的に恐ろしさを感じさせる。

JALは、公共交通機関としての役目を果たせなかった追突事故の当事者であって、その自覚がない。自分たちで罪はないといいつつ、その二か月前と今月に、他の会社の飛行機をゴーアラウンドさせるほど、何度も滑走路に誤侵入していたという事実で、国土交通省に抜き打ちの立ち入り検査をされている。

昨年の十二月には整備部門会社の隠蔽で業務改善勧告まで出ている。それを隠したまま、先月、まだ四十九日もたっていない中、新社長就任記者会見を行った。

 

日航社員で、長年定年退職まで社内における事故処理や事故調査を担当してきた山本善明氏の本によれば、「社会的責任が大きい事故は必ず事故調が中間報告を行ってきた」と書いてある。

特に彼が担当した事故で印象深いものは「1982年2月9日発生日航350便福岡発羽田行」である。俗に言う「逆噴射事件」精神分裂病(当時の病名・心身症)を隠して乗務していた片桐機長が引き起こした事故であり、羽田沖に墜落して乗客乗員24名が死亡し、149名が重軽傷を負った。機長は事故直後に一人で乗客に紛れて脱出し、カーディガン姿でさっさと救命ボートに乗り、どこにもいなくなっていたことから、大問題となった事件である。その後、精神鑑定の結果不起訴となり、上司もふくめて誰も責任をとらないまま今にきている。死者は報われない事故であった。

この墜落事故で事故調は、社会的問題が大きいとし、事故調査委員会の責任として、事故発生から一週間後の2月16日に第一回中間報告を発表しているのである。

一週間後ですよ、武田委員長。今と比べて、一体これをどう説明するのでしょうか?

つまり、死者が海保のエリートであることも含めて考えれば、今回の1月2日における追突事故に関してもっと早期に第一回中間報告をすべきである。

それとも、あの事故調査委員長の武田氏の曖昧な発言通り、何か不都合な部分を隠しているのか、いまのいままで一体何をしているのか、時間だけをやり過ごしているとしか思えない。

 

事故調査はありのまま、公明正大に行うことが当然のはずである。

 

海外では、特にアメリカのNTSB(国家運輸安全委員会)は、事故調査報告会として、国会議員やパイロット組合、様々な部署や有識者、マスコミも参加して三百名ほどの規模で公聴会を開き、その全員でボイスレコーダーを聴き、さらに製造国がシュミレーターで墜落場面を再現して検証をする、といったことが今や当たり前なのである。

開かれた場での事故調査委員会なのである。

その様子はドキュメンタリー映画ハドソン川の奇跡(2009年・USエアウエイズ1549便墜落事故)」の最後の場面で出てくるので、ぜひ見てほしい。この映画は武田氏にも見て頂きたい。これが正当な方法による事故調査委員会の報告なのだという自覚をもっていただきたい。いかに日本が遅れているか、ご本人もハッとするであろう。

ちなみにこの墜落事故の場合は、事故調の見解と機長の証言が合わずに違う結論になりそうだったが、実際の飛行状況を考慮して検証した結果、パイロット側がこの公聴会によって無罪となったケースである。しかし、逆の場合も当然ある。

ここで大切なことは、公開して民意を反映し、大勢の人たちが検証を行うべきである意義の重要性である。その行為は信頼性を生む。これこそが最も大切なことなのだ。

特に国家公務員である事故調査委員は、公平で明確でなければならない。

 

世間に公にならないことをいいことに、会社にとって不都合なことを開示せず、逆に、会社に対して正直な人間を陰謀論者と呼んで、事実を捻じ曲げようとするやからがいる。これこそ、その企業は信頼関係を損なう。

こういった会社のいいなりと化した人物こそが「陰謀論者」であって、まさに世界中の敵ともいえよう。JALは報道をてなづけて、公共交通機関の役割と責任を果たさず、人々を危険にさらしているのである。

いわゆる次のような人間たちだ。

 日航123便の事故調査報告書付録に書いてある「異常外力着力点」を当たり前に  述べていることに対して、それを指摘した人間を「陰謀」と呼ぶことで自分の利益を得ようとするJAL関係者

 この人たちは、森永卓郎氏の発言や私の本が気に入らないからといって、こちらを陰謀と呼び、その結果、国民の公の利益を損ない、公文書を否定していることにつながっている。そのことを自覚しなければならない。

陰謀といえば、何も知らない無知の人たちは自分たちになびくとでも勘違いしている。しかし、それはあまりにも、一般人をバカにしていることにつながる。顧客はどんどん離れていく。そろそろ気づかなければならない。

② 逮捕された平行紀を利用していたJAL関係者や防衛省自衛隊関係者その他。

 逮捕された平は、いわば無知な出し子役であった。それに知恵をつけて、クラウドファンディングでは現役機長まで登場させて講演会を開く計画まであったという。そのテーマは「青山透子つぶし」であって、その胴元ともいえる指示役は、今や平一人に責任をなすりつけて逃げようとしているそうだ。これもまたそちらの陰謀者や警察で解明すべきことであろう。

さて、前述の山本善明氏の著作に非常に興味深いことが書いてあった。

まず山本氏が日航の数々の事故処理の裏話や実際の状況を書くにあたり、心掛けたことは

「無責任と安全軽視。事故は結局、人がつくりだす。だからこそ公共の利益にかなったものであるならば書く必要がある」

全く私と同感である。

さらに山本氏は、

「航空会社は命を預かる商売。いったん事故が起きれば人の死の原状回復は不可能。命を脅かす不安定要素を常に積極的に排除する義務がある。実務者がその義務を行わないならば、あえて公表しなければ社会的責任を果たしたとはならない

その通りだ。

山本氏のように重要で正しく指摘する者を、会社に不都合だからと逆に陰謀論者と称して茶化す。世間をだます。こういったことを平気で行う人間が、JALの社内や関係者にいる限り、社会的な責任を放棄してきた会社といえる。

事故調も公共の利益と自分たち内部の不都合を天秤にかけてはならない。

武田委員長の社会的責任は何なのか?国民への視座を忘れてはいないか?

 

この山本氏の本に対して、JALは当時「嫌がらせ」をしたそうだ。

その嫌がらせは、「この本は完全に無視してください」と内外にアピールし、書評を書いた人を突き止めて批判したり、「このような本は記事にはできない」と言わせたり・・・山本氏はJALによって様々な工作をされてきたという。ある時は、仕事であっても熱心に遺族のケアに取り組んだ結果、逆に「どうも遺族に新興宗教を吹き込んだらしい」というデマまで吹聴された。会社にとって遺族ケアは不要で適当にせよ、というのか???信じられないほどのひどさである。

あとは、お決まりの文句「家族が暴力団だから怖い人だから近づくな」とか「あの人はおかしな人」とか、いろいろ嘘八百並べて彼を窮地に追い込もうとしたのであろう。

まったく私への嫌がらせと同様だ。

JALはこういった社員(元社員)工作員を、無料航空券を手土産にして、いろいろなところに送り込んできたらしい。

はっきり言っておくが、山本氏はいわゆる私と同じ、JALの正当派であってまっとうな人間の保証付きの部類である。私は皇族フライトもしたことがある。

つまり、こんなことをいわれる筋合いは一切ない。

 

企業にとって本当に大切なことは何か。

本心から、まじめにひたむきさが顧客に伝わらなければならない。

植木会長、赤坂社長、次期鳥取社長にそれはあるのか???

あの会見からは、到底あるとは思えない。

私や森永氏に対して、陰謀と叫んで自己弁護するのではなく、またこれ以上、愚かな書き込みを続けて検索トップに出すことは広報の仕事とはいえない。そんなことは、まっとうな人間のすることではないだろう。

そうやって世間をだまして一日が終わる気分はいかがなものか。

そうやって、自分たち自らが最悪の会社を作っていることに気づかなければ、顧客を失い続けていく。ビックモーターなど不祥事会社を見ればすぐわかる。

過去も含めて日航機がらみで亡くなった死者たちは浮かばれないだろう。

オリンピック選手たちは、JALが業務改善勧告を受け、抜き打ちの立ち入り検査までされるような会社のマークをつけて戦う気になどなれるはずもない。後ろの衝立にもそんなマークが見えればツキが落ちる。世間はそんなに甘くはないのである。

 

追記

 

森永氏の死をかけた発言や私の作品に対して貶める目的の陰謀論者の悪質なものには一週間の猶予のみ与える。その後は当然のことながら特定して公表する。

それからもう一つ。

四十九日が経ったとたんに、またもや紅白鶴丸会見を行ったらしい。今度は倒産以来閉鎖されてきた貨物便の復活だそうだ。貨物をせっせと運んで儲けようとするのは勝手だが、まだ四十九日が終わっていない日に記者会見とは呆れた。本当に懲りない面々である。

 

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日航123便墜落事件の3年前の1982年に発生した逆噴射事件についての映像はこちらです。

当時、生まれる前の方々、忘却の彼方にある方々も、じっくりとご覧ください。

www2.nhk.or.jp

 

 

 

 

 

JAL機が停止線オーバー! 国交省が抜き打ち検査

JAL機羽田炎上事故の2か月前の11月、JAL側が海外の空港で管制官の指示を間違えていたのである。さらに今月、再びJAL機側が滑走路へ誤侵入していたことが発覚した。

JAL機が米空港でまたトラブル、停止線オーバーしデルタ機着陸やり直し…国交省が抜き打ち検査

www.yomiuri.co.jp

日本航空 米空港でトラブル相次ぐ 国交省が立ち入り検査

www3.nhk.or.jp

航空機事故というものは、必ず連鎖的に起きるものである。しかし、同じ失敗を繰り返す会社はめずらしい。

相次いでJAL機側のミスによって重大インシデントになる寸前のことが起きていた。

2月6日、JAL機側が、米国サンディエゴ空港の滑走路の手前にある停止線を越え、別の旅客機が着陸のやり直しを行っていたのである。

JAL機のパイロットは「曲がる地点はもっと先だと勘違いしていた。」ということで、勘違いでは済まされないことは、今年の1月2日の自社機大炎上事故でわかっているはずだ。別の旅客機がJAL機に気づき、直前で着陸をやり直す「ゴー・アラウンド(着陸復行)」をしていた。これこそが1月2日にJAL機側がすべきであったゴーアラウンドによる重大事故の回避である。

このJAL65便のパイロットは,管制官の指示は正しく認識していたが、誤ってB10(滑走路番号)に進入したとみられており、日航は「社内で調査中のため、コメントできない」としている。コメントできないのでは済まされない。

また、同様のことをJAL機が起こしていたことも明らかになった。

www.yomiuri.co昨年11月といえば、あの正月2日の大炎上事故が起きた際、JALはこのシアトルにおける自分たちの滑走路誤侵入を隠していたということになる。報道関係者も隠蔽に加担していたことになる。

こうやってJALに対する信頼性がなくなっていくのは当たり前だ。

 

なぜシアトル空港で起こした自分たちのミスによる滑走路誤侵入を公表せず、報道も伝えなかったのか。そしてまた今月に入って同じミスを犯したのか。

日航側は、昨年11月の誤侵入の際、訓練内容の見直しなどの再発防止策をまとめた。日航は「社内の関係部署で事例を共有し、再発防止を図った」としているが、その直後の1月に炎上追突事故が起き、さらに今月の2月6日に誤侵入をしていたのは事実だ。

それにしても昨日、日航国土交通省の抜き打ち検査をうけており、同じミスを繰り返すこの会社の体質そのものにも、メスをいれなければならない。

今、1月2日の炎上事故の事故調査が行われているが、こうなると、JAL機の副操縦士が訓練で操縦していたことによる「気が散っての見張り注意義務違反」が発生してもおかしくない。

事故調は、いまだにボイスレコーダーを出さず、機長名も副操縦士の名前も出ていない。

JALOBのパイロット解説者たちは、日航は悪くない、と報道の中で言い続けてきたが、

このシアトルとサンディエゴ空港でのJAL機ミスによる滑走路誤侵入について、JALOBの解説者はどういう言い訳をするのだろうか。

 

この会社の悪い癖は、広報に頼り、報道関係者への口封じをすることによって世論を自分たちに都合よく誘導する方法を、長年にわたって身に付けてきたという点だ。

何かが起きればもみ消すノウハウだけは山ほどある。

その結果、真摯な反省もせず、世論受けだけを狙い、社内は我関せずと落ち着き払い、他人ごとのように言い、誰も責任を取らない。そしてその被害は、すべて乗客にかぶさってくるのである。

社内で聴くところによれば、安全軽視で合理的な発想をし、男性役員の受けがいい方が次期女性社長らしい。そんな程度の社長が、自社便の滑走路誤侵入を隠したまま紅白鶴丸会見で客室乗務員をほめることで世間をたぶらかし、ごまかしていたということだ。まったく話にならない。

公共の乗物として安全優先という自覚が欠落している社長であればあるほど、絶対に安全は保てず、このように同じ失敗を繰り返す会社となる。

乗客が航空会社を選ぶ際に一番重視すべき点はそこである。

社員たちは、お客様が命を預けるサービスであることを自覚し、パイロットたちは、自分の操縦するコックピットの後ろに座っている乗客の「顔、顔、顔」を見て、それを自覚することこそが大事である。

私が日航123便の話をする際、お会いする方々に524名の名前が書かれている座席表を持参する。その座席表には、それぞれの座席に座って亡くなったおひとりおひとりの膨大なお名前と、その下に小さく記されている「歯形、免許証、指紋、ネックレス」といった当時の身元確認方法が書いてある。そこへの想いがあってこそ、安全運航の意味が初めて立ち上がってくるのである。

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ご注意 刑法197条の該当者

有価証券(開発航空券・無料航空券も含む)をばらまくJALから、それを受け取ってJALに便宜をはかった人々は、もういい加減に襟を正さなければならない。

特に地方の公務員、国立大学、県立大学、市立大学の教職員、市町村長、県市町村議会議員、国会議員、官僚等(事故調査委員も含む)が、何かをする場合に「JALにお伺いを立てなければいけない」、「慰霊の園から小田さんや青山の本をはずした」、JALの要請によって「小さな目はみた」の展示を取り止めた、「大学などの図書館から青山透子等JALにとって不都合な図書を排除した」。

こういったことは、すでにJALに便宜を図った証拠である。

贈賄罪とは、公務員に対して賄賂供与した者、またはその申し込みもしくは約束をした者に成立する犯罪

賄賂の授受は、公務員の職務の公正とそれに対する社会一般の信頼を害するため処罰の対象とされています。
・賄賂をもらうなどする行為→収賄
・賄賂を贈るなどする行為→贈賄罪

賄賂の見返りに便宜を図る、または相当の行為をしなかったとき、これが犯罪の証拠となります。

くれぐれもご注意ください。

 

 

 

 

 

 

JALよる大学への懐柔作戦・裁判情報を学生に与えない方法

弁護団や私が講演を行った大学への日本航空によるおかしな懐柔作戦

以前、全国学図書館協議会選定図書に選ばれた推薦図書である私の本が、忽然と●○大学の図書館から消えた事件があった。それまであったにもかかわらず、裁判の準備段階あたりから突然消えたのである。東京大学では、なんとその時、急に日本航空とコラボ!が浮上して、その後ずっとコラボが行われていたのだ。

ちなみに、拙著は裁判所に証拠採用されたものであってその内容に正当性がある。

その後、東大では不審に感じた方が本を寄付をしてくださったとお聞きしたが、一般の学生に開示しているかはわからない。

偶然、大学関係者からこういった事情を聴き、それが東大生のみならず、東大に入りたい中高生への見学会まで日航が行っていたことがわかったのである。さらにフランスへの見学ツアーでは、JALのパリ支店長まで参加している。

こういった癒着によって大学という自由の研究機関から故意的に書籍を排除するならば、日本航空の言いなりになっている証拠となる。

全国の国立大学でも、裁判資料となった拙著が排除されていたのであれば、これは文部科学省も絡んだ恐ろしい情報統制である。ここは日本国のはずである。

文部科学大臣盛山正仁氏にお聞きしたい。大学教育で重要で大切なことは何か。

大学においてその教育は、客観的で公平な視点から行わなければならない。

学問の自由に保障された大学の自治とはそういうものであり、

外部から干渉を受けずに、大学構成員により意思決定を行い、管理、運営することが大学の使命であるはずだ。

例えば最先端企業のメーカーや技術力として科学的にコラボするならばわかるが、航空機メーカーでもない運輸サービス業の日本航空と、しかも現在この会社はボイスレコーダー等の情報開示を拒否して最高裁で審理中であり、昨年12月には業務改善勧告も出たような不適切整備を行った会社であって、そのJALとのコラボである。

業務改善勧告はこちら

www3.nhk.or.jp

この陰湿な隠蔽体質が明るみになったJALとコラボし、学生に対して日本航空側に都合のよい情報提供だけで、関連した本まで隠し、講義内容が偏っている」となれば大問題であると、大学の関係者からお聞きした。

また、国立大学、県立大学等の公務員(教授)に対して、日本航空が何等かの便宜を図っていたならばそれこそ贈収賄問題となる、ともお聞きした。私立大学でも内規があり、教育者が特定の企業に肩入れして賄賂、つまり金品・有価証券(航空券等)をもらい、学生への教育をゆがめてはならない、とのことであった。

また今回のように、海保機で亡くなられた5名の乗員の四十九日もたっていない中で新社長お披露目紅白鶴丸会見などを見てもわかるように、死者への哀悼の意どころか配慮すらない。この会社の体制のどこに安全への意識やホスピタリティがあるのだろうか。

この日本航空から何を学び、何を得るのか、教授たちも考えなければならない。

吉備素子さんは昨年、裁判を知らずその中身もわからずにいては困るとして、安全啓発センターに見学に行った●●大学の教授に対し、丁寧なお手紙とともに事故原因の付録に関する資料をお送りした。その大学の理事の方も裁判資料を送ってくださった。母校を思うがゆえ、間違った情報に学生が接しては困るからである。日大のような隠蔽と癒着を気にしてである。

しかし、今だに●●大学は無視状態である。JALは、弁護団が講演を行った土地にも入り込み、その土地の大学をも狙い撃ちしているのである。

 

いったい、大学とは何か。金をくれる企業の言いなりなのだろうか。

こちらが講演した大学に対してしらみつぶしにあたり、それをてなづけたならば、これは許しがたいことである。

このような卑劣な方法のその背景に吉備さんや私、そして弁護団に対する事実無根の誹謗中傷がある。それを吹聴した人物を特定し、名誉棄損で訴えることも視野にいれている。聞くところによれば、各大学出身の日航OB、OG、現役社員が話を持ち込み、関わっている可能性が高い。

なお、これらについては現在弁護団と情報を共有している。

 

以下、日本航空とのコラボ

www.u-tokyo.ac.jp

www.waseda.jp

press.jal.co.jp

JALサマーワークショップ 立教大学経済×日本航空

https://www.rikkyo.ac.jp/eco/career/story/students/lecture_info/img/2020/jal20200730.pdf

 

 

日本航空JAL)とオンラインによる社会連携科目を開設 明治大学国際日本学部「日本のホスピタリティ・マネジメント」

www.meiji.ac.jp

さらにほかにもある。

長年グリーフケア(悲嘆)に取り組んでいる研究所のある上智大学では、柳田邦男氏と美谷島邦子氏がペアとなって講演会や安全啓発センター見学等が行われてきた。長い間行ってきた担当教授が退職してそのプログラムがなくなったとたん、JALが別の手法で入り込んできたのがこれである。

上智大学とJALが連携協定を締結|上智大学

 

特に裁判開始後、JALは次々にこういったことを繰り広げていた。

こうやって知らぬ間に、学生を都合よく指導(洗脳)していく手法は一体何なのか。いずれも就職とからめ手であろう。

日航123便の情報開示裁判中、学校図書館推薦図書の拙著や私を貶めて根拠なき悪口を言いふらし、こっそり図書館から排除して隠させたのは明々白々である。そればかりか、最高裁での判決前に、学生に特定の企業の立場からのみの教育がなされ、一方的な情報を与えていたとすれば、欺瞞に満ち満ちたコラボとなり、世間からの軽蔑と批判に値する。

学生の保護者でも疑問に思っている人が多くいる。

社内外からは、

「植木会長や赤坂社長は好き勝手にし放題だ。これ以上、会社を好き勝手にしてくれるな(日航OB)」

「植木氏は芝居がかっている。稲盛氏から気に入ってもらえたのは、単に片岡千恵蔵の息子だからだろう。経営の素人が、マスコミ使って盛り立ててもらっていただけだ」「飛行機が最も嫌うのが嵐なのに、機体に「嵐」を描いて長年起用した。ジャニー喜多川氏と仲が良かったからといって「嵐」はないだろう」

「遺族対策にジャニーズ男子を日航社員と偽り、日航123便遺族の○○さん(社内用語でUUU客扱い)に『僕はあなたの亡くなった息子さんと同じ年です。何でもお申し付けください』と言わせて良い気分にさせていたそうだ。そういう派遣していたという噂話を聞いた」

「あの性加害報道で、日航は急に手のひらを返し、早々にジャニーズ事務所との縁を切った。早急に手を切った良い会社と自慢してネット上で流したJALの態度は、経済界からも「なんだあれ」「ずぶずぶだったくせに」と疑問視された」

「植木さんはパイロットの腕は悪かった」注)これはご本人も認めている。

 

そして大学関係者からは、

「大学経営が厳しいからといって、少子化だからといってなんでもありでは困る。教授に客観性が失われている。問題ある企業と組んでもらっては大学のブランドにも傷がつくことを考えるべき」

「恣意的理由で一企業に配慮して書籍を排除したとすれば、まるでナチスのようなふるまいであり、学問の府として由々しき事態である。戦争中でもあるまいし」

もう一度書く。拙著は裁判所に証拠採用されたものであってその内容に正当性がある。それを大学という自由の研究機関から故意的に排除するならば、日航の言いなりになっている証拠となる。そこに日航からの便宜や金銭が絡めばなおさらだ。

私はこの実態に大変驚き、日航のなりふり構わない陰湿性とプライドもない落ちぶれ状況に情けなくなったのである。

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ところで、この窃盗と詐欺で捕まった平行紀のニセ社員証(本人公開)には裏側もあり、表も裏も本物そっくりである。空港で誰かのIDを盗撮したとしても、裏側まで似せることは困難だ。

おそらくJALの現役の誰かが素材を提供しているはずだと思われる。この顔写真(髪の毛は別)にそっくりな「七つの顔」を持つ男がいるという情報が入った。OBによれば「ある時は探偵、ある時は片目の運転手~」どこか遠い昔にそんなセリフがあっただそうだ。

オレオレ詐欺師のように、彼の元締めとなった指示役はさて誰でしょうか。

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追記 その1

JALの営業本部や販売にいた社員によれば、

「こういった大学への航空券は開発航空券であろう。特申を書きまくっているに違いない。特申とは社内用語で、特別申請のことである。○○に便宜を図ってほしい、とか、○○大学に渡したいとかという、申請である。秘密裏に役員がやっていたならばさらに大問題だ。他にもCF券(販促用航空券・50%~100%割引や無料)をバラまいているはずだ。いわゆるタダ券を例えば教授とか、その家族にもCF券や、株主でもないのに株主優待券などにバラまく。これが昔からのJALの手法だ。無償で家族ぐるみ旅行のご招待等なんでもありだ。旅行代金からのキックバックもあるだろう」

ちなみにエコノミークラスをビジネスクラスやファーストクラスへの無料アップグレードも含むそうだ。それこそ「沈まぬ太陽山崎豊子著)」には、一応小説ではあるが、国家公務員である官僚や議員を絡めての癒着と汚職が詳しく書いてある。

 

この有価証券(贈収賄対象)のバラマキによってもたらされる教育のゆがみは、何なのだろうか。

学生に対し、JAL裁判という客観的事実を隠蔽するために、最高裁での裁判を有利にするために大学を利用していた。そうなれば、一民間企業の思惑に乗っかって学問がゆがめられたとなる。それに就職を有利にすることまで絡んでいれば、まったく話にならない。

今回の羽田空港炎上事故で、世間や学生の保護者がJALを賛美しているとでも思っているのか。都合よく利用された報道が歪んでいることぐらい、誰もがわかる時代である。

大学を懐柔したとしても、賢い学生たちはその不可思議さに気づいているのである。

 

 

追記 その2  空育って何?

これって上から目線で変なネーミングだと思いませんか?

www.jal.com

全国の大学で、日本航空の客室乗務員による空育(そら・いく)の特別講義が開かれ、学生たちがホスピタリティについて学ぶのだという。他にも、小中高生用プログラムもあるそうだ。

昔ほど魅力がなくなったJALによる上から目線の空育っていう言い方そのものに疑問を持つ方々も多い。勉学として環境問題などを学ぶのであればよいが、いったい何を育成するのか、仕上げが安全啓発センターでの洗脳なのか、これもまた十分注視していかなければならない。

しかし、今回発表された鳥取新社長の経歴と上記受講生の大学レベルを単純に比較しても、偏差値をみても、「空育」とは、ちょっとおこがましいのではないだろうか?これは、当然のことながらシビアな意見だ。

実際、保護者の声は「あれ?日航って私の時代のイメージとはずいぶんと違う。例えば単に英語が好き、英語力を活かしたいといってもレベルがある。TOEICの点数が何点なのか、大学で教職をとって英語教師の免許を持っているのかどうか、そういうことも含めて見ても、へえ~この人が新社長なの?ふ~NN」という。これを嫌味にとらないでいただきたい。子供を「空育」された保護者の本音であろう。

この点については、誤解なきよう後ほど詳細に皆さんにお伝えしていきたい。

 

航空券のタダ券については拙著「疑惑のはじまり」の300頁に書いていますのでどうぞお読みください。

 

 

 

 

なぜ運輸安全委員長は口を一文字にして逃げるのか

運輸安全委員会委員長の定例会見の不可思議さ

1月23日、ようやく運輸安全委員会の武田委員長が定例会見の中で、日航516便に関して語った。事故発生国としての今更ながらの遅まき会見であった。

自ら世界的に関心が高い事故、と言いながら今頃の会見、しかも定例として行っていることにまず違和感があった。そして、その武田委員長というお名前が39年前の日航123便の事故調査委員長の武田峻氏と同じ武田という苗字であることに、偶然にしても驚いた。

その会見中、おかしな発言がいくつかあった。まとめると次のようなことである。

ボイスレコーダー等は国際ルールの決まりであってそのままお伝えすることはしてはならない。安全にかかわることだと判断すれば、その時こちらで中身を精査して判断する。安全に資することだと判断すれば公開はするが、生のデータは開示できないきまりである」

私は耳を疑った。どこにそんな決まりがあるのか?

だったら、三十九年前の日航123便の報道での公開は何なのか。その後条約は改正されてはいない。しかものちに、市販のDVDにまでなっている。さらに具体的に言えば、ニューデリー事故のNHKの報道は生データのボイスレコーダーである。そんな決まりがあれば、こんな報道すらできないだろう。

記者たちの質問に対して、武田委員長は口を一文字に閉じてうなずき、不都合な部分は声を発しない、代理人が答えるなど、武田氏のドキドキ感が映像から伝わり、完全に逃げておられるのが明確にわかった。

今回は、各国(英国、カナダ、フランス、ドイツ、米国)による新鋭機の調査も行われている世界的関心度の高い中でのこのいい加減な会見は、日本国として恥ずかしい。

最高裁ボイスレコーダーを開示請求している今だからこそ、こんな無責任な会見になったのだと推察した。

会見のライブ映像はこちらをご覧ください。

www.youtube.com 特にボイスレコーダーで右往左往しながら答える姿は、30分以降

そんな中、1月24日はJALエアバスA350-1000のニューヨーク線お披露目報道があった。まるで羽田炎上事故はどこ吹く風~といった表情の赤坂社長であった。

なお、この運輸安全委員会の過去の事故のページをご覧いただければわかるが、ボイスレコーダーは、たとえば一例として名古屋空港で発生した中華航空事故が完全に抜け落ちずに公開されている。他国の飛行機だと、そのまま開示するのだろうか?

日本航空はしないきまりでもあるのだろうか?

以下、参照のこと

96-5-B1816
中華航空公司所属 エアバスインダストリーA300B4-622R型 B1816 愛知県名古屋空港  ボイスレコーダー記録部分(233頁より)

https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/download/96-5-B1816-09.pdf

 

ついでに、日航123便の「異常外力着力点」もご覧ください。

62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)
日本航空(株)所属 ボーイング 747SR-100型 JA8119 群馬県多野郡上野村
JA8119に関する試験研究資料)

https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/download/62-2-JA8119-huroku.pdf

特に、P95「18時24分35・70秒において~約24キロ・ポンド(約11トン)の前向き外力が作用」

P101 「~それぞれ異常な外力が作用したことが確からしく考えられる」

p116 「垂直尾翼に黒丸で記された異常外力の着力点」

 

どうぞじっくりと映像ならびに事故調査報告書をお読みください。

なお映像でボイスレコーダーについて曖昧な発言は後半です。

大学へのJALの懐柔作戦について加筆をしたため別のページに移動しました。